Small Magician MINI -6ページ目

Small Magician MINI

奇術道具レビューブログですよ。

「カード・イン・バルーン」といえば、Jay Sankeyの「エアタイト」を思い出します。


非常に有名なマジックですが、最近は演じるひとがあまりいなくて、かえって新鮮かもしれませんね。

で、今回紹介する「カード・イン・バルーン」は、マジックランドの商品で、パケットトリックです。
が、単なるパケットトリックではなくて、レギュラーデックも1組使います。カードは何でもかまいません。

カードを1枚、観客に選んでもらいます。
カードをデックに戻したあと、観客に3枚のカードを見せます。カードには膨らんだ風船の絵が描かれています。
このうちの1枚に穴があいており、ここにひもを通します。このカードを裏返してから、ひもを観客に持っていてもらいます。
カードを叩くと風船は破裂して、カードの中から観客が選んだのと同じカードが現れます。


先日、久しぶりにマジックランドへ行ったときに購入しました。
少し前にサイトを大幅改装したため、この商品はオンラインカタログでは紹介されていませんが、言えば出してくれると思いますし、実演もしてくれると思います。
これそのものは奇術の道具ではありません。

これまでに多く流通していた、U.S.プレイング社のダブルフェイスカードは、パターンが1つのみでした。
だいたいのカードは赤のスートと黒のスートがペアになっていますが、一部例外などもあって、使いにくいところがあったのも事実です。

ところがフェニックスのダブルフェイスは、パターンが4つあります。


A.両方の数を足すと13になり、またハートとスペード、ダイヤとクラブがペアになっています。たとえば、ハートの4の裏はスペードの9です。

B.いわゆるSame Both Sideで、両面が同じものです。たとえばハートの4の裏はハートの4です。

C.同じ数字同士で、スートはハートとスペード、ダイヤとクラブで構成されています。たとえば、ハートの4の裏はスペードの4です。

D.メイトカードで構成されています。たとえば、ハートの4の裏はダイヤの4です。


いかがでしょうか?
非常に使いやすい構成になっています。
これまで、必要なダブルフェイスがなかったのも、これで解消しそうです。
ちょうど、このうちの一つのダブルフェイスカードが必要なトリックがあったため、ほかのものといっしょに購入しました。

価格は9.9ドルで、従来のダブルフェイスとさほどかわりません。
長いバージョン



短いバージョン



短いバージョンのPVをみて、「これは気になる」とばかりに注文してしまいました。
観客が好きに選んだものを当てる、という意味では、類似したものにMagic Wagonの「カラーチップ・マインド」があります。

この"Keys"は、クロースアップでの演技はちょっと難しいです。
ただし、1人の観客が選んだ1本の鍵を当てるだけであれば、演じられます。

サロンでの演技では、長いバージョンの動画にもあるとおり、何回か観客(被験者)を呼び出したり、元の席に戻ってもらったりする必要があって、そのあたりがちょっとまどろっこしいですね。
とはいえ、演技の前後に道具を調べてもらうことができますし、マグネットなどの余計なギミックは用いません。


発売は1年以上前で、たしかコラボキューブと同じくらいのときだったのではないでしょうか?

このトリックは、谷英樹さんが発表した2つのトリックを再構成したものです。
残念ながら、紹介の動画では演技がカットされていますが、3段の現象は連続したものです。

技術的な難易度はさほど高くはありませんが、これまで奇術に触れたことのないひとには、演じるのは難しそうです。
ギミックはシンプルで、動画にも使われている檻のカードのみです。

意外にあまりなかった現象で、新規性があります。
トリックとしても、現象自体が類例の少ないものですから、珍しいものです。
「なるほど」と思わされる工夫もありました。

谷さんといえば、"Tiny Hidden Key"と"Tiny Hidden Keys"の著書がおありで、そこで公開されているクレバーさの一端を、このトリックでは味わうことができます。



全然トライアンフではありません。パーフェクトも見かけ倒しです。
考案者がほかにどんなのを発表してるのかと検索してみたら、こういうのがありました。





なんというか、ギミックが古いかんじですね。それが悪いということではありませんが。

で、件の「パーフェクト・トライアンフ」ですが、ギミック自体はなかなか面白いです。演技も簡単です。
ただ、できることが限定的で、すぐ飽きます。
演じてて楽しい道具でもありません。


昨年の夏に行われたマジックマーケットで、野島さんが販売されていた道具です。
現象はみたとおりで、3段で構成されています。

野島さんが解説でも言ってるとおりですが、オープニングで演じるのにピッタリですね。
なんとなく、藤原邦恭さんっぽいなと思ったら、ちょっと似たかんじの商品がありました。

https://youtu.be/V3iPYm36utU

演技に使用する用紙は2枚ついてきます。
折り目は最初からついていて、これは野島さんが全部、手で折ってるんでしょうか。
大変そうです。
ただ、どちらも折り目の隙間から、カラー部分がチラ見えしちゃうかんじです。
折り直すと汚くなりそうなので、そのあたりがちょっと困ります。
今月も、#悪の枢軸部まとめから、気になった道具をピックアップ。


Sketch


「これは売れそう」というツイートとともに紹介したのですが、予想通り売れているようで。
ギミックはなんとなく想像できるのですが、それはともかく、現象がはっきりしていていいですね。


Breach


最初の紙幣がいかにも分厚く見えるあたりは、改善の余地がありそうですね。
とはいえ面白いのは面白い。日本円だと作れなさそうですが。


HWallet


すでに国内のショップでも取り扱いがあるようです。
多機能ワレットはいいのですが、わたしは二つ折りしか使わないので、そのあたりをどうにかしてほしい。


ROUGE Marked Deck


マークトデックですが、かなり離れた距離からでもわかるとか。
……と聞くと、最近発売された商品のシステムを想像してしまいますね。


なぜかわかりませんが、溝口直隆さんの奇術道具は、基本的にセオマジックでしか購入できません。
ということで、上の動画もセオマジックのものです。

溝口さんの道具は主にサロン向けのもので、演技は簡単、現象はシンプルながら不思議、というもので、サロンを演じる機会のないわたしも、結構気に入っています。
今回は、さる事情からサロン用道具が必要になり、購入してみました。

ギミックは非常にシンプルで、演技も難しくありません。
オープニングの3分くらいにぴったりです。
シルクは、練習しているとだんだんボロボロになってくるので、あわせて予備を購入しておいたほうがいいです。

紙袋もついてくるのはいいのですが、ジャストサイズが意外にみつかりません。
クリスマスシーズンやバレンタインシーズンの100均で探すとみつかるかも。



ストップトリックです。
考案者はMickael Chatelainです。

このひとの道具は、高確率であるギミックが使われていて、それはこの商品でも同じでした。
それが悪いという話じゃなくて、使い方が巧みであると感心しています。

説明にもあるとおり、リセットはすぐにできますし、演技も簡単です。
ただ、演技をする前に工作をする必要はあります。

ところで最近、奇術とは全く関係ないあるものを購入したのですが、そのことを忘れてこの道具をいじっていたら、「奇術とは全く関係ないあるもの」を壊してしまいました。
これは、演技のときにも起きうることではあります。

トータルで面白いトリックだとは思うのですが、そういった事情もあるので、あんまり演じる機会はなさそうです。