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Small Magician MINI

奇術道具レビューブログですよ。

パーモ
(Palmo gimmick)

★現象
カラーチェンジグシルク用のギミックです。
左手で拳をつくります。そこに白い45センチシルクを入れていき、下から引っ張ると、
赤く染まっています。最後まで引き出し、すべて赤く染まったことを確認します。
左手を開いても、白いシルクはありません。

★解説
Duane Laflin師の考案、と考えてしまってよいのでしょうか?

カラーチェンジグシルク、といえば、定番はダイチューブです。
しかし、一般的なダイチューブの場合、使用できるシルクは20センチ程度のもので、
しかも一度使うとシルクがかなりくしゃくしゃになってしまいます。

このパーモギミックの場合、45センチのシルクが使用できます。
面積でいえば四倍とはいかなくても三倍はあります。
しかも、サロンはもちろん、クロースアップでも使用できます。

ギミックの形状については、リンク先に写真もあります。
ここまでダイレクトにギミックそのものを見せているというのも珍しいような気がします。

率直にいえば、てのひらサイズの金属の筒で、ごく一般的かつ冷静に考えれば、
そんなものに千円も二千円も払うのは愚の骨頂であるように思われます。
きっと、非手品人にいえば「ハンズに行けば300円くらいであるんじゃない?」と言うでしょう。

が、もちろん奇術の場合、ギミックの材料費ではなく、その手順等に料金を払うわけで、
それはこの商品においても同様です。
ただし、このギミックについてはさほど詳しい説明書がついていません。
すでにダイチューブについての知識があるか、平行して説明しているものを購入する必要があるでしょう。
また、シルクもついていませんので、手持ちがなければ併せて入手しなければなりません。

その意味では、ミスターマジシャンで販売されている「カラー・チェンジング・シルク(ロン・ウイルソン) 」か、
「ハーフ・ダイ・ハンク(ビリー・マッコム)」等の、ギミックと手順書がセットになった商品の
購入がいいでしょう。
ただし、これらにおいてもシルクは別売りです。

難易度は比較的低いです。
ただし、タイミングあるいは角度についての十分な研究が必要です。

★相性のいいアイテム
演技の最初にもってくることも、途中でもってくることも可能です。
が、動作をほかの動きにまぎらわせることを考えると、途中でもってくるのがいいと思います。
◆クロウリーズ・カード
◆インポッシブル・マトリックス

2007.7.7

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
Elmwood Magic $11.95 ▲ アメリカ
ミスターマジシャン 1600 × 大阪

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★☆☆
パーフェクトクリップボードS
(Perfect Clear Clipboard)

★現象
半透明のクリップボードを渡し、演者は後ろをむいています。そのあいだに、ひとりの観客に二桁の数字を書いてもらいます。
もうひとりの観客には好きな色の名前を書いてもらい、もうひとりには人の名前を書いてもらいます。
書き終わったらメモを観客の手ではずして、もっておいてもらいます。
演者は観客の残留思念を読み取り、別の紙に何かをかきつけます。
観客にそれぞれ書いたことを聞きながら演者の書いた紙を見てみると、すべてみごとに当たっています。

★解説
 Guy Buvli師の考案です。

上に書いた現象はわたしが勝手につくったものです。もちろん実演可能です。
半透明のクリップボードはおよそB6くらいのサイズで、油性ボールペンがついてきます。
ただ、ボールペンがついたクリップボードというのをあまりみかけないのとサイズが中途半端であるため、
わたしはこれの半分くらいのクリップボードを使用しています。
あまり多くのひとにマジックを見せる機会もないので、これくらいで十分なのです。

多くのメンタルマジックがそうであるように、このトリックも技法は不要です。
そして、やはりほとんどのメンタルマジックがそうであるように、演出をどうするかでおもしろさがかわるタイプの
トリックだと思います。
「観客が紙になにか書いた→演者がそれを当てる」というだけのルーティンが、ある程度の知性をもった人間に
とって面白いものであるとは思えません。
演者の全体的な雰囲気とあいまって、大きなそして根本的な問題だと思います。

などということを、最近非手品人の前でマジックを演じることが少ないわたしが言ったところで、
なんら説得力をもたないのですが。

★相性のいいアイテム
かなりハードなマインドリーディング現象です。こってりとメンタルマジックを演じるための道具でしょう。
なので、前後にもってくるとしたら、インビジブルデックやエキスパート・デックでしょうか。
うしろに持ってくるのはザ・ラストカードが良さそうだと思います。
◆インビジブルデック
◆エキスパート・デック
◆ザ・ラストカード

2005.11.27

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
フェザータッチ・マジック 5900円 ○ 京都
The Magic Warehouse $45.00 ▲ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★☆☆☆☆
効果 ★★★★☆


コインがデックの間から出てきて、しかもそれが観客の選んだカードの上から、という現象は、たまに見る気がします。
この商品は、他のものを買うためにマジックランドへ行った折、実演を見せてもらってから購入しました。

現象は、消えたコインが出現して、しかもそれが観客のカードの上に現れる、というものです。
個人的には、複数の現象が同時に現れるタイプの道具はあまり好きではありません。
どちらに驚いたらいいのか混乱するからです。

が、ギミックが面白そうなので、購入してみました。
値段は結構高いですが、かなり丁寧に作られています。
ギミックの動きも悪くありません。


【現象】
演者がまったく見ていない状態で、観客が箱の中に入れたカードを、演者が当ててみせる。

演技時間が長いため、簡単な現象説明を付しました。

何度でも演技が可能です。
技術的な難しさも、動画を見てもらえればわかるとおり、ありません。
何しろ、演者はほとんど何もしないので。

ただ、一番の問題点は、観客が「演者の言ったとおりに動く」ことが前提となっている、ということです。
余計な動きをしたり、順番を間違えたりすると、非常に悲惨なことになります。
そして、観客が「演者の言うとおりに動かない」可能性は、結構高いように思われます。

リカバリーができる範囲でのミスであればいいのですが、当然その場合は、演者が積極的に動かなければなりませんし、動画のように演者が全く見ていない状態だと、エラーが発生したかどうかもわかりません。
もしも演者が見ているところでエラーが発生したとして、それをリカバリするとなると、当然ながら演技はクリーンなものでなくなってしまいます。

というわけで、「何かが惜しい」トリックです。
パパ・ラビット・ヒッツ・ザ・ビッグタイム
(Papa Rabbit Hits The Big Time)

★現象
兎の形をしたスポンジが、鳥の姿に変わります。
逆に、鳥の形のスポンジが兎の形に変わります。
そんなジョークマジックをしたあと、二つのスポンジ兎を使ったルーティンに入ります。
手順自体はオーソドックスです。

★解説
 Daryl師の考案です。

スポンジは黄色で、テンヨーの赤いウサギのスポンジと柔らかさを比較すると、若干固いかもしれません。
が、さほど気になるレベルではありません。
テンヨーの商品が小→大であるのに対して、こちらは大→小の現象です。

Daryl師の商品が相次いでリメーク販売されたのは去年のことだったと思います。
そのリメークが一段落したあと、今年の初めくらいに購入しました。
というのも、去年の年末に行われたG's ファクトリー(現G.I.N.)のイベントにおいてアルフォンソ師が演じられた、
この商品の演技があまりにも面白かったためです。
レクチャーに参加された方はご記憶のことと思います。

トリックに触れない範囲で師の演技のインパクトを示すと、「小道具の使用とタイミングが適切であった」
という点に尽きると思います。

また、スポンジのボールの演技では、いかにもそれが手品の道具であるのに対して、
鳥と兎のスポンジ人形である、という属性を付与することで、そのような手品的怪しさを一部回避できるところも、
この道具の良いところでしょう。

なお、商品には解説DVDがついていますが、師のレクチャーDVD「Fooler Dooler vol.3」にも演技と解説が収録されています。

★相性のいいアイテム
スポンジというアイテム自体がコミカルな道具で、様々な局面において通用する万能性を備えています。
さらに、この商品の場合は単なるスポンジではなく、ストーリー性が付与されているため、
その性格はさらに強化されてるといえるでしょう。
◆フォー・ナイトメアーズ
◆吸い付くグラス

2006.11.15

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
The Magic Warehouse $13.95 ○ アメリカ
Hank Lee $14.95 ○ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★★☆
パーフェクトクリップボードS
(Perfect Clear Clipboard)

★現象
半透明のクリップボードを渡し、演者は後ろをむいています。そのあいだに、ひとりの観客に二桁の数字を書いてもらいます。
もうひとりの観客には好きな色の名前を書いてもらい、もうひとりには人の名前を書いてもらいます。
書き終わったらメモを観客の手ではずして、もっておいてもらいます。
演者は観客の残留思念を読み取り、別の紙に何かをかきつけます。
観客にそれぞれ書いたことを聞きながら演者の書いた紙を見てみると、すべてみごとに当たっています。

★解説
 Guy Buvli師の考案です。

上に書いた現象はわたしが勝手につくったものです。もちろん実演可能です。
半透明のクリップボードはおよそB6くらいのサイズで、油性ボールペンがついてきます。
ただ、ボールペンがついたクリップボードというのをあまりみかけないのとサイズが中途半端であるため、
わたしはこれの半分くらいのクリップボードを使用しています。
あまり多くのひとにマジックを見せる機会もないので、これくらいで十分なのです。

多くのメンタルマジックがそうであるように、このトリックも技法は不要です。
そして、やはりほとんどのメンタルマジックがそうであるように、演出をどうするかでおもしろさがかわるタイプの
トリックだと思います。
「観客が紙になにか書いた→演者がそれを当てる」というだけのルーティンが、ある程度の知性をもった人間に
とって面白いものであるとは思えません。
演者の全体的な雰囲気とあいまって、大きなそして根本的な問題だと思います。

などということを、最近非手品人の前でマジックを演じることが少ないわたしが言ったところで、
なんら説得力をもたないのですが。

★相性のいいアイテム
かなりハードなマインドリーディング現象です。こってりとメンタルマジックを演じるための道具でしょう。
なので、前後にもってくるとしたら、インビジブルデックやエキスパート・デックでしょうか。
うしろに持ってくるのはザ・ラストカードが良さそうだと思います。
◆インビジブルデック
◆エキスパート・デック
◆ザ・ラストカード

2005.11.27

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
フェザータッチ・マジック 5900円 ○ 京都
The Magic Warehouse $45.00 ▲ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★☆☆☆☆
効果 ★★★★☆
バニシング・グラス・アンド・リキッド
(Vanishing Glass & Liquid)

★現象
中に飲み物の入ったショットグラスをもち、これを両手ですりこむようにすると、そのショットグラスが消えてしまいます。

★解説
 考案者は不明です。

例によって「MadHatter Magic」での購入商品です。
「たぶんこうなんだろうなぁ」と思っていたところと、ほんのすこしだけ違いました。
そしてそれは、良い方向にズレてくれていました。

ショットグラスもついてくるのですが、プラスチック製です。
なので、できることならギミックに合ったサイズの、ちゃんとしたグラスを用意するのがよいかと思います。
なお、消失現象がそもそものギミックの目的ですが、出現にも使うことができると思います。
あるいは、Eugene Burger師の「Gourmet Close-Up Magic」に解説されている方法などでグラスを出現させ、
飲み物を飲んだあとにこのギミックでグラスを消失させてしまうとか(くどいかもしれませんが)。

クロースアップでも使用できます。
が、できれば少し距離があったほうがいいと思います。
難易度はさほど高くありません。特に、出現現象として使うのであれば、消失現象として使うよりも難易度が下がると思います。

★相性のいいアイテム
オープニングで使うか、これ単品で軽く演じる道具だと思います。
なので、このあとに演技を続けるのであれば、何をしても良さそうです。
液体がらみならば消える水だとかマジック・ウォーター・ジャグなんていう道具もあります。
◆消える水
◆マジック・ウォーター・ジャグ

2006.5.10

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
MadHatter Magic $2.95 ◎ アメリカ

★評価
技術 ★★☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★☆☆
4月1日は私用のため更新ができず。エイプリルフール用に考えてたネタもあったのですが、来年に先送りです。

さて、毎月恒例、twitterでつぶやいている#悪の枢軸部まとめより、いくつかの動画をピックアップ。


Phase


紙幣とカードの貫通現象です。
国内のショップで扱っているところはありましたっけ?


Origami Effect


久々にAndrew Mayneのご尊顔を見たな、という気分です。
ひょっとして、日本以外だと折り紙ってあんまりメジャーじゃないんでしょうか?

関連動画を見ていたら、こんなのもあったので、ついでにご紹介。



JUMP (Blue)


バイスクル青専用ギミックということみたいですね。
結構、勢いよく飛ぶみたいですが、演技中の誤作動とかないのかしらん。


Abacus


最初にしっかり予言を見せておきたいところではありますが、キャラによっては(つまり、動画の演技のひとみたいな感じだったら)、それはそれでいのかな、とも思ったりします。


というところで、また来月。


日本で喫茶店に入ると、砂糖の提供はシュガーポットに入ったものか、もしくはスティックシュガーを出されることが多くて、この商品も現象は面白いんだけどなー、とスルーしておりました。

が、最近よく行く店に、この手のパックタイプの砂糖を出しているところをみかけたので、購入してみました。
セットアップはさほど難しくありません。
コインは観客から借りたもので演じられますし、サインもさせられます。
技術的な難しさも、そんなに高くはありません。

気になるところを挙げるとすれば、セットアップの煩雑さでしょうか。
難しくはないのですが、手軽ではないのです。

解説は、良く言えばシンプルです。
いじわるな言い方をすれば、無駄な話が多いように感じられます。
「べらべらしゃべってるなら、手を動かせよ」みたいな。

値段は高くも安くもない、っていうところですね。
ビデオダウンロードにして1900円くらいにしてくれたらよかったのに。
ハート・アンド・オバル
(Heart & Oval)

★現象
ハートと楕円の形をした小さな木箱を出します。片方を観客に選んでもらい、中にサインをしたコインを入れてもらいます。
仮にハートを選ばれたとします。
これをそれぞれ袋に入れておまじないをかけたあと、木箱を開けてみると、ハートの木箱にいれておいたはずのコインが
楕円の木箱に移っています。

★解説
 考案者は不明です。

商品としてのデキは、関西弁でいうところの「ぼちぼち」で、ものすごく良いわけではありませんが、
さりとて悪いわけでもありません。
材料を与えられて、2000円やるから作れ、と言われたって作れるもんじゃないですし、
そのあたりに文句はありません。

ノリとしては、マギー司郎師かゼンジー北京師か、といったところで、
ひょっとするとタネがばれることを前提に演じるような道具なのかとも思いますが、
どうなんでしょうか。
少なくとも、あんまり大まじめに演じる道具ではなさそうな気がします。
逆に言えば、そういう演技の中で使えば、ツカミとして機能しそうではあります。

道具は見ればだいたいすぐに仕掛けがわかるので、説明書が英語であってもさほど困らないと思います。
演技自体も、それほど難しくはないでしょう。

★相性のいいアイテム
あんまり深刻に演じると、かえって失笑を招く気がします。
なので、コメディタッチにばかばかしく演じるのが楽しくて良さそうです。
わたしのなかでは吸い付くグラスに近い位置づけです。ただし、オープニングにもってきても良さそうです。
マギー司郎師のように、続けてばかばかしいネタに移るなら吸い付くグラス、コメディタッチでしかし不思議、という
風にしたいならスルー・ザ・ミラーなどいかがでしょうか?
◆吸い付くグラス
◆スルー・ザ・ミラー

2005.5.10

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
The Magic Warehouse $11.00 ◎ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★☆☆☆☆
効果 ★★★☆☆