"Words of Love" | タコさんの庭

タコさんの庭

ビートルズの歌詞和訳に挑戦

"Words of Love"

Writers : Buddy Holly

Artist :  Buddy Holly

Recorded : First recording on 1957/04/08

Released :  singleA 1957/06/20 B-side"Mailman Bring Me No More Blues" 

                 1958/02/20 「Buddy Holly」

 

Artist :  covered The Diamonds

Released :  1957/05 

You Tube で探しきれず、SpotifyのURLを貼り付けさせていただきました。↓

 

Artist :  covered Jimmy Gilmer

Released :  1964/06「 Buddy's Buddy - Buddy Holly Songs」

You Tube で探しきれず、SpotifyのURLを貼り付けさせていただきました。↓

 

Artist :  covered The Beatles

Recorded :Sunday,1964/10/18, EMI Studios

Released :  

Friday1964/12/04(UK)「Beatles for Sale」B面2曲目

Monday1965/06/14(US)「Beatles VI」 A面6曲目

2013/11/11 「The Beatles on Air Live at BBC Volume2」

                           1963年8月20日に放送の『Pop Go the Beatles』での音源

 

      <歌詞和訳>"Words of Love" 邦題 "ワーズ・オブ・ラヴ" 

         愛の言葉

[Verse 1]

Hold me close and tell me how you feel
Tell me love is real    

    近くに僕を抱き寄せてあなたがどう感じるか教えてくれる?

    愛が本当にあるのか 僕に聞かせて欲しい


[Verse 2]

Words of love you whisper soft and true
Darling, I love you  

    あなたがささやく優しくて誠実な愛の言葉を

    ダーリン 僕はあなたを愛している

  
[Instrumental Verses]

[Verse 3]

Let me hear you say the words I long to hear
Darling, when you're near    

    僕が聞きたかったその言葉を声にして 聞かせてくれないか

    ダーリン あなたが近くにいる時に

[Repeat Verse 2]

Words of love you whisper soft and true
Darling, I love you

    あなたがささやく優しくて誠実な愛の言葉を

    ダーリン 僕はあなたを愛している

 

 

情報提供元(著作権者)Weblio

参考辞書 英辞郎goo辞書

(引用できない英辞郎goo辞書を使って訳した場合は、その単語や慣用句を太字斜体にしてあります)

hold ... close

close : (時間的・空間的に)〔…に〕接して,すぐそばに,近くに,詰めて 〔to,by〕.

tell me : 教えてよ、おしえて、教えて下さい

feel : 触ってみる、(…に)触れる、(…に)触って知る、触れて知る、手探りで進む、慎重に事を進める、(身体で)感じる、感じる、感覚がある、(…が)感じる
real : (名目上・表面的でない)真の、本当の、(まがいでない)本物の、天然の、(うわべだけでなく)心からの、(想像・空想でなく)現実の、実際の、実在する、真に迫った、まったくの

real : (想像・空想でなく)現実の,実際の; 実在する.

whisper : ささやく、ひそひそ話をする、こっそり話す、うわさする、さらさら鳴る

soft : 〔音や声が〕

true : 忠実な,誠実な.
darling : かわいい人、最愛の人、お気に入り(の人、動物) 

say : 〔+目的語(+to+(代)名詞)〕〔人に〕〈…と〉言う; 〔人に〕〈言葉を〉言う,話す.

long to : たがる、〈《主語》の抱く希望〉・たい、したがる

near : (空間・時間的に)近く、接(近)して、(…に)近く、ほとんど、まだまだ…でない

 

 

????

"Words of Love"は「バディー・ホリー」の曲を、ジョンとポールがコーラスしてカヴァーしています。

 

[Verse 1]

Hold me close and tell me how you feel
Tell me love is real    

    近くに僕を抱き寄せてあなたがどう感じるか教えてくれる?

    愛が本当にあるのか 僕に聞かせて欲しい

 

2行目の「Tell me」の訳は以下を参考にさせていただきました。

 

tell me は積極的に求めるニュアンス

 

tell me には「情報が必要なので(ぜひ)教えて欲しい」、「今ここでその情報が欲しい」というニュアンスがより強く含まれます。

tell me には、「教えてちょうだい」という頼みを相手が聞き入れて(教えて)くれるという考えが念頭にあります。教えてもらえることが半ば前提されており、断られるという状況が度外視されています。

ぜひ教えてください、というニュアンスを表現する意味で、道を尋ねたり感想を聞いたりといった場面では tell me は適切なニュアンスで使えます。

状況によっては強いるニュアンスや切迫した感じを伴いがちでもあります。気のおけない仲なら、それも適切かもしれませんが。訳例

  • 話してよ
  • 聞かせてよ
  • 言ってくれ
  • 教えてくれない?

ぜひ知りたいという気持ちがこめられているのですね。

2行目の「Tell me」は「僕に聞かせて欲しい」と訳しました。

 

"Words of Love" の歌詞と同じ単語が、

ジョンが作った "Do You Want To Know A Secret" にあります。

"Do You Want To Know A Secret" [Verse]

Listen, do you want to know a secret
Do you promise not to tell

Whoa oh, oh, closer

Let me whisper in your ear
Say the words you long to hear
I'm in love with you, ewww . . . . .

    聞いてくれる? 内緒の話 知りたい? 

    言わないって約束してくれる?

    ちょっと待って じゃあ もっと近づいて

    耳打ちさせて

    あなたがずっと聞きたがっていた言葉を言うわよ

    私 あなたに恋しているわ

 

まるで "Do You Want To Know A Secret" は"Words of Love"の続きの歌のようです。

 

 

[Verse 3]

Let me hear you say the words I long to hear
Darling, when you're near    

    僕が聞きたかったその言葉を口に出して 聞かせて

    ダーリン あなたが近くにいる時に

 

「 I long to hear」は、

元歌バディー・ホリーでは「I want to hear」を「 I long to hear」にアレンジしています。

long to : たがる、〈《主語》の抱く希望〉・たい、したがる

ビートルズの "Words of Love" が発売される前に、「ザ・ダイヤモンズ」と「ジミー・ギルマー」が"Words of Love" をカバーしていますが、両方とも私の耳で聞く限り「I want to hear」と歌っていると思います。

そうすると「 I long to hear」にアレンジしたのはビートルズということになります。

その「 I long to hear」が、ジョンが作った "Do You Want To Know A Secret" にも

「you long to hear」と、出てきます。

なので、どうしても"Words of Love" と "Do You Want To Know A Secret" は繋がっていると思ってしまいます??アセアセ

 

私は"Do You Want To Know A Secret" は亡き母ジュリアへ歌っていると妄想しました。

「バディー・ホリー」が"Words of Love" を発売した1957年6月20日。その頃ジョンは16歳で、ミミ叔母さんの家からよくジュリアの家に遊びに行っていました。ジョンは義理の妹たちと同じように母ジュリアの愛が、自分にもあるか確認したかったのではないでしょうか。そんなことを想いながら"Words of Love"を聴いていたのではないかと思いました。

"Words of Love" はカバー曲なのに、ジョンの気持ちがいっぱい詰まっているような気がしました。

 

 

元歌 Buddy Holly の "Words of Love" の歌詞

ビートルのアレンジは、たった1か所「I want to hear」→「I long to hear」です。

[Verse 1]
Hold me close and tell me how you feel
Tell me love is real

[Chorus]
Words of love you whisper soft and true
Darling I love you

[Verse 2]
Let me hear you say the words I want to hear
Darling when you're near

[Chorus]
Words of love you whisper soft and true
Darling I love you

 

 

アルバム「Beatles for Sale」を訳し終えました

ビートルズは、1964年10月18日イギリス・ツアーの途中にEMIスタジオに戻り、"Words of Love" を含む8曲のレコーディングを終えました。

バリー・マイルズ著「ビートルズ・ダイアリー」松尾康治訳

1964年

10月17日
 ビートルズはハルからロンドンへ車で戻った。

 

10月18日
アビイ・ロード
 ビートルズは「エイト・デイズ・ア・ウィーク」を完成させた。そして「カンサス・シティ〜ヘイヘイ・ ヘイ・ヘイ」に続けて「ミスター・ムーンライト」、「ア イ・フィール・ファイン」、ポールの 「アイル・フォロ ー・ザ・サン」に取り掛かった。 ジョージはカール・ パーキンスの 「みんないい娘」を歌い、その後「ロ ック・アンド・ロール・ミュージック」、「ワーズ・オ ブ・ラヴ」にも取り掛かった。

10月19日
 ビートルズはロンドンからエジンバラに車で向かい、ABCシネマで演奏した (イギリス・ツアー)。

 

1963年2月11日に、アルバム「Please Please Me」をレコーディングした時は10曲。それに次ぐ曲数ですね。

音楽録音史上、これほど実り多い 585分は他に例を見ないだろう。 ビートルズはファーストLP用の新曲10曲を、たったこれだけの時間内に録音したのである。こうして、最初の2枚のシングルのA・B面を含め、計14曲入りのアルバムができあがった。

そして、再び1964年10月26日イギリス・ツアーの途中にEMIスタジオに戻り"Honey Don't"をレコーディングしました。でも仕事だけでなく、ポールやリンゴは夜に遊んでいます。ジョンはきっとシンシアが待つ家に帰ったのですね。

バリー・マイルズ著「ビートルズ・ダイアリー」松尾康治訳

1964年

10月25日

ヒッポドローム・シアター、ブライトン 

 イギリス・ツアー。

10月26日
アビイ・ロード
 この朝は以前のレコーディングの試聴に当てられた。午後にリンゴは「ハニー・ドント」のヴォーカルをレコーディングした。夜のセッションでビートルズはクリスマス・ソノシート用に数曲をレコーディングした。
 その後ポールとリンゴはジェーンとモーリンにつき添われ、アドリブ・クラブに出かけた。

10月28日
ABCシネマ、エクセター
 イギリス・ツアー。

その後、ビートルズは運転手のアルフ・ビックナルの36歳の誕生日を祝うために、夜の街に繰リ出した。

10月18日 "Honey Don't"のレコーディングを終え、1964年レコーディングの仕事は終わりました。

 

11月10日にイギリス・ツアーが終わったあとは、テレビやラジオの収録。

 

プライベートでは…

ポールは、父親の結婚式に参加。11月24日

ジョンは、シンシアとロンドンにクリスマス・ショッピング。11月28日

リンゴは、扁桃腺切除のため入院。12月2日

ジョージはパティと休暇のためバハマへ。12月9日

 

そして、前年と同じようにイギリスでクリスマス・ショーが始まります。12月24日から、ロンドンのハマースミス・オデオンで、一晩2回公演の『アナザー・ビートルズ・クリスマス・ショー』が幕を開け、翌年1月16日まで続きました。

 

1964年世界に進出しても、イギリスでのツアーやクリスマス・ショーも大切にしていて嬉しいです。

 

アルバム「Beatles for Sale」。

ハンブルグ時代の彼らを想像できましたキラキラ

カバー曲を演奏する彼らは、とても自信たっぷりに聴こえます。

バリー・マイルズ著「ビートルズ・ダイアリー」松尾康治訳

1964年

12月4日
アルバム「ビートルズ・フォー・セール」がイギリスでパーロフォンより品番PCS3062でリリースされた。
 A面:「ノー・リブライ」「アイム・ア・ルーザー」「ベイビーズ・イン・ブラック」「ロック・アンド・ロー ル・ミュージック」「アイル・フォロー・ザ・サン」「ミスター・ムーンライト」「カンサス・シティ~ヘイ・ヘ イ・ヘイ・ヘイ」
B面: 「エイト・デイズ・ア・ウィーク」「ワーズ・オブ・ラヴ」「ハニー・ドント」「エヴリー・リトル・シング」「パーティーはそのままに」「ホワット・ユー・ア ー・ドゥーイング」「みんないい娘」
 ほとんどのトラックは、ビートルズがハンブルクやキャヴァーン・クラブで演奏していたオールディーズだった。

ジョン: 「このLPのナンバーは今までぼくらがやってきたものとは全く違ってるんだ。だからこの新しいアルバムは「ビートルズ・カントリー・アンド・ウェスタン」アルバムと呼んでもいいかもしれない」