その中で紹介されていた、"Gather Ye Rosebuds While Ye May"(命短し、恋せよ乙女)という表現に、好奇心のアンテナが引っかかりました。
『命短し、恋せよ乙女』って、よく聞くけど、出典とか意識したことありませんでした。
『もしかして、この英語がもとだったの?』という、ちょとした驚きです。
早速、グーグルで調べてみたら、"命短し、恋せよ乙女"は、大正時代に吉井勇作詞、中山晋平作曲の『ゴンドラの唄』の冒頭部分であることを知りました。
この唄は、ロシアの文豪ツルゲーネフの小説『その前夜』をもとにした大正時代の新劇の劇中歌として生まれのだそうです。
知りませんでした。
一方、英語の"Gather Ye Rosebuds While Ye May"は、イギリスのバロック詩人ロバート・ヘリックの詩"""To the Virgins, to Make Much of Time" の一説であることが分かりました。意味は「摘めるうちにバラの蕾を摘みなさい」です。
完全に別物でした。
単に、同じような意味に取れるであろう日本語の詩の一節を当てはめた訳だったようです。
調べ始めるとキリがなくなってしまうのですが、これだけ分かっただけでも今日は十分です。
楽しいひと時が過ごせました。
○その他、関連参考リンク
→ 古代ローマの詩人『ホラティウス』の詩の一節その日を摘め"seize the day" - Wikipedia
このウィキペディアのページも興味深いです。
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