昨日、有給を取ってだらだらしてたんですが
ほぼ読書してました。
私はどんな時でも本を読んでる人間だったんですが
スマホを持ってから、ほんとに本を読まなくなりました。
でも、図書館は大好きですし、本を読みます。たまには。
昨日、曽野綾子先生の、「幸福という名の不幸」を読み返していました。
これは1972年の作です。
私の持っている文庫は、昭和50年に第一刷で、58年に第10刷と書かれています
古い本でこれは上巻なんですが、下巻もどこかにあるはずです。
なぜか今見当たらないんですけど。
で、上巻を全部読んで、ところどころ思い出したんですが
記憶と違うところもあって…
このお話は、榎並藜子という女性が 奇しくも配偶者を探していく物語なんですが、
奇しくも、と書いたように、彼女的にはそんなつもりはない、
しかしなぜか、彼女に合う男性が現れず、
次々と出会いを繰り返す、物語になっています。
私は彼女が本当に愛した男性との出会い、そして彼と引き裂かれてしまう運命が
下巻の最後にあると思ってたんですが
上巻を読むと、それが上巻の最後に来てました
つまり彼女は、運命の人と思う人との別れのあと
下巻でも、出会いを繰り返すわけですね。
これは、早く下巻を探さなければ…(笑)
この榎並藜子という人は
父親の仕事の関係で、少女時代をニューヨークで過ごす
昭和の時代には、ちょっとハイソな感じの人なんですが
17歳の時に最愛の父を亡くし
大学に行かず、英語の能力を生かして就職した人です。
彼女の育ちの良さと、両親の愛をたっぷり受けて育ったという
自己肯定感、そして美貌 そういうものが彼女を形作っています。
彼女の準備はできている、だが、
彼女は出会わない。
非常に面白い本なので、今を生きる方たちにもおすすめです。
アメブロの婚活ブログに通じるものが
もう50年も前に書かれていたんだなぁ
男女の意識とか、結婚に関する世間の考え方が
今とは全然違う時代、
藜子は、今の人と同じように自分を意識し、気の染まぬ出会いに烏合したりはしない。
婚活されてる方、それ以外の方、おすすめです。
私も早く、下巻を探します。
見つかったら、また書きますね。
これ人気で、全然届きませんが、
すごくいいです。
小さいのに、めっちゃ入ります。
かわいい!
やめられない、止まらないです。