Small Magician MINI -24ページ目

Small Magician MINI

奇術道具レビューブログですよ。




今回買った、BUMAの商品のなかでは、一番の当たりでした。

ギミックは非常にシンプルですが、カジュアルに扱えるもので、自作するのは面倒なものです。
日本の紙幣で演じることも、もちろん可能です。
紙幣は、自分のものでも借りたものでも問題ありません。紙幣の種類も問いません。

解説書は図版も多く、非常に丁寧なものですが、上に紹介した動画とあわせると、理解度が深まりそうです。

ただ、難点もないわけではありません。
一番の問題点は、角度です。
鏡で練習すると、観客にどこまで見えているのかがよくわかりません。
そのため、手品人を相手に練習するか、ビデオに撮って研究するかしないと、身につかなさそうです。

そして、いろいろと研究したり、試行錯誤したりしてるのですが、なかなかベストな演技にたどり着きません……
が、そういった情熱を刺激するあたりは、いい道具だと思うのですよ。
オッドボール
(OddBall)

★現象
演者は黒い布袋から半透明のボールを四つと黒いボールを一つ取り出します。
袋には他になにも入っていません。
このボールを袋に戻してよく振ったあと、五人の観客に一つずつ、自分も見ずに
ボールを取ってもらいます。
演者はボールを取ってもらうあいだ、観客の方を見ません。
この状態で、演者は黒いボールを取ったひとを当てます。

★解説
Marc Oberon師の考案です。

実は、メンタルマジック好きであるにもかかわらず、この手のトリックは敬遠してました。
テレビやレクチャービデオで見る限り、あまり不思議に見えず、おもしろそうとも思えなかったためです。

が、例によってミスターマジシャンに行ったとき、根本さんに実演を見せてもらって
すぐに購入してしまいました。
そのとき、わたしのほかにもうひとりお客さんがいたのですが、その方も購入なさってました。
理屈を飛び越えてひたすらに不思議で、その不思議さがおもしろさだったからです。
こういったタイプのトリックは、おそらく被験者になってみないとわからないのだと思います。

さて、商品ですが、ボールは観客に握ってもらうわけですから、改めが可能ということです。
袋にも余計なポケットだとかはありません。
演技の前後にさわってもらうことができます。
とはいえ、過剰な改めは他の演技に支障を来すことがあるので、そういう意味であまりおすすめしませんが。

テクニックは不要ですが、ただし、購入してすぐにできる、というわけでもなさそうです。
少し練習が必要です。
ちょうどミスターマジシャンでこの商品を購入した直後に奇術サークルに行く用事があったので、
何人かのひとに実験台になってもらったところ、だいたい10分(5回程度)で80%くらいの成功率になりました。
もう少し練習すれば、100%になると思います。

トリックは非常にシンプルです。
ひとによっては、値段に相当するトリックでない、と感じるひとがいるかもしれません。

★相性のいいアイテム
演出としては、上記のようなもののほか、観客に自分の取ったボールを見てもらい、
相手の心理を覗く、とすることも可能です。
その場合は透視ではなく読心術になりますから、自ずといっしょに演じるトリックもかわるはずです。
◆デモン・デック
◆ギリガンの予言

2007.4.12

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
Elmwood Magic $29.95 ▲ アメリカ
フェザータッチマジック 3950円 ○ 京都
G.I.N. 3800円 ○ 大阪
ミスターマジシャン 3800円 ○ 大阪

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★★☆

★2015年の追加コメント
先日、明治時代の奇術解説書を読んでたら、ばっちり同じトリックが解説されてて驚きました。


今月はBUMA特集です。
といっても、購入したのは3点だけですが。


わたしの手品興味は、「ギミック」です。
場合によっては、現象よりもギミックが優先されます。
クレバーな機構や仕掛けがあるほど、わたしのギミック欲は満たされます。
しかもそれは、複雑でなく、シンプルであるほど満足の度合いが高まります。

しかし、シンプルな解決となると、おのずとその解法自体は類似のものになってきます。
それでも、意外な仕掛け方をしていれば満足はします。

さて、この商品、販売しているStevensの但し書きを挙げると、


・Uses no needles, invisible loops or invisible thread!
・Everything happens in the spectator’s hand.
・May be instantly repeated.
・Under your complete control at all times.
・Gaff is completely invisible to audience.
・Completely original in design and execution.
・Hand crafted by Buma in limited numbers.

とあります。
うーん、嘘はありません。ただ、必ずしも完全に合致しないケースもあります。
たとえば、2つ目の項目は、無理な場合もあるので。

また、演技のシチュエーションは結構限定されます。
そのシチュエーションが整っている限りにおいては、リセットも簡単で、すぐに演じることができます。

ただ、問題の演技そのものですが、難しいというわけではないものの、なんというか、繊細さのようなものが要求されます。

そういったシチュエーションだとか繊細さだとかの問題があるため、あまりカジュアルに演じられるものではありません。
値段も高いですし。
エンチャンテッド・キューブ
(The Enchanted Cube)

★現象
 色がバラバラのルービック・キューブがあります。色をそろえようとしますが、どうにもうまくそろいません。
しかし、このキューブを空中に投げると、一瞬ですべての面の色がそろってしまいます。

★解説
 Daryl師の考案、と思っていたら、考案自体はCraig Nichols師で、Daryl師はその独占制作・販売権を保有者であるとのこと。
shanlaさん、ありがとうございました。

以前、二重落ちさんに見せてもらったことがあって、それ以来気になっていた道具です。
先日、ふじいあきら師の「できる!DVDマジック天国」を買うために東急ハンズへ行ったとき、たまたま見かけたのでつい買ってしまいました。
お給料の還付金がそれなりの額だったのが引き金になりました。

何しろ、現象ははっきりしているので、ウケます。
というか、わたしは二重落ちさんに見せていただいたとき、本当にびっくりしました。
ステージでは辛いでしょうが、サロンくらいの距離なら十分です。
クロースアップでも大丈夫でしょう。

ただ、結構面倒です。
慣れてしまえばそうでもないのですが。
わたしは練習のときに「どうにもならない状態」にしてしまって、何度と無くしなくても良い苦労をしました。

この道具を手にするとき、ついでに普通のルービック・キューブも一つ二つ買っておくとよいでしょう。
理由は、説明書を最後まで読めばわかります。

★相性のいいアイテム
最初に持ってきても良いでしょうが、他のマジックの間に使うと良いと思います。
個人的には、性格として爆弾キューブに近いような気がしました。トリネタとしては弱いでしょう。
◆ベリー・ワイルド!
◆レッド・シー・パスオーバー

2005.1.7

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
東京マジック 3150円 ◎ 大阪
Fooler Doolers $19.95 ▲ アメリカ
Hank Lee $22.95 ▲ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★★☆☆
効果 ★★★★★
エレクトリック・ホットリード
(Hot Leads, Electric)

★現象
基本的にはホット・リードと同じ現象です。
演者は黒い皮財布のような名刺入れから一枚の名刺を取り出しますが、
その名刺は炎に包まれています。
火を吹き消しますが、燃えていた形跡はほとんどありません。

★解説
Jim Pace師の考案です。

現象としてはホット・リードと同じなのですが、ギミックなどは大きく異なります。
「エレクトリック」ですから。

ただ、結論からいえば、オリジナルの、エレクトリックじゃない方のホットリードのほうが汎用性は高いです。
というのも、
・一枚しか出せない。二枚以上の場合は、その都度リセットが必要である。
・電池式なので、万が一電池が切れていた場合は着火しない。また、回線が切れてしまっている可能性もある。
・名刺と財布以外にあるものが必要であり、しかも消耗品である。
・着火に失敗することがある。その場合、取り返しがきかない。
・電池が切れたらJim Pace師に直接コンタクトを取らなければならない。
と、非常に困る点が多いのです。

もちろん、オリジナルよりも優れた点があります。
・動作音がない。
・外見に怪しいところがない。
しかし、上に挙げた欠点をくらべてみると…といったところです。
さらに、値段もずいぶん違います。海外価格で60ドルですから、
国内で販売されたとしたら7000円かそこらになるのではないでしょうか。
果たして、そこまでの価値があるかどうか…

また、オリジナルでの欠点、すなわちセットしてからの時間についてもクリアされていません。

★相性のいいアイテム
そういうわけで、あんまりおすすめしません。
同じ現象なら、オリジナルのホットリードをおすすめします。

2007.12.28

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
Hank Lee $59.95 × アメリカ
Elmwood Magic $59.00 × アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★☆☆☆☆
効果 ★★★★☆



5月に「なんで浮くのカネ~?」という絶版商品を紹介しました。
そちらは紙幣を怪しい(ほめ言葉です)ケースに入れるのですが、こちらはそういったケースに入れたりしません。
とはいえ、もちろん、仕掛けがまったくないわけではありません。

この2つの道具を比べると、いろいろとおもしろいことに気づきます。
Air Levitationの場合、不可能性を高めるために、細々とした細工をいろいろとして、さらに余計なものをそぎ落として……という作業を繰り返したのだろうと思います。
一方、「なんで~」の方は、手軽さに演じられること、コストを下げることを優先した結果、こういうギミックになったのだろうな、という気がします。

実演動画をみればわかるとおり、「完全に浮いている」ことを演出することができます。
演技自体はさほど難しくはありませんが、タイミングや身体の動かし方など、練習しなければならないことは結構いろいろありそうです。

手順は非常に練られていて、挙動のひとつひとつが作り込まれています。
紙幣は日本円でも問題なく、借りたもので演じることが可能です。
もちろん、自分が用意したものでもかまいません。
演技の前後に調べさせることができます。

解説書は英語ですが、豊富な図版により、どのタイミングで何をしたらいいのかがよくわかるようになっています。
エフリクテッド
(Afflicted)

★現象
演者は観客に小さな封筒と針を渡します。封筒の中には紙片が入っているようです。次に、数枚のカードを裏向きにして、一枚を観客に選んでもらいます。
そしてそれから、観客に針を封筒に突き刺してもらいます。
演者は「両太ももと肩に熱を感じます」と言って、封筒の中の紙片を見てみると、人の絵に針で刺した穴が空いていて、その穴は両太ももと額に空いています。
最後に、先ほど観客に選んでもらったカードを見てみると、両太ももと額に血だまりのような赤い染みがついています。
 

★解説
 Marc Spelmann師の考案です。

上の現象はメンタルマジックの演出です。
もう一つ、マジック的な演出も解説されています。どちらかというと、こちらの方が不気味かもしれません。
ただ、その場合はちょっとした道具が必要になります。
しかも、この演技に適したサイズのものを探すとなるとかなり難しいです。

技術は不要です。練習もさほど必要ではありません。

★相性のいいアイテム
Selmann師の実演の印象があるので、物体移動のような現象、あるいはマインドリーディングなどがよいかと思います。
◆コピー・キャット
◆スパイダー・ペン

2005.7.6

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
オフィス・ニシカワ 3990円 ○ 奈良
The Magic Warehouse $25.00 ▲ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★☆☆☆☆
効果 ★★★☆☆
先日、実在性ミリオンアーサーのミニライブに行って参りました。
非常に楽しかったのはいいのですが、その折に喉を痛めてしまいました。
その後、寝起きに喉がなんだか痛んでおります。風邪かもしれません。


さて、恒例の「悪の枢軸部まとめ」より、いくつかをチョイスして。


Timeless


以前に「クロノス」という道具がありました。
現象としては、それの簡略版といったところでしょうか。
見たところ、クロノスとは異なったギミックのようです。
買うつもりはありませんが、興味はあります。


Longer and Leaner


改め可能な「伸びるクイーン」。
ちょっとおもしろいですね。
伸びてたクイーンが一瞬で元に戻るのは、いいのか悪いのかわかりませんが、わたしがこの現象を思いついてたら、きっと同じことをしてるでしょう。


Re Boxed


最近再販もされた、Bedwellの商品と同じ名前、現象もちょっと似てます。
が、たぶん、こっちの方は「リボックスド」じゃなくて「リーボックスド」と読ませるのでしょう。
このあと、ギミックの処理はどうなってるのかな、と気になるところではあります。


Lockey


現象は非常に魅力的です。
ところどころカットしているところがあるので、その場面で何が行われてるのかが気になるところ。
スイッチの動作があったりするのでしょうか?


では、また来月。
先日、戸崎さんがとざぶろでマジックマーケットの出展者募集をしてたので、光の速さで申し込みをしました。
今年は申し込み一番乗りです。

以下、イベントの日時や場所など。


開催日時:2015年8月29日(土) 12時~18時
会場  :かやの木会館 4階多目的ホール
     東京都台東区蔵前 3-22-9
     http://www.kayanoki.com/

かやの木会館は、大江戸線・浅草線「蔵前」駅のすぐ近くにある施設です。
かや寺という、浄土宗のお寺さんの施設です。
江戸時代からメセナ的活動をしてきた寺院ですね。

さて、今回の出展では、過去のコミケでおまけとしてつけたものを販売しようと思います。
なので、すでに過去出品物をお求めの方には、あまり意味ないかも……
というのもおもしろくないので、どうにか、新しいネタを考えてみます。

また、実家の整理をしてたら、Kacamata Flash Changeが出てきたので、実用に耐える状態であれば販売します。
新しく作るのは面倒だな……

エクスプローディング・ライト・バルブ
(Exploding Light Bulb)

★現象
演者が電球を持ち、念を込めるとその電球が突然破裂します。

★解説
 Yigal Mesika師の考案です。

ギミックは小型かつ強力です。
万が一この道具を使用して怪我をしても、拙サイトは一切責任を負いません。
ご了承ください。

ギミックのサイズはかなり小型で、セットした状態でポケットに入れておくことができます。
が、何かの拍子でギミックが作動してしまうと色んな意味で危険なので、あまりおすすめしません。

破裂させるライトは、カメラのフィルムケースくらいのサイズのものから、廊下や手洗いの天井にセットするような
サイズのものまで可能です。
あまり小さいもよりはほどほどに大きいもののほうが諸々都合が良いと思います。
試していませんが、薄いガラスのものならだいたい割れるので、ショットグラスのようなものでもいけるかもしれません。
ただし、割れるだけで破裂するところまではいかないような気がします。

現象はシンプルかつ効果的です。
これを単品で見せるのもそれはそれで面白いような気がしますが、演技を終えて、
それでも最後に何かひとつ見せて、インパクトのあるオチで締めたい、というようなときの使用が向いてるように思います。

また、割れたガラスがどれくらい飛散するかは想像しがたいので、
厚手の透明ビニール袋のようなものに電球を持った手を入れて、口を輪ゴムでしばってしまえば
よいかと思いました。あとの始末も楽ですし。

扱いは、怪我のことさえ気をつければ、ほかに障害になることはほとんどありません。
ただし、ギミックが作動したあと、角度に気をつけないとギミックが見えてしまう場合があります。

説明書はあまり詳しくありません。
おそらく、ギミックをみれば使い方はわかるかと思いますが、
それでもできることなら国内のショップでの入手をおすすめします。

★相性のいいアイテム
完全にビザールマジックだと思います。
しかも、これ自体はトリをつとめられるほどの厚みのあるトリックだとは思えないので、
最後におまけ的に演じることになるだろうと思います。
◆エレクトリック・タッチ

2006.11.27

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
The Magic Warehouse $45.00 ○ アメリカ
G.I.N. 3000円 ◎ 大阪

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★☆☆☆☆
効果 ★★★★☆