姉の家に向かう為に、マックを出る。
一歩外に出ると、目の前には 四車線ほどの道路と路面電車の小さな駅、そして路面線路がある、ひらけた大通りになっている。
外は薄紫がかった空の色で、だいぶ薄暗くなっていて、空には2つの光が浮かんでいた。
1つは沈みかける赤い太陽、もう1つは昼間の太陽と同じくらい強い光を放つ太陽だった
一瞬、訳が分からなくなって『月かな…?』と思ったが、それにしても月とは思えぬ強い光で、まるでそれ自体が光そのもの…のようだった。
不思議に思いながらも、光に背を向けて そのまま反対方向の道を進んでいき、大通りから、細い一本道に入る。
右手には割と大きな公園があり、左手は塀が続いて前方は長い階段になっている。
すると前方に、先ほど背にした筈の赤い太陽と光る太陽が横並びに浮かんでいて『これは不思議だぞ…』と思い、動画撮影をする為に私は携帯を取り出した。
自分以外にその場にいる人達も、皆不思議そうに太陽を見上げていた。
見上げる空の、ちょうど自分の右手側(公園側)の空にもピカッと赤い光が現れた。
目の端に映ったその光に視線をそらすと、更に白い円盤型の影が2つほぼ連なって 赤い光と一緒に空を行ったり来たりと浮遊していて、すぐに『UFOだ!!』と感じた…。
携帯は太陽を撮影したまま、目線だけをUFOに向けていると、白い影は先程よりも激しくブンブンと飛び回り始め『あ! これは…やっぱりUFOだ!!』と確信に変わり 白い光に携帯を向けた。
すると途端に2つだった白い光は一気にブワァーッと30個くらいに増えて、大きな白い塊のようになった。(いきなりスワァッと浮き出てくるような感じで気づいたらいっぱい居た)
私は 手を振りながら『ここだよー』と心の中で呟いた。
すると、再びバラけた白い影の上に、それぞれ「22」「35」「28」と数字が表示される
最初はその意味が分からなかったが「もしかして…それぞれの種族の乗ってる人数??」と気づいて『僕は一人なんだ』と頭をかいて笑って言うと、スッと数字が消え、向こう側で『なんだぁ』と笑われてるような気分になった。
フッと空に飛んでいた白い光が消えると、目の前の公園にいつの間にやら、沢山の人の姿をした宇宙人が姿を現していた。
皆んなが一様に公園の奥へと向かって歩いて行く…。
(イメージ)
見た目はどこから見ても人の姿をしていて、黒人さん・お姉さん・おじさん・西洋・東洋 様々でありながら、私達と一体何が違うのか…全く見分けがつかない。
ただ…違うとしたら、とっても雰囲気がある感じというか、オーラや波動とでも言うのか、とても落ち着いている……そんな感じか。
そして大体が、同じ雰囲気を持ち似た容姿の人が5〜6人で1グループになっている。
それが それぞれの種族毎のグループなんだと見て取れた。
一列になって歩いているおじさんのグループを見て『あっ!◯◯◯だ!!』と私は直感的に感じ とても興奮した。
そして思い出したかのように、自分の隣を歩いている背の小さい黒人の男の人に『ライ◯ンは? ライ◯ンはどこに居るの?!』と勢いよく尋ねた。
※ ライ◯ンはこの目で最も見てみたい宇宙人
いきなり問いかけられた黒人さんは驚きながらも『え?ライ◯ン? …あぁ、ありゃ悪い方にも関わっちまう霊鳥型だからなぁ、ここには居ないな』と言った。
まさかの意外な解答に『え、、そうなの? そんな…そうだったんだ…… でも、それなら…いいや…』と言葉に詰まりながら、それならしょうがないかと思い直し、私もみんなの後をついて歩きながら『あ、じゃああれは? ホラあの、あぁ、顔は浮かんでるのに名前が出てこない…(アルクトゥリアン・オリオン・プレイアディアン)』なんて黒人さんに言いながら階段を上がり、皆んなが集まっているところに向かった。
(イメージ)
階段を登りきると、数十人の宇宙人がブランコの側に集まっている。
私は次にブランコの側に居る黒髪の女の人のグループに『あなたはどこの人ですか?』と声をかけた。
すると手前に居た代表者らしき女性が、チラッと私を見た後『マリア様…仕えてる…』とだけ言ってから、余り話そうとせづに顔を伏せた。
他の女性達も、横目でチラッと私を見ているだけだった。
「なんか悪いことしたかな…」と思って立っていると、頭の中に彼女達からイメージが送られてくる。
古い文字のようなものがビッシリと書かれた紙が見えて(意味は分からない)『イエズス…』と言う誰かの呟きが聞こえた。
彼女達は、私に近寄られる事を拒否はしないが、どことなく落ち着かない…そんな様子だった。
ゾロゾロと全員がその場所に(ブランコの周り)集まった時『さぁ、始めましょう』と声が上がる
皆が隣人と手と手を取り合い一つに繋がると、皆んなが一斉に目を閉じ、祈りの言葉を呟き始めた。
柔らかくて暖かい木漏れ日の光がスッとブランコに射し込み、なんとも言えない幸せな気分になる。
振り返ると、私以外にも数人の地球人と思われる人達が階段を上がってきて、黒人の女の子が笑顔で『本当にすごいわね』とその光景を見て言った。
そして私に視線を移し 手に持っている携帯に気づいて『え…?! 撮ってるの?』と驚いた様子で笑って問いかけてきた。
※ その人達は手の輪の中に居ないから、地球人だとすぐに分かる
そこに居る誰しもが(地球人)この場に居ること、いま見ているものに感動し、気持ちが高揚して、その暖かい空間と皆の祈りを笑顔で見つめていた。
私は携帯をずっとまわしたまま、その祈りを間近で撮影しながら、どんな説明よりも 言葉よりも… 『なによりも、これが全てだ…』と呟いて、皆の姿を映していた。
※ 守りの祈り、救済の祈り、光と愛と善意の祈りを 他の星の人達は捧げてくれていた…。
私たちが知らない間に 今もきっと…なんて思ったりする。
今でもとても嬉しい気持ちが残る。
感謝。 ありがとう。












