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Small Magician MINI

奇術道具レビューブログですよ。

ア・ワード・イン・ア・ミリオン
(A Word in a Million)

★現象
ブックテストです。
観客に本を渡し、好きなページの好きな単語を覚えてもらいます。
演者は見事それを当ててみせます。

★解説
 Nicholas Einhorn師の考案です。

トリックとしてのブックテストは、端的にいえば観客に本を渡せるか渡せないか、という点で大きく分かれると思います。
渡さないとそれはそれで怪しいし、渡せるとしたらかなりギミックに頼る部分が大きくなります。
この道具は、本を観客に渡すことを選択しました。

売り文句によると、「何もフォースする必要がありません。何も覚える必要がありません。ひっかけるようなことをしません。どの本でもできます」
ということで、実際、この公約はかなり忠実に実行されています。
もちろん、それと代償に、ちょっと怪しい動きをしなければならないのですが…

しかし、それにしてもシンプルで良いギミックです。
これまでに全くなかったものではないにせよ、これまでのものよりもリセットが簡単で、演技としてもかなり易しいです。
クロースアップでも演じることが可能で、もちろんサロン程度なら応用可能です。
おそらく動画を見てからギミックをみれば演技の方法はおおよそ想像がつくと思います(責任はもてませんが)。
価格もかなり低く抑えられているので、何かのついでに購入しても良いかと思います。

★相性のいいアイテム
メンタルマジックなので、やはり前後にはそういったものをもってきたいものです。
とすれば、ザ・ラストカードか、プリコグニション・デックか。ESPカードなども良いでしょうか。
クライマックスにはエキゾチック・スピリット・スレートなどのスピリット・スレートを使ったマジックでもよいかもしれません。
◆スーパー・パンチ
◆プリコグニション・デック
◆エキゾチック・スピリット・スレート

2005.6.5

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
G’sファクトリー 2800円 ◎ 大阪
Mad Hatter $16.95 ▲ アメリカ
The Magic Warehouse $13.95 ▲ アメリカ

※G'sファクトリーの商品はDVDでの解説付きです。
★動画サイト
サイト名 動画形式
J.B.T.V avi(再生のみ)

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★★☆
アピアリング・テーブル
(Appearing Table)

★現象
 一瞬でマジック用のテーブルが出現します。

★解説
 考案者は不明です。

『ザ・マジック』誌で紹介されていて、気になったので購入してみました。
なかなかいいできです。
なにより軽いのがいいです。手に持った感じでは『カードマジック入門事典』と同じくらいのような気がします。
もちろん、軽いだけあって、テーブルの上にあまりたいしたものはおけません。強度の問題もあります。
が、カードをスプレッドするくらいなら十分です。

わたしはTHE MAGIC WAREHOUSEで購入しました。
送料は他のものとあわせてもさほどかかりませんでした。
それこそ、本一冊と同じくらいだと考えてよさそうです。

★相性のいいアイテム
これ自体はトリックというわけでもないので、このあとにカードマジックなどをすればいいのかな、と。
ステージマジックをされる方であれば、ゾンビテーブルに使用できるかも。

2004.8.16

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
Hank Lee $25.95 ○ アメリカ
THE MAGIC WAREHOUSE $25.00 ○ アメリカ

★評価
技術 ?
練習 ?
効果 ?
イメージジェネレーター
(Image Generator)

★現象
 観客が自由にイメージしたことが、Tシャツの背中にあらかじめ予言されています。 

★解説
 佐藤総師の考案です。

上の現象説明はFujimaki magic Channelさんの文章を借りました。
ですが、この説明はかなり省略されたものです。
「イメージ」ということばの取り方が違えば、現象そのものが違ってしまいます。
わたしの場合、商品を見るまえに現象説明を読んだときに「どうやって相手が自由に『想像』したことを予言できるんだろう?」と思ってしまいましたが…

また、「全く新しいシステム」といううたい文句ですが、これも少し語弊があります。
正確に言えば、類似したシステムはすでに他のトリックで部分的に使用されています。
ただ、こういう見せ方をしたのはあたらしいでしょう。
「Tシャツ」という媒体も含めて。
トリックの面から、楽しめました。

この商品は限定品らしく、現時点(2004年11月)ではほとんどのショップの店頭にありません。
わたしはたいへん幸運なことに入手できましたが、これ以降、どのくらいの数が作られるのかわかりません。
なので、どうしても欲しければ店頭に並ぶのを待つよりは予約したほうが(それでも入手できるのかわかりませんが)よさそうです。

また、上の現象説明にも書いたとおり、予言はTシャツの背中にかいてあります。
しかも肩胛骨の間あたりにかいてあるので、観客に予言を見せるとき、反応を自分の目で見ることができません。
(誰か別の人に着せていたら話は別ですが)

これは結構、重要な気がします。
というのも、クライマックスの瞬間に演者が観客の反応を見ること、というか観客にインパクトを与えた瞬間に演者が観客を見据えることというのは、
そのトリックの印象を決める重要な要素と考えるためです。
ここで後ろ向きに予言を見せることは、良いように考えれば演者の目・顔が見えないことで不思議さ・不気味さが演出されますが、
悪く考えれば、演者の顔が見えないがために観客に与えるインパクトを削いでしまうようにも思えるのです。

このあたり、いかにして見せるか演出がためされる気がします。

★相性のいいアイテム
Tシャツという素材の都合上、今(2004年11月)は見せるタイミングが難しいです。
なので、春先まで封印しておきます。

2004.11.12

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
Special Magic Dealer's Shop 2100円 ◎ 大阪

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★★☆
アニメーテッド・スフィア
(Animated Sphere)

★現象

特殊なゾンビボールです。
紙袋から赤いバスケットボールがふわふわと浮き上がります。
これに布をかけると、重力に逆らうように、ボールはあちこちへと飛び回ります。

★解説
 Tommy Wonder師の考案です。
実演・販売はLosander師です。なお、Losander師は島田晴夫師の娘婿です。

クロースアップ、しかもメンタルマジックが好きなわたしがこれを購入したのは…
一言でいえば衝動です。出来心です。
一日や二日欲しいだけなら我慢もできたのですが、初めて動画を観てから半年余り、
心のどこかでこれが欲しくてたまりませんでした。
最初はPenguin Magicで扱っていたのですが、いつの間にか消えてしまっていました。

そこでFields Magicの川島さんにお願いをしてみたのですが、しかし、この商品は、日本ではUGMが 独占契約を結んでいて、
それ以外では入手できないのだとか。
その後紆余曲折あり、Losander師から直接購入することになりました。

しかし、入手したのは良いのですが、サロンかステージの道具なので、
人前で演じるチャンスがなかなかありません。
これを持ってストリートに出るのも大儀ですし。
そんな折り、ちょうどトヒさんや二重落ちさんが拙宅にお越しになる機会があったので、
ちょっと遊んでみました。殊に、二重落ちさんはゾンビボールのご経験がおありだとかで、
さすがに上手でした。

動画を観ればわかる通り、普通のゾンビボールではできない動きができます。
しかも、ゾンビボールよりも扱いが楽なようです(しっかりとゾンビボールを扱った経験がないので、憶測です)。
Losander師ほどの演技はできないにせよ、しばらく練習すればかなり不思議なことができます。

ただし、演技はせいぜい5分がいいところ。
これだけでどうにかなる、という道具ではありません。

★相性のいいアイテム
というわけで、たのしいおもちゃ扱いです。
もったいないのはわかっています。
今は反省している。

2006.4.27

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
Losander.com $275 ◎ アメリカ

★動画サイト
サイト名 動画形式
Losander.com wmv(再生のみ)

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★★☆☆
効果 ★★★★★


知らなければ「この動画、演出のやり過ぎだろう」と思ってしまいそうな商品ですが、恐ろしいことに、この現象、ほぼ完全に再現可能です。
しかも、難しさはほとんどありません。

幸か不幸か、昨年のDavid Stoneのレクチャーで似た現象のギミックを見ていて、それかなー、と思って確認がてら購入したら、だいたい同じでした。

動画では、顔はおろか、素手すらも見せていません。
解説の動画でも同様です。しかも、解説の音声も、何か作ったような声で、どこまで隠すんだ、というかんじではあります。

ギミックは、基本部分を作成済みのものが添付されていますが、演技をするためにはもう少し手を加える必要があります。

なお、解説DVDの最後あたりに、非常に簡単なカードスイッチが解説されていて、「難しいことしなくても、これくらいでいいんだ」と、蒙を啓かれた思いをしました。
元々、ホコリのアレルギーをもっているのですが、数年前から花粉症に悩まされています。
ひょっとすると、黄砂なんかもダメなのかも。

というわけで、三月に「ハナクリーンα」という商品を買いました。
twitterでも、何度もつぶやきましたが、非常にいい道具です。
花粉症や鼻炎で苦しんでいるかたにお勧めします。

さて、例によって悪の枢軸部 部活動の記録より、気になった商品をピックアップしてご紹介。


Larry's Lock


ナンバーロックのトリックはそこそこ好きなんですけど、「これは!」っていうものに当たったことがないんですよね。
この商品は、ひょっとすると「これは!」っていうアタリなんじゃないか、と期待してます。
フェザータッチあたりで扱いが始まると、うれしいのですが。


Pasteboards


この手のトリック、色々あって、つい買ってしまうんですよね。
最初に買ったのは、Henry Evansのモダンタイムスだったかと思います。
ギミックがへたれないタイプの商品だといいなあ。


New 3D Advertising


というところで、Evansの商品です。
前作とあんまり変わってない……と思いきや、バージョンアップしてました。
それがいいのかどうかは、よくわかりませんが。


Evolution Control


ああして、こうして、というのは想像付くんですが、細かいハンドリングはよくわかりませんね。
ちょっとじっくり練習してみたい技法です。


Followers


途中までは「ふーん」と思ってみてましたが、観客が確認してるのを見てびっくり。
演技自体も簡単そうですし、手にしてみたい道具です。
日本のセオマジックでも扱いがあるかな?

といったところで、また来月。





気づけば、昨年度の奇術出費は前年度比300%と、えらいことになってました。
道理で、奇術関係の資料だけで、一部屋が埋まるわけです。

この10年余り、そこそこ手品道具や本、DVDなどが集まってきたので、折角なのでSmall MagicianおよびSmall Magician MINIで公開してきた、選りすぐりの資料をギャラリーを借りて展示することにしました。

名付けて、大Small Magician展

大きいのか小さいのか、よくわかりませんが。
ただし、一日限定のイベントです。御用とお急ぎでない方は、ぜひお立ち寄りください。


日時:2015年4月31日(土) 11時~18時
会場:東京都千代田区神田神保町1-400-2 ギャラリー・カルデラ

入場料はもちろん無料です。
当日は、わたしがギャラリートークを行います。

また、当日17時より、某マジシャンによるレクチャーも開催いたします。
こちらも無料ですが、会場のスペースの都合により、先着20名様までとさせていただきます。
16時半より整理券を配布します。


では、会場でお目にかかりましょう!




……言うまでもありませんが、エイプリルフールのネタです。
アイスコールド・イリュージョン
(Ice Cold Illusion)

★現象
 アイスキューブの形のプラスチックです。

★解説
 よくできた小物です。
単に氷をかたどったプラスチックの固まりではなく、中に小さな穴があいていて、ここに水を入れて逆さまにしても水がこぼれません。

使い方としては、たとえばティッシュを丸めたものとスイッチしてみるとか、ダイスとスイッチしてみるとか。
そのまま出しても全然面白くないので、何か小物を使ったマジックのオチに持ってくるべきでしょう。

★相性のいいアイテム
どう使えば面白いか悩んだのですが、[Fooler Dooler」の一巻に収録されている「クライマックス・ダイス・ルーティン」のオチで使用してみようかと思います。

2004.8.2

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
G’sファクトリー 1500円 ○ 大阪
THE MAGIC WAREHOUSE $8.00 ◎ アメリカ

★評価
技術 ?
練習 ?
効果 ?


見たとおりの道具です。
デックを加工してケースにする、というアイデアはほかでも見たことがあるのですが、ここまで重ねているものは珍しいのではないでしょうか。

ただ、最初の、ダブルフェイス状態のケースは、元の状態を知っているひとじゃないと面白くはありませんね。
この動画だと、女性の観客の反応が、非手品人のそれに一番近いような気がします。

また、レギュラーサイズのデックを出したあと、なかなか開けられず、上蓋を開けるところも、元のデックの形状を知らないと面白くないでしょう。
観客の女性には、そのあたりの伝わり具合が薄いように思われました。

とはいえ、ジャンボデックが出てきて、そのデックがケースで、中からレギュラーサイズのデックが出てきて、それもケース、というあたりで十分に面白いと思います。
デキも、非常によいものでした。

残念ながら、再入荷のメドはたっていないようです。