マインドマシーンと自分を離す
離婚する前、私たち家族は田舎に移住しました
古い家ですが適度な大きさの庭と目の前にキレイな川が流れている平屋の一軒家で
かなり快適な住み心地ということもあり家賃を10年払うことで譲渡して頂く約束にしました
しかし離婚をしたことをきっかけに、そんなに長く住まないかもしれない
そもそも譲渡する時に色々な税金がかかってくるのでその費用も支払えないかもしれない
この家を一人で維持していくのは大変
という不安に飲み込まれ大家さんに賃貸契約に戻して欲しいとお願いしました
賃貸にするのは良いけど修繕費用は払いたくないと言われ
まぁでも仕方ないか・・・と条件は悪いのに引っ越す手間を考えてその条件を呑もうとしていました
が6日前に電気給湯器が故障
見積をとったところ50万円かかることが判明
50万かけて直すのに結局私はこの家を手放すの?
これまでだって元夫が色々費用をかけて直してきてかなりキレイにしたのに
50万という大きな費用が発生することもあり頭のおしゃべりが止まらなくなり
眠ることもできなくなりました
とにかく不安でした
じゃぁ、購入する契約でいく?
結局7年後譲渡して貰っても税金の支払いができなかったらどうするの?
古い家なんだから、もっと色々壊れるかもよ?
庭にある大きな木は?誰が切るの?もう夫はいないのよ?
本当に一人で維持管理、修繕までできるの?日曜大工レベルじゃないよ?
すっごい頭の中で警告!警告!とアラームが鳴り響きました
これを橋本翔太さんはナイト君と言っています
橋本さんは
人間の心は本当によくできていて、誰も助けてくれない、わかってくれないと理解したときから、自分の中にもうひとりの自分を生み出します。
誰も助けてくれないのであれば、自分の中にもうひとりの誰かを生み出して、そのもうひとりの自分に守ってもらおうとするのです。
自分を守ってくれる「親代わりの存在」を自ら心の中に作り出すのです。
と解説されていましたが、まさしくそうだと思います。
私が上記で感じた気持ち
支払えなかったらどうするの?
これ以上家が壊れたらどうするの?
庭の木はどうするの?
そうやって不安を煽ることで私を守ろうとしてくれる
でも、そうやって自分を守り続ける=現状維持し続けるとどうなるか
不幸ではなけど退屈な幸せ
を感じることになる
これは超実感しています
私はいつからか、守り=現状維持をする人生を送っていました
うっすらと、、、本当はこうしたい。という願望を抱きながらも
私には無理、家族がいるし、そもそもしたい事が分からないし
そうやって現状維持をしていました
なるべく怖い、不安、を感じないようにするために
でも離婚を選ぶ決断はその現状維持を辞めるという決断でもあり
その決断は私を根本から変えた出来事になりました
もう自分に我慢=嘘はつかない
ではこの家をどうしたいのか?購入するのか?賃貸にするのか?
ヒントは森本はるかさんの記事の中にありました
「希望の感覚」とはほんの一瞬入ってくるものです。
その次の瞬間には頭の声がうるさくなるので、すぐに「恐怖」が広がっていく。
だから、体感覚(肉体で感じてるいる感覚)を指針にするのなら。
最初に感じた「希望の感覚」を逃さずにキャッチすること✨
はるかさんの記事を参考に自分はどうしたいのか書き出しました
まず頭のおしゃべり(ナイト君、マインドマシーン)を認識する(自分と離す)ためにノートに書きだしました
そして購入する方がワクッとするか、賃貸の方がワクッとするか感じました
これをやった結果
私は7年後購入する方向で動くとワクッとしました
なので怖いし不安だけど、そう決めました
決めてもちょっとソワソワしてて、頭の声が煩くて仕方なかったので元夫に電話しました
初めて自分から電話したい。とメールしました
話を聴いて貰って段々と落ち着いてきて最終的にお金の面で足りなかったら
元夫も援助するからと言ってくれて、それも励みになりました
購入するぞ!と決めると50万円支払うことも苦ではなくなり
しっかり吟味しようと想えるようになったし
もっと稼げるように仕事を工夫していこう!と思えるようになったし
何よりも元夫に相談してもいいんだ!という気づきもありました
共依存だから、離婚したから、もう頼ったらダメ!次に行かなきゃ!って凄く自分に言い聞かせていたんだと分かりました
購入する!と決めて大家さんにも話をして改めてこの家や庭を歩いた時に
【これからもよろしくね】って家に愛情が芽生えていることに気づきました
ここを購入すると決めたのは元夫でした
私は【どっちでもいい】と思っていて、どちらかと言うと夫が欲しいと言うからしぶしぶ賛同しています。という立ち位置でした
だから家のDIYにも庭の手入れも全然興味なくて一緒にやろうとも思えなくて夫任せでした
逆にそんなに打ち込める事があっていいね、あなたは。ぐらいの傍観者
でも今は主体的に動きたい!と思っていて、そういう気持ちは生きていて楽しいという活力にもなります
久しぶりにワクワクするなぁって生きているって楽しいなぁって想えています
頭の中の自分を守るために怖いことを選択させなかったナイト君、マインドマシーンたちの言うことを聴いて現状維持を続けていた結果、人の世話をするために生きている感じになってしまい、生きることが楽しくなくなっていました
元夫もそんな私に【一緒にいても楽しくない】としょっちゅう言っていたし
本当にそうだったなと今更ながら思います
私は守りに入っていたんだろうと今なら解ります
しかしナイト君やマインドマシーンの言葉を無視し、離婚を決断しました
そこから人生が自分の手の中に戻ってきた感覚があります
もうね、DVモラハラ夫が良い悪いとか無くなってしまいましたw
そういう次元の話ではなく、自分で人生を選んでいく心地よさを思い出してしまいました
どんな決断をしても全部正解だと思います
その代わり絶対条件が1つだけあって、自分のワクッに従えたかどうか
それだけだと思います
今、生きていることが凄く楽しいです
まさか、こんな日が来るとは夢にも思いませんでした