アニメ 宇宙戦艦ヤマト2199(TBS系列他)/ リメイク作品・第1弾 | ビート・マンのブログ

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宇宙戦艦ヤマト2199

前作よりヒューマン・ドラマ色が強い!
 
 
 
宇宙戦艦ヤマト2199は2013年4月~9月に放映。旧作品の放映が1974年なので約39年後のリメイク作品として公開された。
 
基本的なストーリーは旧作のまま。人類が謎の異星人ガミラスより攻撃を受け、滅亡のカウントダウンが始まった。イスカンダルから救いのメッセージが届き、コスモ・リバース(旧作では放射能除去装置とも呼ばれていた)を受け取りに16万8千光年先のイスカンダルへ旅立った。
 
設定が本作では細かくなった。ガミラス人の肌の色が異なるのは侵略した惑星人を捕虜とし、共にガミラスのために働くことを誓った惑星人を二級ガミラス市民としている点。
 
旧作ではガミラス人は放射能汚染された場所で生活するため地球を遊星爆弾で汚染する設定だが、本作では特に触れていない。
 
ガミラス人のクーデターを描くなど、人間的な行動を描写しており、ヤマト内でも「出雲計画」派が反乱を起こすなど、ヒューマン・ドラマを強調している。
 
旧作と本作の違いにバラン星の扱いがある。本作でのバラン星はワープ拠点のハブ基地と設定されており、この施設を利用することでヤマトは遅れた航海を取り返す。
 
ヤマトはドメル艦隊の圧倒的な物量作戦の最初の攻撃で破壊される寸前まで追い込まれる。しかしガミラス人のクーデターが勃発したため難を逃れた。ドメル艦隊との最後の決戦では、戦艦が1隻と空母4隻のドメル艦隊はヤマトの波動砲を封じ込めるも、機転の利くヤマト・クルーの前に敗退する(七色星団の決戦)。
 
ガミラスとイスカンダルの関係性も旧作と異なる。双子惑星の関係は同じだが、旧作では対等の関係。本作ではガミラスはイスカンダルを崇拝、殿上人のように扱っている。このことがデスラーがヤマトとの本土決戦で、ガミラス人を見捨てたような行動になった思われる。
 
コスモ・リバースに古代守の精神がコアになっていた点も旧作とは異なる。森雪がヤマト内で復活した描写は同じだが、その代償でコスモ・リバースが停止。しかし沖田艦長が息を引き取ると再起動を始める。
 
TV版は全26話。総集編となる劇場版「追憶の航海」も面白いが、ヒューマン・ドラマとしての要素が強まった全話を鑑賞するのも楽しめます。
 
戦闘シーンは旧作では存在しなかった圧倒的な数のガミラス艦が登場する。これでもか!と言わんばかりなので面白い。
 
ヒューマン・ドラマとして言えば、地球とガミラスはどちらが先に発砲したかがしっかり描写されている。大義名分は惑星が異なっても存在し、地球人とガミラスのDNA構成が同じであるとも語られている。ガミラス側が人間臭いのはこれが要因である。
 
人型惑星人の存在。このことが次作以降で掘り下げられていく。
 
 
相対性理論についてはストーリーの関係性で無かったことになっています。