トランス脂肪酸の記事

アメリカのトランス脂肪酸３年以内に全廃へという
ニュースが出てから先日私が書いた記事がランキングに
急上昇 

ＪＩＪＩＣＯ　記事はこちら→★

「ケーキやクッキーも要注意、トランス脂肪酸に
　動脈硬化や心臓疾患のリスク」

日本の対応が注目されていますが、
マーガリンやショートニングはありとあらゆる食品に含まれて
いるので、「日本人は摂取量は少ないから健康への影響は
少ない」という見解は私的には？という感じです。

日本人のトランス脂肪酸平均値0.3%というのは、
あくまで平均であって、食生活は人それぞれなので
揚げものや加工品、お菓子、お弁当などを食べる機会が
多い人は平均値を超えてしまう場合もあると思います。

ただ、記事にも書いていますが、トランス脂肪酸だけを
やめても、他の油を過剰摂取していたら意味ないです。

マーガリンなどは水素を添加し、流通や保存、扱いやすさを
重視した人工的に作られた油ですが、バターなどの乳製品や
油脂の加工過程でもトランス脂肪酸は微量ですが含まれて
います。

天然の油に含まれるトランス脂肪酸は人工的に作られた
油と比べると動脈硬化などの影響は少ないという説も
ありますが、まだはっきりわかっていません。

ただ、トランス脂肪酸そのものよりも植物油に水素を
添加することが問題であるとも言われ、名古屋市立大学
名誉教授の奥山浩美先生の著書によると油に含まれている
ビタミンＫが水素を添加することで「ジヒドロ型ビタミンＫ」
という物質が出来、この物質が多くの有害作用を示すことが
ラットの実験などで報告されているそうです。

私はトランス脂肪酸に限らず、油全般的に過剰摂取に
気を付け、天然の油でも「質」が大切だと思います。

今あまり家庭では「揚げもの」をしなくなっています。
理由は「処理が大変」「掃除が面倒」「揚げものは油が
はねたりして、怖い」などです。

私の料理教室に来られる生徒さんたちも大半の方が
揚げものを家でしないと言います。

でも、市販品や外で食べる揚げものに使われる油は
必ずしも新鮮ではありません。使いまわしたり、
古い油に新しい油をブレンドしたりしてコストを
抑えているからです。

おろしたての一番キレイな油を使えるのは家庭での
揚げものだけです。

私は一回使った油はすべて処理します。そのまま置いて
おくと酸化が早いからです。
新鮮な油を使った揚げものは油くささもなく、美味しいです。

だからこそ、揚げものが食べたい！と思った時は
家庭で揚げものをするのが一番いいと思いますし、
最高の贅沢かと思います。

７月８日（水）に油についての勉強会をします。
興味のある方はぜひご参加下さい。
詳細はこちら→☆ 

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