夫が絶賛4連休中だ。
木曜日の午後に
人間ドックの再検査があって
もしものときはそのまま入院になるかも、と
金曜日は休暇を取ったとのこと。
幸いにも入院は免れたので
「金曜日は会社行こうかなぁ」と
言っていたが、
朝起きてこなかったので
どうも出社はやめたようだ。
最近休日出勤するほど
仕事はあったようだが、
一度決めた休暇を変更したくないのか、
忙しい時期に休暇を取ることが
同僚に対して気にならないのか、
…まぁ、そういう人だ。
そのおかげで、
メンタルをやられるあの業界でも
この年までほとんど無傷でこられたのだ。
私の大事な収入源。
娘も木曜日は入試の学力検査、
金曜日は面接、だったので
ちょうどいいから車で送るよう、頼んだ。
無事、受験は終わった。
木曜日の朝、検査のため禁食の夫。
もちろんやることは何もない人だ。
朝からテレビを見ている。
録り貯めたビデオを見ることにしたらしい。
だいたい録画の量と消化する量が
合わないのだ。
録ったけどもう見なくていいや、は
夫にはない。
物を捨てられないのには
こういう所にも現れる。
膨大な番組録画数。
物事の優先順位がつけられない、
取捨選択できない。
そういうことなんだな。
夫はNHKの「ファミリーヒストリー」を
制覇することにしたらしい。
木曜日から土曜日まで、延々と見ている。
私だってあの番組は面白いと思うけど
「やっと去年の分が終わったよ!」と
嬉しそうに報告されても
塩対応しかできない。
集中して、番組の関係者のように、
「あー、そうなっちゃうんだー!」とか
「それはダメだよー」とか
ものすごく入り込んでる夫を
気持ち悪いと思いながら見ている。
木曜日は大丈夫だった。
金曜日、嫌悪感が頭をもたげてきた。
土曜日の昨日はとうとう1人外出した。
それまで浅い呼吸になっていたことに
気がついた。
一緒にいるだけなのにね、
ものすごい破壊力。
ファミリーヒストリー。
夫の両親から、
その親の話を聞いたことがあった。
義父はその祖父(夫のひいおじいさん)を
「バラモン」と言っていた。
(宗教とは全く関係なし)
どうもアウトレイジスレスレの
メチャクチャな人だったらしい。
「あのおじいさんには
親父も苦労したと思う」とは
義父の弁。
血は争えず。
バラモンにしても義父、夫にしても、
本人の感覚と世間との感覚とのズレ、
すなわち常識外れな血が
脈々と受け継がれてる。
それでも会社勤め続いてるんだから
ずいぶん進化してるよな。
そう思うことにした。
ウチの先祖だって
どんな人かわからないんだし。
さて、息苦しい家を離れて
今日も清々しい世界の空気を吸いに行こう。
今日も美しいもの、優しいものを
私は私で探しに行こう。