···このような方がたまにいるので、今回はセミナーはちゃんと選ばないと金と時間の無駄という話と、セミナーに行く前に自分で勉強しろってことを書きます。
今回の内容は少しささくれだった表現になるかもしれませんがご了承ください。

①リテラシーとは?
まず、リテラシーとは、「社会生活の諸場面における適切な読み書き」と言われています。
元々は単に読み書きできる能力と言われている様です。
つまり、社会にある様々な情報を適切に「正しいor間違い」などと判別していくことを指します。
この能力のことをリテラシー能力と言います。
昨今は、様々なリテラシー能力があり、メディアリテラシー、ヘルスリテラシーなどあげていけば切りがない程あります。最近ではネットワークビジネスとかいうマルチ商法がえらくカッコいい名前になったものに対するリテラシーも求められています。
これらは、世に中に正しい情報もあれば間違っているor信憑性に乏しい情報がゴロゴロ転がっているということでもあります。
そこで、今回私が気になったのは理学療法士のセミナーリテラシー。
要は、セミナーの良し悪しを判断することです。SNSを見ていると片っ端からセミナーへ行き自己研鑽されている方を多くみかけます。
中には仕事を欠勤してまでセミナーに参加されている方もいるようです。
②なぜそのセミナーに行くのか?そもそもセミナーの内容を把握してますか?
まず、セミナーに参加する理由付けをした方が良いと思います。例えば…
○臨床で困っていることをいくつか挙げる
○それに当てはまりそうな内容のセミナーを選ぶ
○もしくはセミナーの内容だけではなく臨床で困っていることを質問したときに解決してくれそうな講師のセミナーに行く
○その道の第一人者の話を聞けば何かヒントが得られるかもしれない
など手順を経て理由付けした上で行くと学んだ内容の吸収率は段違いだと思います。
みなさんは本屋やネット通販で本を選ぶときは結構慎重になったり周囲の方に聞いてから買うと思います。
セミナーもそれくらいやって選ぶべきだと私は思います。
多くのセミナーは本より高い割にクオリティがとても低いものもあるので気を付けなければいけません。
③セミナーは最終手段
僕の中ではセミナーに参加するのは勉強をする上での優先順位は最下層くらいのレベルです。理由としては…
⑴無料で論文が読める、職場の先輩に聞く、本を読むなど無料でいくらでも勉強ができる上に情報の正確性(エビデンスの有無)としても論文の方が圧倒的に上だからです。
職場の先輩に聞くのも疑問に思ってから回答を得るまでの時間が早いため覚えやすい上に先輩も診ている症例だと実技やキャラクターなどを踏まえてディスカッションできるからです。
本は何十回も読み直しができるため知識の定着率がセミナーより格段に良いからです。
⑵研究や学会発表すらろくにしていない講師の話を聞くだけ無駄だと思っているからです。
セミナーは知識や技術を伝える場です。研究や学会発表をしていないことは、現象を論理的、情報の正確性に配慮しながら説明するトレーニングを公式な場で積んでいないということだと解釈しています。
特に研究をしていない講師の話は、新しい知見を自分で産み出していないので、教科書や論文の詰め合わせです。それをわざわざお金を払って学ぶ意味がわからないというのが正直な感想です。
手技系やちゃんと研究·発表している方のセミナーは行かないと得られないものが多いので楽しいです。
あとは最近流行ってる?パラレルキャリアとかブログセミナーのようなノウハウ教育系は、やっている人しか伝えられない内容なので聞くと楽しそうですね。
それも内容が正しいかどうか少ない情報の中から判断しないといけないため、まずは自分でやって行き詰まったらセミナーに参加したらいいのではないでしょうか?
⑶つまらないセミナーが多い。
若い人がもっと若い人(新人や学生)を対象に行うセミナーでよくあるのがクックパッド療法。
これは私が皮肉を込めて名付けましたが、「これをやればこうなる」というのをエビデンスを度外視した上に低クオリティな治療法のことを指します。
どうしても新人や学生は技術力はいくら勉強や練習をしていても低いです。そこにクックパッド療法を足すと、接触方法や力加減、動作分析などの理学療法の基礎技術を無視して手順に沿えばある程度の結果が出せるというマジックが起きます。
これが大問題。
怖いのがこのまま2~3年目を迎えたとき。クックパッド療法に頼りすぎるとそれ以上の成長は望みにくい上に基礎が抜け落ちているためディスカッションや後輩指導がワンパターンになってしまいます。
こういうセミナーは全部要らないと思います。多分、今本当に必要なセミナーは全体の4割も無いように思えます。セミナー自体が参加者のためというより主催者の経験値や承認欲求を満たすことがメインだと思えてなりません。
以上の理由で私は滅多にセミナーへ行きません。英論文が読めてきた頃から行く必要性を感じなくなってきました。
手技系や論文等で行き詰まったら行くようにしています。その時はセミナーの内容は事前に自分で結構調べてから行くので知識としては知っていることがほとんどなので復習みたいなものです。
重要なのはセミナーに参加するまでに自分の疑問を明確にすることです。それをできるまでは大変ですが、疑問を持って講師に質問しにいくことで大きなものが得られます。そこまですると私にとって有意義なセミナーとなります。
④セミナーリテラシーの基準は人それぞれ。しかし、お金と時間を大切にするにはセミナーを選べるようになろう
論文検索や本を探すときとと同じようにセミナーもちゃんと内容·講師を調べてから行きましょう。
また、知人がセミナーの告知をSNSでやっている時は、その知人がセミナー事業に関与しているかどうかも確認した方がいいです。
私も学生のころに某セミナー事業に関わっていましたが、基本的に告知はセミナーのいいところしか伝えません。当たり前です。
気になったらちゃんと自分でそのセミナーについて調べましょう。
以上がセミナーリテラシーの話でした。セミナーに限らず色々と怖い世の中なのでリテラシー能力は高いに越したことがないと思います。特にマルチ商法には気を付けてお過ごしください。
