今回は大して経験値はありませんが、臨床をしながら行う研究や発表の楽しさと苦労を書いていきます。
今後、大学院に通う余裕はないけど研究してみたいという方の参考に少しでもなればいいと思います。
①なぜ研究や発表をするのか
そもそも目的がなければ研究も発表も臨床もつまらないです。現在、私は所属している病院で発表や研究のサポートを行うリーダーをしています。サポートをするときに、研究や発表の必要性について以下のことを考えながら行っています。
◎社会貢献のため
まずはこれだと思います。今まで色々なことが研究されていますが、まだわからないことだらけなのが現状です。
そのわからないことをわかるようにすることが研究の目的の一つだと思います。
ただし、それが社会的に意味のものでなければあまり価値はありません。
私たちの職業であれば、健康や治療などについて研究し発表していくことで社会的に認知され、あとは使い手によって様々な形で社会貢献していけるものだと思っています。
◎キャリア·レベルアップのため
研究や発表を行うのは一朝一夕で出来るものではありません。研究·発表デザインの作成、データの収集、統計解析、文章化など手順を踏みながら行っていく必要があります。
研究を行うこと自体が新たな発見を産み出すことでレベルアップすることに繋がります。それだけではなく、臨床を客観的データから見直し、情報収集を行い、論理的に分析·解釈し発信していくのは、臨床とリンクするところが多々あると思います。
そして発表することで自分の専門性の提示、研究スキル、知名度に向上に繋がるため活かし方次第ではキャリアアップに繋がると思います。
◎病院などの組織の価値を高めるため
上記にも書きましたが、私は院内で発表や研究のサポートを行っています。それは、病院の価値を高めるためでもあります。
自分が働いている環境の取り組みを広めることや、研究を行い日々新たな知見を広げて深めていることを世間にアピールすることで、価値を高めていく手段の一つとなりうると思います。
◎情報発信の力をつけるため
発表を行うときに見やすくするために、グラフにまとめたりスライドのデザインを考えると思います。
人に何かを伝える時は、とにかく見やすさ聞きやすさが大切です。そこは鍛えないと力が付いてこない部分なので大変です。
しかし、ネットでは発信力がものを言います。現代では特に必要な力であると私は確信しています。
···があると思います。他にもあると思いますがざっくり思い浮かぶものでこれくらいです。
②研究や発表する時間があったら臨床をやった方が身のため! ···本当にそうですか?
よく言われます。そして私もこれを強く思っていました。なんなら、論文化して数値化したところで臨床では個人差あるしあまり意味ないだろ! と飲みの場で訴えていました。
自分がちゃんと情報を読み取れてない上に活かせてなかっただけですね。医療職として恥ずかしいです。
上記のどこかにも書きましたが、臨床と研究にはどこか似た流れがあります。
確かに徒手技術はいくら研究しても付かないと思います。しかし、臨床推論や知識、情報収集能力に関しては研究経験者の方が上手であることが多いように思えます。もちろん、個人差はありますが。
しかも、私が臨床で使っている知識や技術は基本的に研究から産み出されたもになので、研究を行わないことは自ら情報を産み出す力が薄いと捉えられても仕方がないように思えます。
ここまで色々書いてきましたが、私は研究はやってもやらなくてもいい派です。ただ、やった方が損はしない派でもあります。
③臨床をしながらやる研究の大変さ
色々ありますが、1番は時間配分が大変です。
臨床が終わって、計画書やカンファレンス等の打ち合わせの後に研究のデータを統計・解析を行うのは骨が折れます。
また、臨床をしているからには臨床に関する勉強や練習に時間を割きます。
ただでさえ研究のことを知らないといけない上に臨床のこともしっかり学ばないといけないところも大変ですね。
ただ、研究は基本的に臨床で疑問に思ったものをやっていくので自分で行なった研究が臨床とリンクした時はとても楽しいです。
④どうやって研究を学ぶのか?
もし、研究をしっかりやりたいなら大学院に入るかか研究員として雇ってくれるところに就職してください!
私の場合は、職場に研究している方がいたのでその方の研究を手伝わせてもらいながら学びました。
あとは、論文や書籍を中心に研究の手順や統計学を勉強していきました。
私が習ったのは、自分が行う研究に似た研究をモデルにしながら進めていくとやりやすいという事でした。
そのような研究をいくつか集めていくとそれぞれ統計が異なっていると思います。
研究に取っつきにくい理由の一つとして、統計学があります。
こればかりはひたすら勉強するしかないです。始めは用語が意味不明ですが3ヶ月勉強したら何となくわかってくるので粘って勉強してください。
以上で研究初心者の私が臨床と研究をしていく中で感じる楽しさと大変さでした。
研究を行うソフトや機器が十分にないところでは、エクセルを中心に扱いますが触りながら学べば大丈夫です。
最後までお読みいただきありがとうございました。