今さら知らなかったは恥ずかしい、先生が身に付けておくべき日本語
まずは、どう使い分けるか、自分で考えてみてから下の解説をご覧ください。
【本日のお題】
「回答」 と 「解答」
「量る」 と 「測る」
「超える」 と 「越える」
「辞典」 と 「事典」
「受賞」 と 「授賞」
【解説】
回答
⇒質問などに答えること、返事すること。
※「回」は返るという意味
例:アンケートへの回答
解答
⇒問題を解いて答えること。
例:テストの解答。
★少し複雑な例★
算数の授業で、先生が計算の問題を出し、児童が答えを発表する場合は、回答でもあり、解答でもある。
先生に聞かれたことに答える⇒回答
計算した結果を答える⇒解答
量る
⇒容量、重量などの量を数えるとき
例:体重を量る。容積(体積)を量る。上皿天秤で塩の重さを量る。
測る
⇒距離、面積、角度などを数えるとき
例:身長を測る。教室の広さを測る。三角形の3つの角を測って合計すると180°になる。
超える
⇒一定の分量・範囲を超えること
例:数字・・・目標の点数を超える。クラスの欠席が5人を超える。
例:数字以外・・・理解を超える。想像を超える。
越える
⇒特定の場所・位置・境界を越えること
例:山越え。苦難を乗り越える。
辞典
⇒いろいろな言葉を集めた書物
※「辞」は言葉の意味。
例:国語辞典。英和辞典。漢字辞典。
事典
⇒いろいろな事柄を集めた書物。他と区別するため、「コトテン」とも言われる。
例:百科事典。科学事典。
受賞
⇒賞を受けること。
例:芥川賞受賞作品。
授賞
⇒賞を授けること
例:芥川賞授賞式
※同じ「じゅしょう」でも、もらう(受賞)と与える(授賞)では立場が逆ですね。
いかがでしたか?
同音異義語は、似たような意味でも正しく使い分けなくてはいけません。正しい使い方にたくさん触れれば触れるほど、語感が磨かれて「なんとなく自然に」使えるようになります。
よければ、↓ポチってくださいな^^
こちらの記事も、ぜひ参考にしてください。
教師を目指している方、若手教師の方へ、個別のサポートも行っております。
・採用試験に向けた取り組み方がわからない
・教師になりたいが、なった後の不安や心配がある
・生活指導の悩み ・学習指導の悩み ・行事への取り組みについての疑問
・校務分掌の悩み ・同僚の先生との接し方 ・管理職との付き合い方
・保護者対応について 教師としての力を伸ばしたい なども
興味をお持ちの方は、「お問合せ」からご連絡ください。
お気軽にどうぞ^^