壮大な冒険ファンタジー
闇の冥王サウロンとの決着
原作:J・R・Rトールキン
監督:ピーター・ジャクソン
主演:イライジャ・ウッド(フロド=ホビット)
出演:イアン・マッケラン(ガンダルフ=魔法使い)
:ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン=人間・王家)
:オーランド・ブルーム(レゴラス=エルフ)
:ジョン・リス=デイヴィス(ギムリ=ドワーフ)
:デビッド・ウエナム(ファラミア=ボロミアの弟)
:アンディ・サーキス(ゴラム=ホビットと旅をする)
アカデミー賞、最多11部門受賞作
本作「ロード・オブ・ザ・リング~王の帰還(2003年)」は指輪物語を基に制作された3部作の最終章。
前作同様に本作は二つの物語から成り立っている。フロドとサム、そして案内人ゴラムの旅。サウロンの軍団と戦う人間達の戦いで、フロド達は目的を達成するまではガンダルフ達と再会することは無い。
正直言って作品の内容は鑑賞して確認して欲しい。何故なら本作はアカデミー賞に11部門でノミネートされ、その全てを受賞した過去にない作品であるからである。
偶然かもしれないが同年公開の「パイレーツ・オブ・カリビアン」でも、死者の亡霊が敵と戦うシーンが存在する。亡霊は死なないので負けることは無い。この理屈で人間はサウロンの大群を撃退することに成功した。
本作は臭いほど人間味が溢れ、感動するシーンが多く存在する。この演出が過去最高タイの受賞作品となったと私は考える。
王の帰還:アカデミー賞 11部門受賞
作品賞、監督賞、脚色賞、作曲賞、歌曲賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ賞、視覚効果賞、音響賞、編集賞
二つの塔:アカデミー賞 2部門受賞
視覚効果賞、音響効果賞
1作目:アカデミー賞 4部門受賞
撮影賞、作曲賞、メイクアップ賞、視覚効果賞
個人的に本作は5.1ch(スピーカー5本以上)で鑑賞することをお勧めします。私は音響に感激して物語に没入したので。
それとラストでサウロンの指輪を捨てられなかったフロドが素敵です。最後の最後までサウロンの魔力に屈せずに指輪を使用しなかったのに「ここで負けるか」となるシーンは生身の人間なんだと感じました(いや人間ではなくホビットか)。
本作も早いもので20年以上前の作品となりました。もしかしたら若い人で鑑賞していない人もいるかもしれませんので、3部作の一気見をお勧めいたします。
映画 ロードオブザリング 2003年公開(お薦め度★★★★★)