幸せのリレー♪ | 「窓辺の風景」 ・・・喜・想・哀・楽  

「窓辺の風景」 ・・・喜・想・哀・楽  

かけがえのない大切な時の流れ・・・
心の窓を開いて望む一瞬の風景を、優しい言の葉で綴ります。



秋晴れの連休、いかがお過ごしですか?

コスモスや稲穂が風に揺れる様子は、なんともいえない幸福感に包まれ

鼻歌混じりの運転も、ついスピードが出てしまうのでした・・・あはは(^0^)


子ども達が幼い頃、通っていた幼稚園は毎年10月10日が運動会で

この日は不思議と晴天に恵まれて、絶好の行楽日和と言われていました。

今年も、前日の夕方には時おり強い雨が降って、「ああ、明日は・・・」と

思っていましたが、朝起きると雲一つない青空が広がっていました。

「よしっ!」と気合を入れて向かったのは、葬儀場・・・ではなくて^^;

黄金色に包まれたのどかな場所に佇む、結婚披露宴会場です。

さすがにブライダルシーズン真っ只中ということもあり、よほど人手が

足りないのか、先月・今月・来月と披露宴司会をいただいております。

出会いは必然と申しますが、昨日のカップルも前回の9月と同じような

男3人兄弟と女3人姉妹の、いずれも長男長女という組み合わせ。

ご両親はもちろん、兄弟姉妹も引っ張り込んだ家族総動員の演出が

意外に好評だったことに味をしめ(笑)、今回も進行のあちこちに

そうした提案を盛り込み、予想以上の喝采を浴びたのでした 音譜

1度目のお色直し中座は定番の、お母様とご一緒にお手手つないで作戦。

新郎新婦それぞれに、エスコートをご自身でアナウンスしてもらいました。

新郎が、「かあちゃん!」と呼ばれると、たまたますぐそばのテーブルで

ゲストのお酌をしていらしたお母様が、ビックリドッキリ!でもその表情が

すぐさま嬉しそうな笑顔に変わるのですから、観ているこちらも

嬉しくなります。お母様は、新郎と腕を組み、ご友人やご親族が

向けられるカメラに、ピースサインを振りまきながら歩かれました。

紋付袴&色打掛にお色直しをされたお二人の入場は、新郎は

新婦の妹さんたち、新婦は新郎の弟さんたちにエスコートをお願いし

ちょうど倍の人数に膨れ上がった新兄弟姉妹が、メイン前に勢揃いです。

お互いに異性の兄弟姉妹ができることに、ちょっととまどいながらも

これからは新郎新婦を中心に、良き相談相手になっていかれるでしょう

通常の披露宴では、末席の親族席で大人しく座っていらっしゃることの

多いご兄弟(姉妹)が、歌やお祝いコメントでも大活躍。この、家族全員

動員策には手応えを感じ、ぜひ今後に生かそうと思いま~す(^^)v

さらに今回は、2度目のお色直し中座のエスコート役を、
おじいちゃんや

おばあちゃんにお願いし、お孫さんの晴れ姿を心から喜んでおられる

これまたにこやかな笑顔にも、温かい拍手が注がれたのでした。

再び、新郎はタキシードと新婦はカクテルドレスにお色直しをなさっての

ご入場は、各卓を回るキャンドルサービスやアクアイリュージョンが

多い中、お二人のチョイスは「キャンドルリレー&ブローアウト」です。

披露宴の演出も実に多種多様で、ブライダル雑誌やネットなどでも

よく勉強しておかなければ、MCもついていけないくらいです(汗)

まして、年に片手ほどのナンチャッテMCには、初めての体験ざます!

実はこのキャンドルリレー、一昨年に行った「長男披露宴in地元」で

私がやりたかった演出だったのですが、ヤツラはあっさり却下(泣)

(聞いた私がバカだった・・・)それでも強引に、変型バージョンで

リレーまではやったものの、当時はブローアウトの発想がなく

これに関しては、超ベテランMCかつアメブロガーの小松さん  に

指導を仰いでおりました。

バースディケーキのろうそくを吹き消す要領ですけど、そこに添える

コメントは、はて?どうしたものか・・・。会場のスタッフも慣れて

いなかったせいか、各テーブルにいつもの点火用のキャンドルや

メインキャンドルのセッティングもあって、あわてて引っ込めてもらい(笑)

新郎新婦入場のスタンバイが整った状態で、会場内の皆様には

お一人お一人に小さなキャンドルをお配りして、リレーの説明を

行いました。愛の炎は燃やしても、ご自身は燃やさぬようにとも・・メラメラ

新郎新婦が入場し、照明をおとした会場の中で、小さな灯りが

キラキラと光る様は、いつもの各卓キャンドルとは違った優しさが

ありました。イタズラで、よく蝋燭の芯に水をつけて灯らなくしたりする

ご友人がいたりしますが、この場合はそんなことしてると自業自得。

ご自分のキャンドルだけが、お隣さんからの灯りをもらえませんよ( ´艸`)

全てのテーブルを回り、お二人がメイン前にお揃いになりました。

「メインキャンドル、点火で~~す!」と、いつもなら音楽と共に

声を張り上げるところを、今回は静かにおごそかに^^;

「新郎新婦の幸せを祈り、そしてどうぞ皆様も、ご自身の夢や

 願いを込めて、 3・・2・・1・・ブローアウト(whisper)・・・・」

賑やかな雰囲気の中に、こうした一瞬の静寂もインパクトありですね !! 



新郎新婦が1年前からこの日を予約なさり、ご自身はもちろんのこと

ゲストの皆さんにも楽しんでいただけるようにと、さまざまな工夫や

入念な打ち合わせを重ねていらっしゃいました。そして、そこに

短期間ではありましたが、ちょいとおせっかいなオバチャンMCの

ナンチャッテアドバイスにも真摯に耳を傾けてくださり、また当日は

その都度、とても温かい拍手や声援を添えてくださったゲストの皆様。

全員が一体となって、ステキな思い出のひとときが出来上がりました。

新郎が結びの謝辞のあとに、翌日(今日)が誕生日である新婦へ

こっそり準備された、お祝いの花束を贈られた際にも

「あら!お祝いのキスは?」と、一言多いMCなのです(笑) すると

会場からもキスコールが湧き上がり、テレながらもほっぺにチュ キスマーク


新郎新婦とご両親が並ばれた横に、これまたお手伝いに借り出された

弟さん&妹さんによる、巨大クラッカーの金糸銀糸が宙を舞う中


「これにて本日のご披露宴、めでたくお披露喜と致しま~す。」


よっしゃあ~~、バッチリ決まった~~ クラッカー


・・・と思った瞬間、野太いオッサンの声がマイクを通して

聞こえてくるではありませんか?? は? 誰??

いつの間に、新郎が挨拶で使っておられたはずのマイクを持って


「もひとつ、サプライズということで、皆さんと一緒に万歳を!!」


おいおい、ビシッと終わったはずの司会者がズッコケルではないの?!

新郎の会社の上司ですから、だれも文句は言えませんわな。

実はこの男性、余興で歌を披露なさり、付け加えられたコメントで

「自分はまだ独身なので、早く彼らのような良き伴侶を見つけたいです。」

とおっしゃっており、その時に「花嫁探しのお手伝いはできませんが

晴れて結ばれるご披露宴の暁には、当会場スタッフがしっかり

バックアップさせていただきます~。」と余計な一言をくっつけたために

会場は大爆笑!!ああ、さては逆襲だったな・・・・(;^_^A


かくして秋涼のひと夜、無事に終わった安堵感に浸りながら

コンビニで買った赤飯のおにぎり おにぎり と、ヘルシア緑茶をお供に

帰途に着いたのでした。

来月上旬にも、もう一組の披露宴司会をお引き受けしています。

担当者情報によると、どうもとんでもない酒盛りになるような気配らしい。

過去に、ビールかけのとばっちりを受けたことはあるものの

はてさて、まだ今時そんな宴会騒ぎをしたがる輩がいるのか?!

我慢の限界を超えて、説教するMCに化けたら知らんぞ~~ 爆弾



「窓辺の風景」 ・・・喜・想・哀・楽