※一之宮の御朱印は2018年5月にいただいたのですが、改めてフラフラしてみます。
那覇空港からモノレール(ゆいレール)で20分、県庁前駅に到着です。
気温は19度。沖縄にしては寒い日ですがコートはいりません。
■国道58号線
沖縄の大動脈です。
元々は米軍占領下の沖縄で基地同士をつなぐ軍用道路として整備されたもので、国道沿いには在日米軍基地が点在しています。
ちなみに、この国道58号線の終点は鹿児島市になっていて、海の上を通る変わった国道でもあります。![]()
■天尊廟
波上宮のそばにあるのが天尊廟です。
先ほどの国道58号線は琉球王国時代は遠浅の海で波上宮がある久米一帯は島でした。
琉球王国は久米を明との貿易港として整備し、そこに明国人の居留地を作りました。
(長崎の出島のように地元の人間と隔離し、軋轢を生まないようにしていました。)

波上宮は中国人観光客のツアーにも組み込まれているようで、興味をもって中に入る中国人がちらほら。
久米に住んだ36人の明国人を祖先とする一族を久米三十六姓といい、初代から続く家系図をそれぞれの一族(門中といいます)は大切に保管しています。

お墓も門中墓という一族の共同墓があり、最大規模の幸地腹門中墓は被葬者数3,436人を擁してます。![]()
■護国寺
波上宮の別当寺です。頼重法印が建立し琉球王の祈願所となりました。
琉球王国では護国寺など王府から寺禄を与えられた真言宗の寺院が八寺ありました。
寺院には神社が併設されており、その神社を総称して琉球八社と呼んでいます。
■本堂
本堂の中に入ると、思ったよりも多くの人がお参りをされてました。
特徴的なのは、お供え物(果物とかなりの数のお餅をお盆の上に乗せたもの)を持参し、それを机の上に置いて長時間お祈りする人が多いことです。
■波上宮(琉球国一之宮)
御祭神は熊野三神の伊弉冊尊、速玉男尊、事解男尊。相神殿に、産土大神、少彦名神、そして火神(ヒヌカン)という竈神が祀られています。
最後のヒヌカンですが、日本(神道)の神様ではなく沖縄で古くから信仰されている神様です。
神社の創建は1368年ごろといわれていますが、元々この場所には御嶽があり、沖縄独自のニライカナイ信仰の祈りの聖地となっていました。
社伝によると、荒廃していた波上宮を熊野から琉球に渡ってきた日秀上人という僧が再興したと伝わっています。
琉球にとって外来宗教だった神道は、なかなか定着しなかったのかもしれません。![]()
■拝殿
波上宮を復興した日秀上人は、室町時代に補陀落渡海を行った熊野の僧で、今の沖縄県金武町に漂着し琉球で仏教を布教しています。
神社の隣には波の上ビーチがあります。
そこで寒稽古をしていた少林寺空手の道場の子供たちが参拝にきました。
■台湾遭害者之墓
護国寺の境内にある碑です。
明治の初め台湾に漂着した宮古島の島民が現地の台湾人に殺害されるという事件がありました。
明治政府はこれを口実に台湾へ出兵を行い、清国は日本に対して撫恤金(見舞金)を支払うことになります(台湾出兵)。
このことは、沖縄の領有権が日本にあることを清国に認めさせたことになり、清との冊封関係が廃止されるきっかけになります。
■小桜之塔
護国寺の裏は公園となっており、慰霊碑や顕彰碑が立ち並んでます。

小桜之塔は沖縄戦の前年、アメリカ軍に撃沈された学童疎開船対馬丸に乗船していた人たちの慰霊碑です。
■海鳴りの像
こちらはアメリカ軍に撃沈された対馬丸以外の疎開船に乗船していた人の慰霊碑です。
民間船への攻撃は戦時国際法に違反してました。
疎開船が攻撃の対象になったため、沖縄県民の県外疎開が進まず、沖縄戦では住民を巻き込む戦闘が行われました。
■波の上ビーチ
境内を抜けるとビーチがあります。
さすがに2月なので泳ぐことはできませんが夏場は海水浴客でにぎわいます。
ちなみに沖縄の人は日差しが強く火傷の恐れがあるので、あまり海で泳ぎません。
その代わりに沖縄の人は海でビーチパーティーをします。響きにセレブ感がありますが、要はBBQのことです。
■龍柱
那覇クルーズターミナルの前に立つ巨大な龍柱です、税金のムダ使いといった批判もでたそうですが、外国人観光客を迎え入れるモニュメントとして存在感があります。
撮影日に船は停泊していませんでしたが、
シーズンになるとビル一棟くらいはある巨大なフェリーが中国からやってきます。
■久米至聖廟(孔子廟)
波上宮のそばにあった天尊廟から孔子廟を移したものになります。
日本地図を沖縄を中心にしてみると、沖縄県が日本本土と中国大陸のちょうど真ん中に位置する場所にあることがわかります。
波上宮の周りをフラフラしただけなのに、日本とは違う文化の存在を感じます。

独立国であった琉球にとっては、中国の孔子廟も日本の神社も、同じ外国の宗教施設に映ったのかもしれません。
日本と同じ神社やお寺なのに、どこかに沖縄らしさが出てきてしまうキャラの強いこの島は本当に興味がつきません。
A.県庁前駅
那覇空港駅からゆいレールで20分
運賃270円
B.天尊廟
所在地:沖縄県那覇市若狭1-25-1
参拝時間 9:00~17:00 年中無休(参観無料)
C.護国寺
所在地:沖縄県那覇市若狭1-25-5
参拝時間 6:00~18:30
D.波上宮
所在地:沖縄県那覇市若狭1-25-11
E.波の上ビーチ
F.龍柱
G.久米至聖廟
沖縄県那覇市久米2-30-1
参拝時間 9:00~17:00 年中無休(参観無料)































































