オンラインリトリート、はじまりの島、5日目。
「あなたはこれからを、どういきますか?」
その問い掛けから始まり、サヤカさんが映画を撮ると決めてから現在までの行動と想いを聴く。
3.11の揺れに身体が揺さぶられ、記憶に紐付けられた想いが浮上してきたそうです。
それは命の終わりに紐付けされるほど、マグマが噴き出るように力を持つ。
終末期の方々を仕事柄見てきたけれど、命の終わりを意識した時に揺さぶられるものは大きいと思うのです。
それを語るさやかさんという存在が、大きな炎になっているように見えた。
そうして見せられ、与えられた火をどう扱かうか?
ユーカリは自然発火し、燃え尽きることを前提とした生存戦略を持つそうです。
燃えやすい樹皮と、耐火性の種。
普段は発芽が抑制されているけれど、炎によって葉や枝が焼け落ちると芽吹く。
中途半端に燃やすのではなく、燃やし尽くすことが新しい芽や蕾の開花に繋がるそうです。
中途半端であると、芽吹く前に命の炎も鎮火してしまう。
そして残るものは、不完全燃焼という後悔とそれまでと変わらない日々。
もしくは、人生の終わりかもしれない。
今、目の前に現れた種の為に、自分を燃やし尽くせるか?
理屈を超えた温度感で走り抜ける為にどうしたら良いのだろう?
消えてしまいそうな小さな希望の火を守るに必要なことは?
鎮火させようとする、自分をも燃やし尽くすには?
生きる力を再生させる。
そして、コツコツと絶やさぬ努力をすること。
そのことを教えてもらったと思います。
私の生きる力を再生し、その炎を大きくしていきます。