けんじ君は、大学に入ってから、
足踏みをしています。
鈴木さんは、けんじ君のことを、
ご主人と共に考えたいのですが、
中々話し合えないでいます。
あっという間に１年が経ち、
けんじ君の停まった状態を
心配していたのが、
協力的ではないご主人への
不満になりました。
ご主人への不満と向き合えないうちに、
ご主人に対する嫌悪感に変わり、
それをけんじ君の現状と重ね、
けんじ君への諦めに変わっていきました。
「夫と同じだから、しかたないんだわ。」
「夫のようになるんだわ。」
このように妄想していると、
けんじ君とずれた関係を築き、
信頼関係から遠ざかるばかりです。
この心のままけんじ君と関わっていたら、
けんじ君はお母さんに対して、
「わかってくれない」
「認めてもらえない」
と思うようになります。
けんじ君がそのことで思い詰めると、
「生まれてこなければよかった」
「いらない子どもだったんだ」
になっていきます。
ご主人への悪感情と
しっかり向き合います。
ご主人の悪感情と、
子どもへの不安や焦りを
ごちゃごちゃにしていたのでは、
子どもに迷惑です。
何より残念なのは、
鈴木さんが幸せを感じられないことです。
鈴木さんをしあわせにするのは
鈴木さん自身だということを、
大切にできるといいなぁ
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