気に入った! | 親子の笑顔を大切にしたい~♪

親子の笑顔を大切にしたい~♪

不登校・ひきこもりのお子さんをもつ保護者の方に、
伝えたい事や気づいた事、わかちあいたいことを届けます。

不登校の親子に対して、
学校側から、高校を決めるようにと
連絡が入る頃です。

 

親御さんに人気の高校は、
11月には定員に達してしまうため、
何とか子どもを動かそうとされます。

 

15歳の春、子どもも焦りから動きます。


ハーモニーでは、高校受験に対しては、
「縁のある学校に行く!」
を大切にしています。

 

そのために、子どものペースを
大事に進めていきます。

 

たかし君は中学3年生。
中学に入学後、ほどなく、
不登校になりました。

 

3年生の6月ころには、
たわいない会話はたくさんできる
ようになっていました。

 

好きなことの話、
今、夢中になっていることの話、
肝腎な高校受験の話以外は、
楽しい会話ができていました。

 

11月の初め頃から、
やっと高校についての話が
できるようになりました。

 

12月頃には、いくつか興味のある
通信制高校をみましたが、
どれも「雰囲気が違う」と言って、
行く気になりませんでした。

 

たかし君が気に入る高校は、
果たしてあるのだろうかと
お母さんは考えこんでしまいました。

 

1月になり、以前、お母さんが、
通信制高校合同説明会で、
もらっていたパンフレットを、
たかし君にみせました。

 

たかし君は見学に行きたい
と思い、行くことになりました。

 

前日、たかし君は、お母さんに訊きました。


子「明日、俺も行くんだよね?」
母「実際の雰囲気を見ておいた方が
  いいかなと思うよ。」

子「ただの見学ならイヤだな。」
母「まぁね。ママは、どんな学校か、
  話だけでも聴いておきたいと
  思うから行ってみるよ。」

子「う~ん」

 

母 にっこり笑顔。ニコニコ

 

子「まぁ、いいや。一応、9時に起こして!」
母「わかった。おやすみ~」

 

当日になり、時間通りに
親子で見学に行きました。

 

帰る時に、
子「あそこ、気に入った!
  あの校長好き! 

  自分のことをわかってくれている。
  連絡してよ。」

 

見学後には、未来に希望をもっている
たかし君の姿がありました。

 

昨日まで、
「オレに合う高校はない気がする。」
と言っていたのが、嘘のような表情でした。

 

どういうところが良かったかを、
後から話してくれました。

 

 不登校の僕たちは、
 初対面の人と話すのが苦手。

 

 あの校長は、
 ずっとママを見て話していたでしょ。

 他の学校の先生は、
 僕たちの方をみて話していた。

 

 あの校長は、
 僕たちのことをわかっている。
 やっと安心できた。

 

翌日から、願書の作文を書き始めました。
見せていただいた作文は、
とても立派なものでした。

 

たかし君をとりまく大人は、
作文を読み、
「すっごくいい!」
「立派な内容!」
と、口々に言いました。

 

ほぼ3年間不登校をしてたからこそ、
好きなことができ、
そこでやりたいことが見つかった。

と書かれていました。

 

自己肯定感もばっちりです。
このようにして子どもたちは、
力強く生きていきます。

 

面接への準備
に続きます。

 

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