地殻変動までの地球社会は、共通の宗教と知識で成り立っていた。
それが、大変動の後遺症により、複数の孤立した共同体に分かれてしまった。
そして何千年も経る内に、本来の知識は希薄化し、歪められ、異なる形で表現されるようになった。
それでも、各文化圏にある夥しい数の神話、名称、儀式の関連性を調べれば、共通するテーマがあることが分かる。
南アフリカのシャーマン、クレド・ムトワは、さまざまなシンボルに彫刻された動物の骨が入った籠を持っていて、それを床に投げ出し、それぞれの着地点の位置関係を見ることで、人の未来を読む。
ヨーロッパでも、ルーン文字の石を投げたり、タロットカードを読み取ったりするが、元は同じ知識で、手法が違うだけだ。
この根底には、「全ては振動するエネルギーである」という共通の知識がある。
物質は固形に見えるけれども、深いレベルでは周波数の異なるエネルギーの振動である。
人間の肉体、心、感情も、この現実界にあるものは、例外なくそうである。
思考は形を作る。