【今日の目次】
①アドバイス&慰めが微妙な理由
②話を聞く、は万能
③+αできっかけを作ってあげるには
①アドバイス&慰めが微妙な理由
私たちって人の悩みを聞いていると、
「好きなことしてみたら?」とか
「ちょっと距離を置いてみたら?」とか
ついアドバイスをしたくなります。。。(ああ、耳が痛い)
もしくは、
「大丈夫だよ、まだ若いんだから焦らなくて」とか、
「きっと今の悩みは無駄にならないよ」とか、
つい慰めたくなります。。。(ああ、もっと耳が痛い)
まあ、でもこれってあんまり相手を元気にできません。
「アドバイスされてもうまくできない自分」
だったり、
「人からアドバイスもらわないとうまくできない自分」
だったり、
「なぐさめられるほど情けない自分」
だったりが、力を奪っていきます😭
・・・・えーーー!!!
アドバイスもダメ、慰めもダメ、
じゃあどうすればいいのー💦💦
と混乱してしまいますよね😭
②話を聞く、は万能
話聴いてるだけで、元気が出ることは多い。
基本的には「アドバイスせずに最後まで話を聞く」
これに尽きます。
尽きますが、、
それだけだと
「で、結局どうしたらいいんですか?」
という、
「話聴いてもらってスッキリしたけど、最初の一歩がわからない」
問題が発生します。
(あくまでカウンセリングの場合ですけど)
ということで、
③+αできっかけを作ってあげるには
「相手が前に進めるきっかけを作りたい!」
という熱いパッションを持った方に向けて、
相手の中から「答え」を引き出す、
質問の仕方について、書いてみたいと思います。
ポイントは「視点を変える」です。
「自分」の視点だと答えが見つからない。
それなら「今の自分」じゃない人「別の視点」で
その人から答えを聞けばいい!
じゃあ誰になる?
①友だち
②尊敬する人
③未来の自分
この辺が有力です。
質問の仕方としては、例えばですが、
あなた「もしヒカキンに"友だちとうまくいかない"って相談したらなんて言うかな?」
(※相手がヒカキン好きで、友だち関係で悩んでる場合)
相手「うーん、『狭い世界にいないで、YouTube始めたら学校以外の友達もできるよ』かな」
「そしたら、あなたはなんて返すの?」
「うーん、『YouTube始めるのは勇気なくて無理』」
「そしたらヒカキンはなんて言うかな?」
「『YouTubeじゃなくてもいいよ。それにそもそも友だちいなくても大丈夫だよ』とか言いそう」
「そしたら、あなたはなんて返すの?」
・・・・・
と、続けていきます。こんな感じ。
架空の相手と会話するのを、
仲介してあげるんですねー。
そうすると、相談するのも答えるのもその人、
一人二役、という不思議なことが起きます(笑)
そして、あら不思議。
悩みを聞いてるあなたはアドバイスもなぐさめもしてないのに、
勝手にどうしたらいいか、答えが出てきてる!!
相手が一人二役で全部答えてる
めちゃめちゃいいですよねっ!!
これが「視点を変えつつ、自分で自分へのアドバイスを引き出す」。
「もし、〇〇ちゃんに相談したらなんていうかな?」
自分にも使えるし、お子さんにも使えるので、
試してみてくださいねー
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須山 智子(臨床心理士・公認心理師)
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