ホメオパシー⑥ | ぐうたらエステティシャンのタブーなこととか

慢性的なケースにレメディーを使用すると、一時的に悪化が生じることがあります。

自然治癒力が発動すると、体は溜まっていたものを排泄しようと働き始めるからです。


例えば鼻水や汗などの分泌物が増えたり、尿量が増えたり、下痢をしたり、皮膚に発疹ができたり、心の中に溜め込んでいた感情が出てきて、泣き出したりすることもあるかもしれません。


過去に症状を抑圧した経緯のある人は、抑圧した症状が戻ってくることがあります。

急性期から慢性期へ移行した人は、急性期が戻ってくることがあります。

 

心の症状が体へ移行している場合、内臓の症状が皮膚へ移行している場合、症状が手足などの末端へ移行している場合、重要な器官からより重要でない部分へ移行している場合は、自然治癒力がバイタルフォースの滞りを治し、体内毒を押し出そうと働いていることがうかがえます。


ホメオパシー療法では、本当の健康を取り戻す過程で、過去の解決していない心身の問題が戻ってきたりすることがあります。

治療の方向性を理解し、自分を信頼することが何より大切となります。


ホメオパシー in Japan / 由井寅子 著