トリステがお嫁に行きました。
FB16の、ちょっと大きめのサイズなので、モールドの造形が奇麗です。
このベベタビト製のウィッグの金髪も、大好きです。
既製品では、絶対見かけないcheveux(人毛)の美しい金髪です。
ウィッグは直毛なので、両脇に緩いおさげを編んであげました。
お迎えくださったのは、これまでにも、
2体のベベタビトdollをお迎えくださった Tさま です。
Tさま は、ATのような凛とした強さと理性、
トリステのような穏やかな優しい心を持った愛らしいお方だと感じています
Tさまは、わたくしの得意サイズの大きな子をお気に召してくださり、うれしいです。
こちらは、パースを仕立てているところです。
シルクオーガンジーを、幅そのままの110cmx13cm にカットし
細かく印付けをして、アイロンをかけて丁寧に折りたたみ、縫い合わせたところです。
これに、底をつけてバスケットのような愛らしいデザインにしました
だって、お花を摘みにお城から自由に遊びに出かけるお姫様みたいだったんですもの
ドレスに、えんじ色を使っているのですが、
ところどころ、かわいいピンクもあるので、若々しく可愛らしいタイプにしました
まつ毛の絵付けも、唇も、
もうこれ以上にない、っていうくらいに愛らしいの
こんなに愛くるしいのに、さすがトリステ、甘すぎたりしないところが粋です。
ボネットの後ろも、こんなにゴージャスにできています。
アンティークのブローチも、素敵でしょ
いつも申し上げますように、写真が下手なので、
ありのままの素晴らしさを、写し切れていません
Tさま は、
直接人形館へお越しくださったからこそ、実物の持つ力を、見出してくださいました。
まつ毛の流れの方向と長さの変遷が織りなす調和の美しさが、
今も、目に 焼き付いています。
Tさま は、
Dianeちゃんという、素敵な名前をつけてくださいました。
名前の由来は、Diane de Potitiers さん。
34年前に フランス ロワール渓谷のシュノンソー城にある博物館にて、
Dianeさんの等身大の蝋人形の髪が、この子とよく似た髪の色だったとのこと。
造形や色彩に造詣が深い人というのは、何十年経っても、
心に響いた美は決して忘れえることはないのですね。
たいそう、博学でいらして、中学生のころからずっと関心を持ってらしたのだと、
(こんなにも記憶力のある人には、他に会ったことがありません)
Dianeさんにまつわる興味深いお話しを
要約しながらもわかりやすく書き記してくださいました。
ディアーヌ(Diane)ちゃんが、
Tさま のおうちに迎え入れていただいてからの、
先輩ベベタビトdollたちとの掛け合い、やりとりまでとっても楽しく、
なるほど、さもありなむ・・・・・と、人間(形)関係に、クスッとしてしまいました
ディアーヌ(Diane)ちゃんは、一番小柄ですが、
最も歳上なのは間違いないそうです
世のすべてを識っており、人の心のすべてがわかっており、
これからも永遠に生きていくディアーヌ(Diane)さんをお迎えでき、
嬉しくてたまりません。
Bebe Tabito ブランドのお嬢様たちは、
ひとりひとりが独立した、自立している方たちですが、
なぜかアトリエや人形館でご一緒したお友達を呼ぶという
不思議な力もお持ちのようです。
何体もお迎えされる皆様の気持ちがわかります・・・・・・・・・
と、身に余る有り難いお言葉をいただきました。
Tさま は、このたびも、お心のこもったお手紙とともに、
台紙付きで3人娘の写真をたくさんにお送りくださいました。
お嫁に行ったのちも、いつもそばに居てくれるような安心感
本日も、お忙しい中をお越しくださり、最後までお付き合いくださり、 ありがとうございました
べべタビト。^^。