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Small Magician MINI

奇術道具レビューブログですよ。

フルーテラー
(Fruiterer)

★現象
演者はいろいろな果物の絵の描かれたスケッチブックを観客に見せます。
観客にスケッチブックの適当なページをあけてもらいます。
選ばれたところのページを破り取り、筒状に丸めます。
すると、筒からその果物が落ちてきます。
筒を広げると、果物の取り去られたあとしか残っていません。

★解説
Mago Anton師の考案です。

Mago Anton師といえば、昔のFISMで水槽脱出の演技をしようとしたところ、
その水槽が割れてしまい、観客を水浸しにしてしまったひとです。
直に見たわけではありませんが、見たひとから話を聞きました。

さて、この商品、ずいぶんと前に手に入れたものですが、
どういうルートで手に入れたのかさっぱり覚えていません。
Magic Proshopあたりで注文したのでしょうか。

絵に描いたものが現実化する、というコンセプトのトリックは多く、
「ボール・ア・ラマ」や「スーパー・パッド」、最近テンヨーから出た「魔法のキャンディー」などがあります。
また、Martin Louis師の「カーディオグラフ」などもその範疇に入るでしょうか。

この手のトリックには、ある共通する難しさがあります。
その難しさをクリアしようと思うとギミックが複雑になり、観客に見せられない部分が多くなります。
このトリックの場合、難しさは難しさのまま置いてある反面、観客に見られてもいい部分が多くなっています。

ただ、当然、「魔法のキャンディ」や「スーパー・パッド」等よりも演技の難易度は高く、
というかそれなら、わざわざこんなギミックにしないでも、
ブランクなスケッチブックを用意して果物の絵を描けばいいんじゃないか、と思わないでもないです。

説明書は写真も豊富なものがついてきますが、道具を見て、それから演技の動画を見れば、
だいたい何をすればいいかはわかると思います。

★相性のいいアイテム
演技の最初に持ってくるべきでしょう。途中に持ってくると、その前で流れが止まってしまいそうです。
クロースアップは少ししんどいので、パーラー/ステージを想定すると、
コピー・キャットのような観客との絡みのあるトリック、あるいはシルク・セレナーデのようなトリックが良いでしょうか。
◆コピー・キャット
◆シルク・セレナーデ

2008.2.3

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
MagoAnton.com 40.00ユーロ ○ アメリカ

★評価
技術 ★★☆☆☆
練習 ★★★☆☆
効果 ★★★★☆
フリント・フラッシャー
(Flint Flasher)

★現象
手の中から炎が燃え上がります。


★解説
 考案者は不明です。

炎を使うマジックはいつも効果的です。
あるとき、ある人が「カードを一枚撰んでくれる?」といってデックをスプレッドしていたときにこれを使っていました。
それがあんまり上手かったので、頼んでこの道具のことを教えてもらいました。

これ自体は「手のひらから炎を出す」というだけのものです。
道具を見てしまえば「これなら自分で作れるな」とも思ってしまいます(実際に作るのはすごく面倒です)。
コンパクトなので、使ったあとに処理をするのもそんなに面倒ではないと思います。

なお、使用するたびにフラッシュコットンを消費します。

★相性のいいアイテム
導入としては抜群の道具です。
何かを一瞬にして出現させたり、逆に消失させたり。
わたしは出現させるときに使用しています。タイミングよく使えば、パケットをファンして出したり、ということもできますね。
◆バウンス・ノーバウンス

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
謎屋 1500円 ○ 大阪
G’sファクトリー 2400円 △  
Hank Lee $20.00 ◎ アメリカ
THE MAGIC WAREHOUSE $17.00 ◎ アメリカ
Magic Pro Shop $15.95 ◎ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★☆☆☆☆
効果 ★★★★★
フリー・ウィル
(Free Will)

★現象
三枚の木製チップと「予言」を使用します。それぞれ、△・□・☆の絵が描かれています。
これを裏向きにすると、裏面はすべて目の絵になっています。観客にすきなだけチップを混ぜてもらい、一枚を袋に一枚を観客の手に、一枚を演者の手に握ります。
「予言」の紙を見てみると、三枚のチップのある場所が予言されているのです。

★解説
 Deddy Corbuzier師の考案です。

三枚のチップ、予言の紙、袋、すべての道具を観客に改めてもらうことができます。
原理自体はそう新しいものでもないと思うのですが、シンプルにまとめられています。
とはいえ、そのためになんとなく種が知れてしまいそうな感じもします。

★相性のいいアイテム
シンプルなメンタルマジックなので、普通のマジックを平行して演じると台無しになりそうです。
B’ウエーブやインビジブルデックのような、カードのメンタルマジックをいっしょに演じるのがよいでしょうか。
◆B’ウエーブ
◆インビジブルデック

2004.4.30

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
G’sファクトリー 2000円 ○ 大阪
謎屋 2000円 ○ 大阪
Hank Lee $14.95 ▲ アメリカ
THE MAGIC WAREHOUSE $13.75 ▲ アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★☆☆


この手の、「透明のケースに入ったカードがサインされたカード」用ギミックというのはもってなくて、値段もそこそこだったので購入してみました。

類似現象の商品にどんなのがあったのかな、と思ってフェザータッチのサイトを見たら、ありがたいことに「関連商品」があったので、それを紹介しておきます。

360:http://www.ftmagic.jp/shopdetail/000000002756/
パラゴン3D:http://www.ftmagic.jp/shopdetail/000000003011/
クラリティBOX:http://www.ftmagic.jp/shopdetail/014000002016/

上述の通り、類似品を持っていないので比較もできないのですが、映像をみると大きな違いとしてはやはり、ケースをひっくり返さないところにあるようですね。

で、たしかにそういう演技は可能ですが、角度にはちょっと弱いかもしれません。
また、ケースをひっくり返すような感じで演じることは、もちろん可能です。

ギミックはちょっと変わったことをするところもあって、やや面倒です。
類似機構とどちらが面倒かといえば、どちらともいえないのですが。

使用するデックはバイスクルが標準ですが、自分で細工をすれば、タリホーなどほかのデックでも演技は可能です。
演技のあとは、観客に改めてもらうことも可能です。


非常に不思議ですね。
しかも、用具としては、この動画に映っているものしか使用しません。
商品としての構成も、もちろんこの映像にないものはありません(外箱などは除く)。

予言の演技でも、映像で"only one outs"と言っているとおり、封筒に他のカードは入っていません。

が、残念ながら、わたしがこれを演じることはなさそうです。
というのは、つまり、用具がシンプルなために、演技が大変に面倒というか、「しんどい」からです。
用具としてはここに映像に映っているものしか用いませんが、もちろん、この映像に映っていない「演技」はあります。
その部分が大変に面倒で、ちょっと演じたくないなー、と思ってしまったからです。

もちろんこれは私的な感想です。
手順自体はなかなかクレバーだと思うんですよ。
だけど、そのクレバーさは、演じたいという気持ちへの訴求力にはならない、ということなのです。

ブッダ・ペーパー・ミステリー
(Buddha Paper Mystery)

★現象
  四重になったカラフルな紙包みがあります。これにコインを包み、再び開けるとコインが消えてしまっています。

★解説
 考案者は不明です。
わたしはテンヨーのディーラーブースで直接購入しましたが、ひょっとしたら本に解説があるかもしれません。

上の「現象」だけでなく、様々なものを消したり出現させたり変化させたりできます。わたしがよくする手順は以下の通り。
ハートのスポンジボールが必要です。これもテンヨーのディーラーブースで売っていました。

★「みなさん、これが何かわかりますか?これは、お釈迦様が残した『欲しいものが手に入る紙包み』です。
疑ってますね?試みに、あなたが欲しいものを取り出してみましょう。何が欲しいですか?」
(このように尋ねると、大抵「お金」という返事が返ってきます)
★「では取り出してみましょう。…ほらね?お金が出てきました。
でも、わたしが欲しいのはお金ではありません。わたしが欲しいのは…」
(一旦コインを包み、再び開けます)
★「わたしが欲しいのは、小さくてもいい、『愛』なんです」
(と、小さなハートのスポンジを取り出す。以下、スポンジボールの手順にうつる)

追記:海外では「Buddha Money Mystery」という名前で流通しているようです。

★相性のいいアイテム
ロケットペーパーもそうですが、どのようにでも応用できる、懐の広いトリックです。
上記のようにスポンジボールのオープニングに使ってもいいですし、燃えてなくなったはずのカードを出してきてもいいでしょう。
また、白い紙を出して、マネーマシンを使ってお金に換えるという手順も考えられます。
◆インターセッサー
◆マネーマシン

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
謎屋 400円 △ 大阪
Special Magic Dealer's Shop 800円 ○ 大阪

※Special Magic Dealer's Shopの商品には大変丁寧な解説書がついています。

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★☆☆☆☆
効果 ★★★☆☆

 
フォー・ナイトメーアーズ
(4 Nightmares)

★現象
二本の長さが違うロープがあります。これが同じ長さになります。同じ長さのロープを結ぶと、結び目だけが取れて一本のロープになります。
また、このロープを結んでもなぜか結び目が溶けるようにほどけてしまいます。
そしてこのロープで大きな結び目を作ると、結び目が丸い輪になってしまいます。

★解説
 考案者は鈴木徹師です(shanlaさん、ありがとうございます)。
ある人に勧められて購入してみました(これはShanlaさんじゃありません)。

最初、家で練習していたら、ギミック部分が故障してしまいました。
購入したテンヨーのブースに連絡したところ、速やかに交換してくれました。

…が、新しくもらった商品はギミックがなんだか弱いです。
そういえば、実演してもらったときもディーラーさんがその部分で失敗してたなぁ。
また、ギミック部分がちょっと汚れてしまっていて、使いにくいです。

トリック自体は大変面白いです。
先日、p.k.gさんのお宅で久々に触ってみたら、結構楽しめました。
購入されるときは「汚れていないか」「ギミックが弱くないか」をちゃんとチェックしてから購入しましょう。

サロン向けだとは思いますが、クロースアップであっても角度とギミックに気を付ければ問題ないでしょう。

★相性のいいアイテム
ロープマジックはあまりしないので、前後にどんな演技をすべきかイマイチわかりません。
オーソドックスなカードマジック、たとえばアンビシャスカードやカード当てのようなものをもってくると、クラシックな雰囲気になるかもしれません。
ジョーカーズやレッド・シー・パスオーバーのように、派手すぎないマジックがよさそうです。
カップ・アンド・ボールなんかも相性がよさそうですね。
◆ジョーカーズ
◆レッド・シー・パスオーバー

2004.4.26

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
Special Magic Dealer's Shop 2800円 ○ 大阪

★動画サイト
サイト名 動画形式
Special Magic Dealer's Shop mov

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★★☆☆
効果 ★★★★☆
本来は手品道具ではなく、デジタルガジェットです。



少し前に、類似したものもありましたが、正直、実用的とはとても言いがたいものでした。
その点、この商品は普段使いのペンとして使用が可能です。

どういったことができるのかは、PVをみてもらえればだいたいおわかりいただけるかと思います。
というか、音楽再生ができるとは思ってもいませんでした。
使いませんけど。

そして、このブログをお読みの方ならおわかりのとおり、手品道具としてばっちり使えるわけです。
ノートの適当なページを開いてもらい、そこに好きな文字や絵をかいてもらいます。
それをbluetoothでリアルタイムに見ることができます。

用具としては、専用ペン・専用ノート、そして無料の専用アプリです。
ペンとノートはアマゾンで購入できます。
アプリはiOSでもandroidでも、フリーでダウンロードできます。

そして、この商品をOEMとして販売しているのがモレスキンの「スマートライティングセット」です。
http://www.moleskine.co.jp/smart_writing_set/

ロゴがモレスキンになっている以外は、システムもふくめて、まったく同じもののようです。
実は、わたしが購入したのはこちらです。
ところが、付属のノートが非常に使いづらく、どうしたものかと思って探した結果、Neo Smartpen n2にたどり着いたのでした。

欠点としては、重心が悪いことです。
ペンキャップをおしりに付けると、非常に書きづらいです。
その他、持ち具合など、まだ改善点はありそうです。

類似品のLivescribeのSmartpen 3は使ったことがないため、使用感などについての比較はできませんが、(本来の)機能的にはこちらの方が充実しているように思います。


毎度おなじみ、tiwtterの#悪の枢軸部のまとめより、気になったトリックをよりぬきで。
今月は気になったものが多めでした。

The Secret Weapon


最近、なんだか立て続けに発表されているヴァラリノの新作です。
単なるカード当てではあるのですが、かなり不思議です。
実際に手にしてみたいですね。


No Chance


変則的なロシアンルーレットです。
観客に、最後に触らせることができる、というのがなかなか興味ありますね。
これも、触ってみたい道具です。


Opus


すでにいくつかのマジックショップで取り扱いが始まっています。
失敗した状況まで予言できる、というのがなかなか面白いですね。
購入を考えています。


Polarity


わりと好きな現象です。
ただ、似たようなことを前に考えたことがあるので、これは買わないかな。


Elevated Dice Matrix


コインのマトリクスを知っているひとにはパロディになるし、知らないひとには変わった手品に見えるはずです。
オリジナルとギミックがどれくらい変わったのかが気になるところですね。


Calendar Presage


カレンダー系の現象はそんなに好きでもないのですが、これはちょっと興味あるかも。


Clonk 3


ふむ……これは面白いですね。
ギミックの動作タイミングがどれくらいコントロールできるんだろうか、という気はしますが、5月のトリックの中でも、かなり興味をもちました。


といったところで、また次回。
ブードゥー
(BooDoo)

★現象
演者は身体の部位の書かれたカードと人形の絵のカードを見せます。
裏向きにしたカードを一枚取り、これを相手の胸ポケットに入れてもらいます。
残ったカードのうち、一枚を選んでもらい、そのカードを見てから観客の胸ポケットにあるカードを
みてみると、その部位に穴があいています。

★解説
Phil Goldstein師の考案です。

類似のパケットトリックとしては、エフリクテッドがあります。
現象としてはエフリクテッドのほうが込み入っていて、さらに不気味さも上ですが、
手軽さでいえば、こちらのブードゥーのほうが優れています。

ただ、現象がシンプルな分、うまく台詞をつけないと、
「ふーん」と言われてしまいそうです。

マジックランドで購入してすぐに手品人の友人にみせたところ、
この手のトリックを見慣れていないのか、良い反応をしてくれましたが、
周囲にいた友人から上に述べたような趣旨のアドバイスをもらいました。

それをふまえて非手品人の友人にそれっぽく、このトリックだけを見せたのですが、
相手が女性だったこともあって、予想以上の反応をしてくれました。

トリックそのものは簡単です。
が、わたしは少しだけハンドリングをアレンジしています。

なお、店頭で購入した場合は、その場で解説書の最後を読んでください。
そして、オプションを購入するべきです。
そうでないと、わたしのように、次の機会に購入しに行かなければならないはめになります。

難易度はかなり低めです。
技法らしいものもほとんど使用しません。

★相性のいいアイテム
ものすごく不気味、ではなくちょっと不思議で気持ち悪い、というくらいのトリックです。
あまり他のトリックと重ねないほうが良いと思いますが、どうしても、ということなら、
スルー・ザ・ミラーだとかダイ・サイファー2など、軽くてまったく関係ないような現象のものがよさそうかも。
◆スルー・ザ・ミラー
◆ダイ・サイファー2

2008.4.14

★価格帯
店名 価格 日本語解説書 所在地
The Magic Warehouse $90.00 × アメリカ

★評価
技術 ★☆☆☆☆
練習 ★☆☆☆☆
効果 ★★★☆☆