Small Magician MINI -25ページ目

Small Magician MINI

奇術道具レビューブログですよ。



珍しく、動画に「不正」がありません。
カードはフリーチョイスで選んでもらえますし、デックをファンにしたりスプレッドしたりすることもできます。
演出によっては、観客がやるとカードが抜けてしまうが、演者がやるとカードは抜けない、という風にすることもできます。
リセットは自動的に完了しますし、前後にほかのカードマジックを演じることも、できなくはありません。
というか、可能であればデックスイッチをしないで演じたほうが、このマジックの不思議さは高まると思います。

解説は、動画のダウンロードです。
本稿執筆時は、まだダウンロードが可能です。
この動画ですが、非常に長いんですよね。
また、ギミックの解説がわかりづらくて、これについては、演出的にもうちょっとどうにかできなかったのか、という気になりました。
たとえば、糸を使う道具の解説の場合、敢えて太い糸を使ってわかりやすくすることがありますよね。あんな風にできるはずなのですが。
タナカヒロキさんといえば、日本奇術界が誇る、世界三大奇術タナカのお一人として有名です。あとの一人は田中洋太郎さんですが、もう一人が誰かはしりません。

そんなタナカヒロキさんのレクチャーが開催されます。
いか、ご本人のtweetより。




会場は、駒込のフォーサイトマジックルームだそうです。
もちろん、わたしも参加予定。

今回は、レクチャーノートの販売はあるのかな?




国内でどこか、っていうかフェザータッチマジックが扱ってくれないかな、と思ってたら、(勝手な)期待に応えてくれました。
というわけで、フェザータッチでの購入です。
Alakazamで購入すると、海外でも送料無料らしい(**Free worldwide shipping on this product!!)ですから、そちらで購入したいひとは、そちらでも。85ポンドです。

Alakazamのレビューをみてたら、概ね好意的なんですが、ひとつだけ★が1つのものが。趣旨としては「アイデアはいいけど、数字がみづらすぎる」なんだそうで。
わたし自身は、さほどみづらいと思わなかったのですが。

そして、わたしの感想としては、確かにアイデアは悪くないんだけど、なんかもう一つ……というのが正直なところです。
というのは、少し前にJason PalterのTURNを見る機会があって、これが非常に良かったため、それと比べてしまうからです。

ナンバーロックのトリックは、最終的に観客にあけてもらうか、演者自身があけるかで、制約がずいぶんとちがいます。
Larry's lockの優れているところは、観客自身にあけてもらえるところなので、そう考えると、TURNのように、演者自身があけるのとは自ずからギミックが変わってくるのは当然ではあるのですが。
エキゾチック・スピリット・スレート
(Exotic Spirit Slates)

★現象
両面に何も書かれていない、こぶりな二枚の黒板を観客に示します。
これを重ねて置いて、一人の観客にスケッチブックを渡し、好きなイメージを描いてもらいます。
そして黒板を見てみると、そのイメージが霊の力によって描かれています。

★解説
 考案自体は誰のものによるか不明です。この商品はDave Powell師の制作によるものです。

このエキゾチック・スピリット・スレートにはレギュラーサイズとミニサイズがあります。
以下の写真をご参考下さい。

大きい方がレギュラーサイズ、小さい方がミニサイズです。
色の濃淡は光の加減とは関係なく、現物と同じです。

さて、なぜわたしが両方を持ってるかといえば、それは全くの偶然、というよりは人為的なミスです。
そのあたりの経緯については雑感に「Magic ProShopを勧めない」というコンテンツをアップロードしましたので、
併せてお読み下さい。

それはさておき。

ミニサイズとレギュラーサイズに基本的な機能の違いはありません。
が、ミニサイズだとほぼ自動的にロックがされてしまいます。
このあたりは正直使いにくいです。
レギュラーサイズだと、そういったことはないのですが。

上の現象説明は、あくまでその一端を示したものです。
他にもさまざまな現象を起こすことができます。
わたしは未読ですが、『ターベルコース』の六巻か七巻あたりに、スピリット・スレートを使用したトリックの解説があるそうです。

(2005.4.7 追記)
正確には『ターベルコース』の四巻と七巻だそうです。
四巻は多くのページが割かれているのに対し、七巻では一つの解説にとどまるようです。
また、七巻はこのエキゾチック・スピリット・スレートでは演じられない現象なのだとか。

近いうちに図書館で調べてみたいと思います。
どんなトリックであっても、技術そのものが必要になることはあまりないと思いますが、演出はかなり考えないと駄目な感じがします。

残念ながら、ミニサイズはわたしの知る限り、Magic ProShopでしか取り扱いしていません。
が、レギュラーサイズを置いているショップならば、頼めば仕入れてくれる可能性はありますので、
どうしてもご入り用の方は頼んでみてください。

★相性のいいアイテム
ラストの手前、空気を盛り上げるにふさわしいトリックだと思います。
が、演技によっては大変に退屈なものになる危険性もあります。
あるいは、心霊現象的な演技の中で使用するのであれば、ラストでもかまわないかと思います。
個人的には、ザ・ラストカードの直前に使ってみたいと考えています。
◆ザ・ラストカード
◆ブレインウェーブデック
◆レッド・シー・パスオーバー

2005.4.6

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
The Magic Warehouse $165.00(レギュラー) ○ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★★★
ウォッチ・ウインダー
(Watch Winder)

★現象
 首をまわすと、時計の歯車のような音がします。

★解説
 考案者は不明です。

上の現象説明は一例で、首をまわす以外にたとえば「ドアがきしむ音」であったり、「手首が鳴る音」であったり、
いろいろな使い方ができます。カードを配るときに使っても良いかもしれません。
思いの外、機械的な「良い」音が出ます。

説明書はおよそ30例の使用説明が書かれています。
いずれもごく短い説明です。文法としてもさほど難しくないので、中学か高校程度の英語力があれば読解できると思います。
なお、G’sファクトリーでは「ガリガリギミック」という商品名で販売されています。
また、通常の使用例に加えて2つの使用法を付加して解説されているそうです。
訳と輸入の手間を考えると、こちらで購入するのが賢明でしょう。

★相性のいいアイテム
メインのマジックにはなりえないので、トリックとトリックの合間に使うべきでしょう。
そういえば、Charlie Frye師の「eccentrics vol.2」ではジャグリングの合間で使われていました。
また、道を歩いているとき、話をしているときにふとした瞬間で使うと効果的でしょう。
実際、わたしはとあるヒトにされたことがあります。

2005.1.29

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
The Magic Warehouse $3.00 ◎ アメリカ
G’sファクトリー 600円 ○ 大阪

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★☆☆☆☆
効果 ★★★☆☆
http://www.h6.dion.ne.jp/~kira-art/deck%20vani.html

紀良京祐さんの商品です。
実演は、リンク先からみることができます。
現象は非常にシンプルですが、インパクトは十分だと思います。

さすがに考案者の演技は流麗で、わたしだともたつきそうなところも流れるような手つきです。
デックはレギュラーなので、このトリックの前に他のマジックを演じることができます。
というか、デックスイッチしていると思われることを避けるために、ほかのトリックを演じることが推奨されています。

デックはレギュラーなので、デック自体が傷んだ場合は、市販のデックを使用することができます。
もちろん、最後に残るカードには、サインなどをしてもらうこともできます。
すこし構成にぎこちなさが残ってしまうことになりそうですが、たとえば、アンビシャスカードをなどを演じたあとに使うこともできます。
トリックスの廃盤商品です。

【現象】
いかにも怪しい、透明プラスチックのホルダーに紙幣を挟みます。
これを手のひらにのせると、音もなく浮き上がります。
紙幣は借りたものを使うことができます。

赤沼敏夫さんの考案です。
非常にシンプルなしかけで、最近ではかえって見ないようなトリックです。
紙幣は、日本のものはもちろん、外国のものでもかまいません。
技法は不要です。

角度には強くありませんが、見られて困る部分は意外に小さいというか、
演技の中で自然に隠されてしまうので、よっぽど品のない観客を相手にしない限りは問題ないと思います。

とはいえ、非手品人に見せるよりは、手品人に見せておもしろがらせるくらいのほうがいいように思いました。
イメージジェネレーター
(Image Generator)

★現象
 観客が自由にイメージしたことが、Tシャツの背中にあらかじめ予言されています。 

★解説
 佐藤総師の考案です。

上の現象説明はFujimaki magic Channelさんの文章を借りました。
ですが、この説明はかなり省略されたものです。
「イメージ」ということばの取り方が違えば、現象そのものが違ってしまいます。
わたしの場合、商品を見るまえに現象説明を読んだときに「どうやって相手が自由に『想像』したことを予言できるんだろう?」と思ってしまいましたが…

また、「全く新しいシステム」といううたい文句ですが、これも少し語弊があります。
正確に言えば、類似したシステムはすでに他のトリックで部分的に使用されています。
ただ、こういう見せ方をしたのはあたらしいでしょう。
「Tシャツ」という媒体も含めて。
トリックの面から、楽しめました。

この商品は限定品らしく、現時点(2004年11月)ではほとんどのショップの店頭にありません。
わたしはたいへん幸運なことに入手できましたが、これ以降、どのくらいの数が作られるのかわかりません。
なので、どうしても欲しければ店頭に並ぶのを待つよりは予約したほうが(それでも入手できるのかわかりませんが)よさそうです。

また、上の現象説明にも書いたとおり、予言はTシャツの背中にかいてあります。
しかも肩胛骨の間あたりにかいてあるので、観客に予言を見せるとき、反応を自分の目で見ることができません。
(誰か別の人に着せていたら話は別ですが)

これは結構、重要な気がします。
というのも、クライマックスの瞬間に演者が観客の反応を見ること、というか観客にインパクトを与えた瞬間に演者が観客を見据えることというのは、
そのトリックの印象を決める重要な要素と考えるためです。
ここで後ろ向きに予言を見せることは、良いように考えれば演者の目・顔が見えないことで不思議さ・不気味さが演出されますが、
悪く考えれば、演者の顔が見えないがために観客に与えるインパクトを削いでしまうようにも思えるのです。

このあたり、いかにして見せるか演出がためされる気がします。

★相性のいいアイテム
Tシャツという素材の都合上、今(2004年11月)は見せるタイミングが難しいです。
なので、春先まで封印しておきます。

2004.11.12

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
Special Magic Dealer's Shop 2100円 ◎ 大阪

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★★☆
ゴールデンウィーク中に衣替えをしようかと思っていたのですが、4月終わりから急に気温があがり始めたため、中途半端に衣替えをしてしまいました。

さて、毎度おなじみ、tiwtterでの#悪の枢軸部ツイートまとめから、気になる商品・面白そうな商品をピックアップ。


Mind Controller


催眠術DVD、ってことなんでしょうか。
被験者になってみたい気持ちで一杯です。
このまま国内で販売するのは難しそうなので、スクリプト・マヌーヴァで邦訳版を出していただきたいものです。


Squashed


演者の腕がいいと、たいしたことない商品でもいいもののようにみえる、という例ですね。
目の前で実演されたら、つい買っちゃうかも。


Surge


気にはなってるんですが、動作のタイミングをコントロールするのが難しそうで、購入は見送りました。
誰か、実際に買ったひとの評価を聞いてみたいところです。


Real Linked!


編集で切ってるところもあるとは思うんですが、この動画を見る限りだと、かなりクリアな印象です。
興味は非常にあります。


KEY-R-RECT


ちょっと古い道具で、大手のショップではもう、どこにもないっぽくて困ってます。
類似品らしい、「ロック・オブ・ザンジバル」なんていうのもあるようですが。


Stay Cool


演じてるひとたちが、非常に楽しそうです。
前後の準備や始末が気になるところではありますが、わたしもやってみたい。



The Baker


最近、このタイプのトリックの実演を見たこともあって、ちょっと欲しい気持ちが刺激されています。
意外に客受けがいいんですよね。


といったところで、今月のまとめはおしまいです。
また来月。
イグニター
(The Igniter)

★現象
手に持った紙片が一瞬で燃え上がり、コイン、あるいは花・ボトルなどに変わります。
手には、他に何も持っていません。

★解説
Jim Pace師の考案です。
ファイアーマジックといえば、ジミー菊池師かJim Pace師です。
発音はたぶん[ig-ni-ta:]だと思うんですが、[ig-nai-ta:]だったらすいません。

これは基本用具の部類に入るもので、単体でマジックができるわけではありません。
が、紹介先の動画のように、プロダクションのアクセントとして有効なものです。
クロースアップでも使用できなくないですが、基本はスタンドアップのサロン形式が
望ましいでしょう。

着火したあとは手に何も残りません。
動力源はありふれたもので、電化製品を扱っている店にいけばかならずみつかります。
ただし、着火にあたってはフラッシュペーパー・フラッシュコットン等が必要です。

なお、着火のタイミングにラグがあるので、使いこなすには
慣れが必要です。
テクニック的な難易度は低いです。
とはいえ、火を使うものですから、油断は禁物です。

この商品は火を扱うものです。
使用には十分注意してください。
このレビューを見たあとに当該の商品を購入し、火傷等なんらかのダメージを受けても、
Beeは責任を負えません。

★相性のいいアイテム
オープニングアクトに使用するべき道具です。
ここからグラスを出したり、あるいはコインを出してそこから演技に入るのが良いでしょう。

2007.7.9

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
Elmwood Magic $95.00 ○ アメリカ
The Magic Warehouse $88.00 ○ アメリカ

★動画サイト
サイト名 動画形式
White Rabbit Magic 不明(再生のみ)

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★★★