日本は世界一平均寿命が長い国だと一般的には認識されていますが、健康寿命との差も世界一なのだそうです。
日本の食品添加物や水道水、合成香料、電磁波の問題など、いろいろ書いたことがありますが、今日は農薬について触れたいと思います。
日本でよく使用されているネオニコチノイド系の農薬は脳のシナプス部分にある神経伝達物質のアセチルコリンの受容体に結合し、神経を興奮させ続けることで虫を殺す神経毒の殺虫剤です。
EUでは2018年からネオニコチノイド系のクロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムを主成分とするものは全面使用禁止、アメリカでは2015年にネオニコチノイド系のイミダクロプリドなど4種類の使用を禁止し、韓国は2014年、ブラジルは2015年、台湾は2016年に次々と禁止しています。
ところが日本では禁止するどころか食品の残留基準を緩和しているのです。
もともと日本は世界一の残留農薬大国ですが、2015年あたりから進められている農薬使用量の規制緩和により圧倒的トップとなっています。
日本の残留農薬基準値は、EUと比べるとブロッコリーは5倍、ブドウは10倍、苺は60倍、茶葉は600倍と大きく上回っています。
なぜ日本が世界に逆行しているのかというとヨーロッパやアメリカを中心に規制が厳しくなり売れなくなった製品を買い取っているからだそうです。
こうして使いきれないほど抱えた在庫は、空中散布も行われ、土壌、水、空気を汚染しているのです。