Nighthawks -39ページ目

Nighthawks

本や映画の感想を書く。忘れてしまうから。

ニュージーランドの老人が,アメリカのスピードバイクレースに参加する話。というと,ぴんと来ないが,心暖まる,そしてアツイ映画だ。


アンソニー・ホプキンス演じる主人公もそうだが,それ以上に登場人物たちがあたたかい。

主人公の素直な人柄に,感化されるのだろうか。


ふつうの映画なら,トラブったり,事件が起きたりするものだが,そうならない。

煙たがっていた隣人たちや,バイク競争でののしりあった青年たちが,旅立ちの時は握手をして見送る。船で横倒しになったバイクは無事だし,タクシーにラブホテルに連れて行かれてもゲイの受付が協力してくれる。車を値切ったのに,車屋に「修理のウデがいいからウチにこないか」と誘われる。レース参加を認めなかったスタッフも,主人公の熱意に折れる。挙げ句の果てに・・・・。

誰かが助けてくれる。


派手で暗い面ばかり描きがちな映画が多い中,人との出会いや交流を描いているのがとても新鮮。映画だからといって大げさな感じはない。


どこか,自分の旅の記憶と重なるのはなぜだろう。
海外旅行にいくと,現地の人とちょっとしたふれあいがある。
そんな時の気持ちがよみがえる。


塩の上を走るバイクシーンの迫力もなかなか。
アンソニー・ホプキンスはとてもいい。初めてイイ,と思った。

ただ,設定は63歳なんだって。どうみても70ちかいよ。

それに邦題は一考の余地があったと思う。


ま,それもたいしたことじゃない。

こういう映画を観ると,世界も人間も捨てたもんじゃないなあと思う。

こんな風に生き,死にたいものだね。

ハピネット・ピクチャーズ
世界最速のインディアン ゴッド・オブ・スピード・エディション
ジャカジャーン,ジャカジャーン,と勇ましい音楽とヘリコプターの飛来で始まる,パニック映画。
スティーブ・マックイーンと,ポール・ニューマンの主役級スター共演ですよ,旦那ぁ~。
最近の高層ビル時代に見直したい映画?

冒頭から上手い。偽の金持ちが,タクシー運転手に,「50ドル札でおつりはないか?じゃあ,チップは今度」と,小銭で支払う。見栄っ張りぶりが,今後を予感させる。

火災はほんとに恐い。
炎はすべてを圧倒的な勢いで焼き尽くし,人々をあっけなく飲み込んでいく。
はかなく,辛い。現実はもっと辛いのだろう。
消防隊もはるで歯が立たない。
小学校とかで,防災の教材としてつかえないもんだろか。

165分もあるが,目が離せない。
スティーブ・マックイーンは,以前みた「パピヨン」の直後の作品で,一番渋い時期。
かっちょいいぜ。
でもこの次の作品の撮影中に病気が見つかり,その後あまり出演作もなく,亡くなる。

ただ,ちょっとギモンも。設計士が電源工事の点検までするのか?
それに,警報システムがなんか安っぽいSF映画のコンピュータみたい。

この映画と,ポセイドン・アドベンチャーはやっぱいい。すげー映画だ。
パニックに陥ると,人間の本性がみえる。強さと弱さが伺える。
こういう映画ってなくなっちゃったな。なんでだろう。

ワーナー・ホーム・ビデオ
タワーリング・インフェルノ

「あなたならできる,新作を書くのよ!」
「こんなに尽くしてるのに,もっと感謝しなさい!」

あるベストセラー作家が,雪道で交通事故を起こし,重傷。
助けた元看護婦は,熱狂的なファン。
作品中でヒロイン「ミザリー」を殺した作家は,ひどい目にあわされる。

言わずと知れた名作。観たことあるようなないような,で,改めて観た。
シンプルなストーリーに,緊迫感がみなぎる。
女優キャシー・ベイツの名演。こんなおばちゃんいるナー。
すごい迫力。画面の中から本当に怒鳴られているようで,気圧されるほど。
作家の七転八倒ぶりにハラハラする。
ちなみに作家の名前は,ポール・シェルダンって,こら。

ただ,警察がアホすぎるのは,どうかと思う・・・。バールで車のドアをこじ開けた跡くらい気付くのでは?
それと,村社会の日本では,なかなか成立しにくい設定かな。

監督のロブ・ライナーは,寡作なんだね。
もったいないなあ・・・。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ミザリー (特別編)