今年は13回忌にあたる年なのですが、お盆シーズンは和尚さんが超多忙でご都合が合わないため、先月のブログにも書いた通り1ヶ月以上前倒ししての法要となりました。
この仕事をしていますと、ご先祖様には申し訳ないのですがお盆のお墓参りにも行くことが出来ません
話は変わりますが、北海道の食料自給率は何と200%近くもあるそうで、中でも日本有数の食料生産基地として知られる十勝地方に限定すれば1,100%もの自給率になるのだとか
十勝平野の雄大な自然環境と大陸的な気候のお陰で畜産、酪農、畑作が基幹産業として成り立っているのですね。
刈り取りが済んだ小麦畑。帯広市にて。
養蜂も畜産の分野に入るのですが、ここ帯広には農学、畜産科学、獣医学に関する日本で唯一の国立単科大学もあります。
私が夏の間滞在しているオホーツクの町には麹やお味噌を作っている古い醸造所があるのですが、
若かりし頃の父もまたこの町に来ていて、この醸造所に住み込みで働きながら夜は夜学に通い進学に向けて勉強していたのです。
その後、父は同級生からの誘いで地元の和歌山の県職員採用試験を受けることとなり、そのために和歌山農大の方に進路を変えたのですが、
私が滞在している北海道の小さな町が、かつて父も住んだ場所だったと後になって知った時には本当に驚きました
しかし驚きはそれだけにとどまりません。
さらに後年になって親戚の人から聞いたのですが、父がまだ結婚する前に「いつかミツバチを飼って、トラックに巣箱を積んであちこち移動してみたい」と言っていたそうなのです
ええっ?
かつて父が夢見たことを、知らぬ間にバカ息子の私が具現化しているではないか!
そうか…
だから父は、死ぬ間際になって私に
「蜂だけでも覚えといたらいい。財産になる」
と言い遺したのか!