変形性関節症 -水を抜くと癖になるって本当??- | 理学療法士 小崎俊季のブログ-人生の本舞台は常に将来に在り-

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プライベートスタジオサロンBE FIT代表
理学療法士/コンディショニングトレーナー小崎 俊季によるブログ
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こんばんは!!

 

新宿区四谷の理学療法士によるプライベートスタジオサロン「BE FIT」の小崎です(^^)

「現在」から「未来」への健康・フィットネスをトータルでサポートする、施術×パーソナルトレーニングの「トータルコンディショニング」を提供しています

 

本日のテーマは「変形性膝関節症」です

 

膝の痛みなどはおそらく悩まれている方も多いのではないでしょうか??

 

 

水が溜まっても対処法がわからない

 

定期的に注射を打ってもらっているだけ  

 

そのような方もきっといると思います

 

 


変形性関節症という言葉ですが


一般的に知られているものには変形性「膝関節」症、変形性「腰椎(脊椎)」症、変形性「股関節」症などがあります。


変形性関節症は関節の退行性変性(老化)により起こるもので、

 

関節痛や変形、機能障害(関節可動域制限、関節周囲の萎縮)、歩行障害などの症状  を引き起こし

 

中高年者の日常生活ADLや生活の質(QOL)を落とす大きな原因のひとつ

 

と言われています。



高齢になると度々膝にたまる水」も変形性関節症の症状のひとつといえます。



関節水腫とは

膝に水が溜まる「」とは関節液(滑液)というもののことをさします



簡単に説明すると、膝の関節は「関節包」という膜に覆われいて

その内側に、「軟骨」「半月板」「滑液」「滑膜」「靭帯」があります。

これらは歩いたり、スポーツをするときに関節(骨)にかかる負担を軽減しています。

 

 

膝の水=滑液 と言いましたが、健康な膝の内部にも滑液は存在しています。



滑液は滑膜という組織で分泌と吸収が行われ、

 

健康な膝で通常5ml程度あります。



軟骨や半月板は歩いたり、しゃがんだりするときの動きの滑らかさや

膝にかかる荷重や衝撃を分散する骨のクッションの役割をしています


軟骨には血管が分布していないと言われており、

 

 

滑液は軟骨の栄養成分としてとても重要な役割を担っています



そのため、滑液がなくなると軟骨はその滑らかさを失い、軟骨同士や、骨の摩擦が強まり

 

早くに摩耗してなくなってしまいます。

 

ただ、その軟骨もいくらその滑液により栄養を与えられていても、

 

年齢を重ねるごとに少しずつ摩耗し、骨同士が顔をだすようになります

 

 

-その状態を変形性膝関節症といいます



軟骨は上下の圧縮に対しては強いのですが、

 

 

捻じれたり、横方向に擦れるようなストレスには弱い

 

という特徴があります。

 

 

そのため

 

歩き方や体重、骨格(X脚やO脚)により、

 

 

摩耗するスピードには個人差があります




個人差というところに関して、

 

生まれながらの骨格による「遺伝的なものは」仕方ないのですが、


成長・年齢とともにX脚やO脚がひどくなる

 

 

というのは普段の姿勢に起因しますし、

 

歩き方や体重も変えることはできるので、

 

 

予防は可能です。

 

 

O脚がひどくなっているという方注意が必要ですね


軟骨が摩耗により削られ、骨が露わになった状態になると

 

 

骨同士がぶつかり合うことになり、骨が肥厚硬化したり



骨の増殖反応として

 

骨棘というその名の通り骨のとげが形成されます。


この骨増殖の反応によって、

 

 

変形性膝関節症では膝関節が大きくなる現象が確認できます

 




そこで水が溜まるという反応ですが、長くなってしまったので、

 

なぜ水が溜まるのか

 

水が溜まったらどうするのか

 

対処法を次回紹介します

 

 

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