前回記事に続き、今度はサイトーさんの商品を紹介しましょう。
が、その前に、サイトーさん自身についてのご紹介を。
サイトーこと齋藤修三郎さんは、奇術界隈では「なんかスゴいひと」として有名です。先のエントリでも話題にしたオールド・メイド・ピアノの改案は、話題になりました。これまでにも、MYSTさん考案のブックテストである「MadBook」のプロデュース、また「The Psy Deck」や「The Trinity Pad」などの考案・発表などもしています。
そのほかにも、富山達也さんが翻訳した本の多くの組版・表紙のデザインもされています。最近だと、ロベルト・ジョビーの『カードカレッジ・ライト』や『カードカレッジ・ライター』等を担当しています。
では、まずは「Triceratops」の紹介をしましょう。
完成品バージョンになる前から、いくつかパターンを見せてもらっているのですが、このトリック、おすすめです。サイトーさんの出すものにおすすめできないものなんて何一つないんですが、これは本当によくできています。
現象はこんな感じ。
演者は観客に、カードを十数枚渡します。カードにはそれぞれ、ひらがながランダムに10文字くらい書かれています。そして、それとは別に5文字で構成される言葉が数十書かれたワードリストを観客に見せます。そして、ワードリストを見て、心の中で好きな単語を決めて、ひらがなカードを並べてその単語を作ります。ひらがなカードには複数のひらがなが書かれていますから、たとえカードが並べられていても、観客がどの単語のつもりで並べたのかは、他の観客には全くわかりません。しかし、演者はすぐに観客の決めた単語を当ててみせます。
わかってます。現象が説明しづらいんですよね。でも、敬愛するミスターマジシャン(かつて大阪にあった、名物マジックショップ)の根本さんならきっとこんなふうに商品にコメントするはずです。
「女房を質に入れてでも買って下さい」
興味があれば、ぜひ、ブースまで来てください。導入部分の演技ならお見せできると思います。特製カードとワードリストのセットでマジケ特価4000円です。
しかもこの商品、マジケ予約特別企画として、抽選でひらがなカードの色違いバージョンをプレゼント!通常版のひらがなカードは裏が緑ベースなのですが、特別版は赤裏と青裏です。
「Triceratops」のみの予約の場合は、赤裏もしくは青裏のどちらかが抽選であたります。さらに、次のエントリで紹介予定の「The trick that cannot be named」とあわせて予約した場合、赤裏・青裏の2つセットを抽選でプレゼント。
マジケ当日は混雑と混乱が予想されるので、予約を強くおすすめします!
予約ですが、「Triceratops」と「The trick that cannot be named」はコチラ。
「JIS X 0401 「都道府県カード」」はコチラ。