大きな長テーブルに沢山の人が座っていて、賑やかに何かの祝いの宴を催している。
私もその参加者の一人で自分の席の周りには友人や親族が座っていたりする。
厨房では数人の女性がバタバタと料理の用意をしていたり、姉が瓶ビールを取りに行ったりと忙しそうだ。
厨房の前の席に、一歳半の甥っ子が見知らぬ大人の膝にチョコンと乗せられ座っていた。
私は甥っ子に向かって『○○こっちおいでー』と声をかけて手を伸ばした。
すると、とんでもない違和感に見舞われる…
甥っ子と認識はしているものの、顔が違うのだ……
体は三頭身なのに 顔だけが、深いシワが刻まれた安倍晋三…に似ている 憂いを帯びたおじさんなのだ。
動揺しつつ、手を広げて抱っこされるのを待っているおじさん顔の甥っ子を抱きかかえて手近な席に座ると、おじさん顔の甥っ子がジッと私の顔を見て小さい手を伸ばしてきた。
そのまま、私の眉間の間を(第三の目辺り)小さな人差し指でグイッと押した。
すると、とんでもない鈍痛のような痛みが走って私は思わず『グハッ!! 痛い!!!』と大きな声を上げた。
ゴリゴリに凝り固まったリンパの詰まりを問答無用で指圧されてるような……とりあえず痛い!!
甥っ子の手を眉間から引き離しても、痛みは引かずに悶絶していると、私達の向かい側に座っていたスーツ姿のオジサンが『おい、この子の目 詰まってるみたいだから お前開いてやれよ』と私の右隣に座っている、どこの誰かも分からないスーツ姿のオジサンに軽く笑って言った。
私は、おじさん顔の甥っ子を抱きかかえたまま 隣のオジサンに目を向けようとした。
すると『ん?どれ、こっち向いてみな』とグイッと顔に手を回され、そのまま顔を片手で押さえ容赦なくそのおじさんは私の眉間の痛みのツボをギュゥゥゥッと押した…。
先ほどの痛みにさらに大人の男の人の力が加わって、ゴリゴリに凝り固まった眉間に激痛がはしる。
そのまま頭蓋骨がポコンッと押し抜かれてしまいそうで『ヤダヤダ!そんなにしたら第三の目… 開くどころか潰れちゃうよ!!』と痛みに顔を歪めながら必死に訴え、オジサンの顔を見た。
すると隣に座っていたオジサンは、ニヒルな笑みを浮かべた色黒の…麻生太郎さんだった
何故だか、麻生さんを見た瞬間、謎の説得力が走り… 『よ…よし、行けるとこまで痛みに耐えてみよう…』という不思議な気持ちになり、抵抗するのをやめた…。

