妹の事

妹が先月のある日、

昼間に突然電話をかけてきました。

ちょうど会社のお昼休みの終わる頃。

最初はいつもの優しい声で、

「今大丈夫？」と。

「うん、大丈夫だけどもうすぐお昼休み終わるんじゃないの？」

と聞いたら、

「会社抜け出してきちゃったの！！」

と過呼吸気味で号泣しながら話しだしました。

「どうしてこんなに毎日死にたいって思いながら生きなきゃいけないの！？」

「周りの人はみんな良い人なのに、私が裏切ったの。」

妹は仕事で行き詰っていて、

自分のミスの残務処理の途中で辛くなって抜け出してきてしまったそう。

SEの仕事をしている妹。

テスト作業の問題があっても、自分のせいではないのに、

何故か問題があると報告できず、同じ問題を4度も起こしてしまってかなりショック状態。

他の仕事でも、途中経過を聞かれると、

終わってなくても終わりましたと言ってしまうとか。

自分が責められる訳でもない状況でも、

何故かNOと言えない妹。

原因がわかりません。

結局その日はそのまま会社を抜け出したままで、

私が妹の家まで会いに。

最初は平静を装っていたけども、

抱きしめてギュッてしてあげたら、

泣き崩れ、

「私が裏切った、みんな良い人なのに。」

と半ば過呼吸で混乱して頭をかきむしる妹。

どうにか落ち着かせて、

後日病院にも行ってくれました。

だけど受診の内容を聞くと、

診断は「神経症」。

妹は殆ど自分の辛かった事は話せなかったようで、

毎日寝るのは2時3時で、起きるのは5時6時。

過呼吸で前にも救急車で運ばれてるのに、

薬の処方は一切なし。

次回の診察の予定もなし。

妹いわく、誰かにそういう話をする時、

そんなに甘くは無いという思考が働いて、

本音を話せないそう。

今、妹は3月いっぱいは休業補償でお休み中。

地震の時はちょうど岩手の祖父母に会いに行く予定だったらしく、

出掛けるのが遅かったから良かったものの、

もっと早く出掛けてたら、

福島、宮城、岩手のどこにいたかもわからない。

結局、出掛ける間際に地震が起こったので、

自宅の隣駅にいたみたいで一安心でした。

余震が続く中一人暮らしで心配です。

そして無責任な母。

心配はするけれど、その原因を全て妹に押し付ける。

妹は大学の頃も、

「本当は昨日ビルから飛び降りようと思ったんだ」

と打ち明けてくれた事もある。

私も小学生の時に、母が怖くて怖くて、

住んでいたビルの屋上から飛び降りようとしたこともある。

私の今の状態が全て母のせいではないと思うけど、

ああしないから、こうしないからと、

自分の言う通りにしない娘たちを責める母。

10年以上の家庭内別居や、

自分のやりたい仕事のために、

いつもイライラして八つ当たりばかりしていた母。

自分の考えが一番正しくて、

子供の意見には耳も貸そうとせず、

理由を説明しようとしても、

「言い訳するな」の一点張り。

起こった母はそれはもう往復ビンタの連続で、

「痛いよ、痛いよ」と手を頬でふさいでも、

「手、後ろに回しなさい！」で引き続くビンタ。

時には掃除機で体を殴られる事も。

今思えば小さな頃から理不尽な事ばかり。

子供の頃は親が世界の全てだからそういうものだと思っていたけど。

次第に母に怒られるのが怖くなった私たち姉妹は、

怒られそうになると反射的に嘘をつく癖がつきました。

でも、子供のつく嘘なんて大抵親にばれるもの。

嘘が大嫌いな母は火に油を注いだように怒りました。

そして小さな頃から大人としての責任を押し付けられて育ってきた私たち。

いつでも大人が求められるような責任を負わされてきました。

前に「今考えると、あれは虐待だったかもね。ごめんね。」

と言われましたが、

どうして妹も私もこうなったか、

自分を省みているのやら・・・

子供として親孝行をしたい半面、

妹の事になると、

あの子はこうだからああだから駄目だと言う母に反発心しか覚えません。

複雑・・・

なによりこれからの妹が心配です。

もともと解離性同一性障害の気がある妹。

私と同じようには絶対なって欲しくない。

おじいちゃんたちが

無事安否の確認ができました。

被災者の方の不安や悲しみを思うと、

私がこんなんではいけないとおもいつつ、

ここ何日もずっと不安な気持ちを抱えて過ごすのが本当に辛かったです。

生きててくれて良かった。

もうただそれだけです。

コメントくれたなおなおさんありがとうございました。

その他心配して下さった方ありがとうございました。

まだまだ現地は厳しい状況が続くかと思いますが、

取りあえず、本当に取りあえず少し安心できました。

救助や救援にあたって下さってる方ありがとうございます。

それから一日も早く福島原発が落ち着きますように。

どうか

無事でいて。。。

父方の親戚は多くの人が、岩手県の陸前高田市在住。

昨日、仙台の叔父から電話があり無事とのこと。

でも、いとこ一家の住む竹駒は壊滅状態。

テレビを見ても言葉も出ないほど悲惨な状態でした。

祖父と祖母は二人とも80過ぎの二人暮らし。

高台の方に家があるので、

津波の影響は受けていないとは思うけど、

地図でみると竹駒並に海に近い。

何より。。。。

全く連絡が取れないのは勿論の事、

安否情報も一切入って来ない。

ネットで第一中学の避難者名簿は掲載されているけど、

祖父母の家からは到底避難出来ない距離。

勿論、名簿にも名前の記載は無い。

mixiとかでもコメしてるけど、有力情報は中々ない。

盛岡の叔父がこれから高田に行ってみるらしい。

頼みの綱は今の所それしかない。

だけどさっきテレビの道路情報で大船渡までは道が整備されてるけど、

陸前高田市の市街地はまだ無理らしい。

テレビの放送も第一中学校だけ。

テレビも一か所とか何度も同じ映像流すんじゃなくて、

他の避難所とか、

避難所の名簿とかパーっとでもいいから映してくれたらいいのになぁと思っちゃいます。

弱い私はちょっと気を抜くとすぐ泣いてしまう。

心配な状態で時間を過ごすのが辛くて。。。

みんな頑張ってるのにダメですね。

どうか、どうか一人でも多く無事でいてくれますように。