Small Magician MINI -30ページ目

Small Magician MINI

奇術道具レビューブログですよ。

昨日に引き続き、過去3年のベストトリックを紹介します。


7位・Prophecy Packhttp://ameblo.jp/beesmallbee/entry-11916431358.html

「~デック」じゃなくて「~パック」というあたりに、時代を感じますね。
商品としては、相当に古いものです。
とあるところで入手しました。
まだ卸にもあると思うので、欲しい方はマジックショップに相談してみてください。

現象は魔法で、デックをカスタマイズしてほかのマジックも演じられるようにすれば、さらに魔法度合いがアップします。


6位・TOOLhttp://ameblo.jp/beesmallbee/entry-11867068410.html

プロモーションの動画を見たときは「ふーん」と感じでスルーしてたのですが、David Stoneが来日してレクチャーした演技を見て、購入しました。
ギミックとしてはかなりシンプルなのですが、様々な使い方があることを思い知りました。
手に入れた道具をそのまま使うのではなく、自分でいろいろ使い方を考えてみる、ということを改めて感じさせられました。


5位・フジチン3.0http://ameblo.jp/beesmallbee/entry-11198576202.html

フジチン自体は結構以前からある商品なのですが、時折バージョンアップした商品が発売されます。
そして、そんなにたくさんの数を作るわけでもないらしく、気づいたら売り切れてしまっています。
というわけで、慌てて購入しました。

藤原さんらしく、トータルでクレバーです。
道具全体を観客に改めてもらうことができる、というのはやっぱりポイント高いですね。
ちょっと練習は要りますが、めちゃくちゃ難しい、というわけではありません。
観客に喫煙者がいるといいですね。


続きはまた明日。
ふと、ブログに移行してから新たに紹介した道具のベストを決めたのがいつかと思って調べたら、2011年の年末でした。
この時点で紹介した点数が70点ほど。現時点で190点ほどの紹介をしているので、3年間で100点以上の道具を紹介した計算になります。
2011年の記事では「次は2015年」とか書いてますが、気が向いたので、2014年末で書くことにします。

というわけで、2012~2014年にかけての「私的ベスト奇術道具」!
長くなりそうなので、複数回に分けてお送りします。

結論を先に述べると、2011年に感じたような「これはいい!」という道具との出会いは、この3年間はかなり少なかったように思います。
佳作はそれなりにありつつも、衝撃とか感動とか震撼とかを感じる機会は、さほど多くはありませんでした(まったくなかった、というわけでもないのですが)。
このあたり、ギミック愛好家として、ちょっとスレてきたような気もしないでもないのです。


では、10位から。同着で2点あります。

10位・Perfect Open Predictionhttp://ameblo.jp/beesmallbee/entry-11715218780.html

10位・テレソウト・パッドhttp://ameblo.jp/beesmallbee/entry-11199431063.html

Perfect Open Predictionは、Boris Wildの考案商品です。
なぜかこの時期、相次いでオープン・プリディクションの商品が発表されました。
すべてを入手したわけでもないのですが、この商品が優れていたのは事実です。

わたしは元々、予言系のトリックが好きなのですが、オープン・プリディクションはあまり好みではありません。
正々堂々とするのはいいのですが、最初から結論が見えるのって興ざめのような気がするのですね。
にもかかわらずこの商品を選んだのは、手順がシンプルで演じやすいためです。
その工夫を評価することにしました。

テレソウト・パッドは、以前に販売されていたテレソウト・ウォレットのアレンジバージョンです。
基本的な機構は同じです。
観客に書いてもらったメモを財布に入れる、という不自然さがあまり好きではなく、テレソウト・ウォレットは買いませんでした。
その点、メモパッドに書いてもらうのはよっぽど自然な動作で、このあたりが評価の理由です。


9位・エマージェンシー・キャッシュhttp://ameblo.jp/beesmallbee/entry-11692045341.html

先頃作った同人誌でも紹介したこの商品。
封筒を使ったトリックが好きで、この商品ももちろん大好きです。
購入したのはずいぶん前ですが、なぜかSmall Magicianで紹介していなかったため、あらためてminiで紹介。
Shuftonのアイデアは好みのものが多いのですが、その中でも一番好みなのが、この商品です。

演技にあたっての面倒が少なく、制約もほとんどありません。


8位・トークン(Token)http://ameblo.jp/beesmallbee/entry-11564501366.html

予言とESPとくれば、買わない理由はない、しかもElmwoodの商品なら大ハズレはないだろう、と購入したものです。
結果的に、そこそこ満足できる商品でした。
カードは観客自身が調べることもできますし、チップについても同様です。
おおむね不満はありませんが、そんなにしょっちゅう演じたくなる道具じゃないのはなぜだろう……

そして、最近のElmwoodは開店休業状態のようです。
またひとつ、面白いショップが消えてしまうのかと危惧しているところです。


というわけで、続きはまた明日。



商品は、デックとメモパッド、収納のための麻袋で構成されています。
値段はちょっと高め。

演技としては、「観客の選んだカードを心に思ってもらって、それを読み取る」がメインの現象です。動画にもあるとおり、複数人のカードを読み取ることができます。
技術は全く不要です。服装に制限もありません。
角度に制限はあるものの、観客とある程度距離をおいて演じるトリックなので、問題にはならないと思います。

ボードはちょっと仕上げが粗くて、せめて角を丸くするとか、流通してる商品としてのメモパッドに近づける努力がほしいところです。
最初に到着した商品は盤面に大きな傷があったため、交換してもらいました。

動画にある「ボーナストリック」は、実演をおすすめしません。
「こんなこともできますよ」という宣伝でしかないと思います。

ギミックとしてはダイレクトかつ面白いので、今後、加工素材が値下がりすれば、もっと一般的になるかも。
そうすれば、より応用的なトリックが生まれるんじゃないか、と期待してます。
Zレイ・ビジョン
(Z-Ray Vision)

★現象
裏向けのESPカードから一枚を観客に選んでもらいます。
そのカードを演者に見えないように覚えてもらい、そしてメモにそのマークを書いてもらいます。
書いたら、それをマッチ箱に入れてもらいます。
演者はこの状態で、どのマッチ箱にそのメモが入っているかを当て、そして中に入っているマークと同じ絵を描きます。

★解説
考案者は不明です。
「スピア・オブ・アリババ」と同じく、MadHatter Magicで購入しました。

というわけで、しばらく「MadHatter Magicで買った格安道具レビュー」が続く予定です。

で、この道具なんですが、だいたい予想通りのギミックでした。
が、割と勉強になる仕掛けで、これはちょっと応用してみようかと思いました。

使用されているESPカードは六枚、つまり、通常のものより一枚、「△」のマークのカードが多いです。
そういえば、マジックランドで購入した商品でも、ESPカードは六枚だったような気がします。
たしかに、五枚より六枚の方が単純に難易度はあがる、ということになります。

ギミックはシンプルで、英文説明書もイラストを見ればおおよそ理解できると思います。
難易度も、そういったわけでかなり低めです。

が、これを実演したいか、と聞かれたら、正直なところ、ちょっと答えに窮します。
「…びみょー」といったところでしょうか。
道具のつくりもさほど良いわけじゃないですし。

★相性のいいアイテム
イマイチ使いどころを見いだせない道具ではあります。
もしもESPの実験として使うという設定であれば、
ア・ワード・イン ・ア・ミリオンだとかジ・オープナーあたりと組み合わせるのが良いのでしょうか。
◆ア・ワード・イン ・ア・ミリオン
◆ジ・オープナー

2006.5.8

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
MadHatter Magic $7.95 ◎ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★☆☆☆☆
効果 ★★☆☆☆
Vランクカード

★現象
バック面が白いカードとフェイス面が白いカードがあります。
これにお呪いをかけると、一瞬で両面が白いカードと普通のカードに変化します。
お呪いをといて、カードを元の状態に戻しますが、ゆっくりとカードが白くなっていくところを見せることができます。

★解説
 益田克也師の考案です。

大変ビジュアルなカード変化です。現象は二段階の変化ですが、近鉄百貨店で岸本道明師に実演を見せてもらったときは、
我が目を疑いました。最後にカードを観客に手渡しすることも(一応)できます。

実はこの商品、学生奇術問題!?でMYSTさんが批評をされています。MYSTさんは「絶対に渡せません」「貸したらすぐに種の推測をされてしまいます」とおっしゃっています。
なんですが、わたし、実演を見せてもらったあとにカードを改めさせて頂いたのですが、種に気付きませんでした(マヌケ)。
たしかに「なんか分厚い気がするな」とか「光沢があるな」なんてことは思ったのですが。
なにか気まずいことになったら困る、という自制が働いたのも確かです。

★相性のいいアイテム
わたしのようなマヌケはともかくとして、やはり最後に改めをしてもらうのは不安です。
できたらクロースアップとサロンの間くらいの状況が望ましいのではないでしょうか。
繊細なマジックなので、これだけを演じて「ちょっと不思議」という印象に留めておくべきでしょう。
ちょっとした集まりで、何かやってよと求められたときに、スマートに演じてみたいものです。

2004.2.4

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
近鉄百貨店あべの店七階 2500円 ○ 大阪
ATTO Dream Supply 2250円 ○ 大阪

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★★☆


奇術界3大「小林」のひとり、小林俊晶さんの考案です。
発売されたのは結構前、去年だったでしょうか。

飲み物の色が変わる、あるいは中身が変わる、といった現象がこれまでになかったわけではありません。
たとえば、Henry Evansに"A Matter of Taste"という商品があって、これは観客に飲み物を誤認させるものです。
ただ、観客の口に入れるものなので、演技には気を遣わなければなりません。
正直、添付の道具は使いたくない。

この「午後の魔法茶」も、もちろんある道具を使うのですが、動画にもあるとおり、紅茶を観客に飲んでもらう分にはなにも躊躇するところがありません。
また、砂糖無添加の「おいしい午後の紅茶」で演技することも可能です。

ギミックは消耗品ですが、仕組みが分かれば自分で購入・補充することが可能です。
さほど手に入れにくいものでもありません。
FISMモンテ
(FISM Monte)

★現象
観客にA~5までのカードを見せます。真ん中の3だけが赤いカードです。裏返しにして、赤いカードにクリップをとめてもらいます。
しかし、なぜかAにしかとめられません。
再びカードを裏返しにして、赤いカードと思うカードにクリップをとめてもらいます。しかし、またもやAにとめてしまいます。
カードを表向きにすると、すべてのカードがAになっているのです。

★解説
 ヒロ・サカイ師の考案です。
なぜ「FISM」なのかは不明ですが、おそらくFISMで販売したからなのでしょう。

いわゆるスリーカード・モンテとは少し毛色が違うので、モンテのマジックが好きな方には楽しめるのではないでしょうか。

わたしは謎屋で購入しましたが、ひょっとしたらマジックランドでも販売しているかもしれません。

★相性のいいアイテム
一発芸的なマジックです。あまり他のマジックと一緒に演じたくありませんが、強いて相性のよさそうなマジックを挙げるなら、カードマジックではないもののほうがいいでしょう。
◆サナダギミック
◆テイル・オブ・ザ・リング
◆爆弾キューブ

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
謎屋 2000円 ○ 大阪

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★☆☆☆☆
効果 ★★★☆☆
インポッシブル・マトリックス
(Impossible Matrix)

★現象
三枚のコインの上にカードをかぶせます。一瞬のうちに一枚のコインが消え、別のカードの下にあらわれます。
このようにして一枚ずつコインが瞬間移動します。

★解説
 John Kennedy師の考案です。

シンプルながらおもしろい仕組みです。
コインマジックにしては安いので、どういう仕組みかと思っていたのですが、品物を見て納得しました。

ただ、仕組みを知ってしまうとイマイチ人前で演じる気になれません。
仕組みの部分と連動する動作が気になるからです。

★相性のいいアイテム
他のコインマジックを演じたあとに演じるべきでしょうか。
ギミックを別のものに作り直せば、ギミックを取り除くのも容易です。

2004.5.12

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
Magic Pro Shop $12.95 ◎ アメリカ
Hank Lee $10.00 ◎ アメリカ
謎屋 2500円 ○ 大阪

★動画サイト
サイト名 動画形式
Penguin Magic mov.wmv

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★☆☆

 


ずいぶん前になりますが、あるマジックバーで見て「奇跡だ!」という感想を抱いた名作……と同じもののはずです。
というのも、この動画のように財布を使うものではなかったからです。
解説動画を見たら、最後にパーラーバージョンの演技も収録されていて、それがわたしの記憶にある演技と同じもののように見えたので、多分いっしょです。

例によって、動画はかなり演技をはしょっています。
はしょった見られると、トリックの推測がついてしまう、ということですね。
実際、フルの演技を見れば、手品人なら「ああ、そういうことね」とだいたいわかってしまいます。

商品の構成は、封筒・メモ帳・財布と解説DVDです。
解説者は相当に早口ですが、言ってることがほとんどわからなくても、やってることを見ればトリックの理解はできます。
財布は合皮、封筒は複数ついてきますが、消耗品ではありません。予備、あるいは演技のパターンによって使い分けろ、ということのようです。

正直、この道具、この手順で約1万円は高いですね。
卸業者に販売する値段を考えると、仕方ないのだとはわかっていますが……
5千円くらいなら「ちょっと高いけど、仕方ない」と納得できそうです。

フィルムの貼られた窓のある封筒を使ったトリックといえば、「スペシャルデリバリー」があります。
あちらは、サインされたカードが封筒から出てくる、というもので、演出としては異なりますが、現象のポイントはほとんどいっしょですね。
クインテット・ボックス
(Quintet Box)

★現象
  100円玉にサインをしてもらいます。観客に借りたものでもかまいません。これを一瞬にして消します。そしてポケットから小さな赤い箱を取り出します。
箱の中にはまた箱が入っています。さらに、その箱の中には箱が…そして最後の箱を開けると、サインをしてもらった500円玉が。

★解説
 テンヨー製品のアレンジは吉沢卓弥師です。オリジナルの考案者は不明です。

海外では「Spellbinding Boxes」という名前で販売されています。
テンヨー製品はプラスチック製ですが、海外製品は真鍮(?)です。
見栄えとしては、こちらのほうがよいでしょう。

なお、現象説明で「これを一瞬にして消します。」としたのは、ギミックでそうなるのではなく、テクニックでそうしなければならない、ということです。
消し方はなんでもかまいません。
『入門シリーズ コインマジック』や『コインマジック事典』等を読んで習得してください。
なので、下の「技術」は、このテクニックの難易度を含みません。
ご注意ください。

★相性のいいアイテム
インパクトのある現象です。コインマジックを一つ二つしたあとによいでしょう。
ただ、この商品は100円玉サイズくらいを使うので、ハーフダラーなどはあまり向きません(できないことはないのですが)。
ましてや、ワンダラーは無理です。
なので、ハーフダラーを使ったコインマジックと組み合わせるのは少し難しいかもしれません。

2004.10.26

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
Special Magic Dealer's Shop 840円 ◎ 大阪
THE MAGIC WAREHOUSE $35.00 ○ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★★☆