映画(邦245)屋根裏の散歩者 2016年作品/ R18作品 | ビート・マンのブログ

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江戸川乱歩

大人向けの作品です(二十面相は出ません)
 
原作:江戸川乱歩
監督:窪田将治
主演:木嶋のりこ(大内照子)
出演:間宮夕貴黒木直子
   :河合龍之介(郷田三郎)
   :草野康太(明智小五郎)
ヘアヌード映画作品です
 
本作「屋根裏の散歩者」は「D坂の殺人事件(2015年)」の続編として映像化され、ストーリーは完全につながっている。前作で花崎悦子に魅了され、悦子を救うことが出来なかった郷田が今回は犯罪を実行する。
 
物語は郷田が暮らす東栄館に大内照子が越してくるところから始まる。大内照子の知人・遠藤も既に東栄館に住んでおり、遠藤と顔を合わせた照子は体を震わせていた。
 
屋根裏散歩(覗き)が趣味の郷田は遠藤と照子が部屋で話しているところを覗き見る。遠藤は照子を殴り、そのまま性交を始める。照子は震えるだけで何も出来ずに受け入れるだけだった。その現状を確認した郷田は花崎悦子を思い出し、照子を救うことを誓う。
 
郷田は遠藤が所持していたモルヒネを盗み出し、屋根裏から深夜寝ている遠藤の口に注ぎ殺害することを考える。しかし実行のタイミングがつかめずに時間は過ぎていく。
 
遠藤には婚約者・黒木直子がいるが、彼女とのノーマルセックスでは男性器が機能しない。遠藤は暴力を振るうアブノーマルセックスでなければ興奮せず、照子はその興奮を目覚めさせる女性だった。
 
直子は遠藤の浮気を確信し、その証拠を明智小五郎の妻・文代に調査を依頼。遠藤が照子と浮気している結果が直子に告げられた。直子は証拠を遠藤に突き付け、何とか自分につなぎとめるためアブノーマルセックスを初めて遠藤とかわすことになる。
 
しかし郷田が計画を実行し遠藤を殺害。殺人事件が起きた東栄館を照子も出ることにした(東栄館の家主は事件が起きた場所では借り手が減ると嘆いていた)。
 
そこへ直子が照子の前に現れ、やり場のない怒りを彼女にぶつけた。そこで照子は直子に本音を打ち明けた。「これで遠藤は一生私のものね」。照子は遠藤に犯されることに喜びを感じており、東栄館に越したのもそれが目的。震えが止まらなかったのは嬉しくてたまらなかったからで、照子は真性Mだったのだ。逆上した直子は照子を殺害。
 
「D坂の殺人事件」よりも官能的なシーンが強く、それがR18となった原因でしょう。本作と前作共にSMの関係を描いており、興味のない人には面白くない作品かもしれません。
 
SMとミステリー、サスペンスを組み合わせた内容ですので、大人の方で興味があれば鑑賞してください。
 
映画 屋根裏の散歩者 2016年公開(お薦め度★★☆☆☆