EMI統一のカラースリーブのあと、ビートルズの解散後まで使用されていたスリーブです。
ちなみにビートルズは正式に解散宣言を行ったわけではありませんが、ソロアルバム「McCartney」の販促用に用意した41問のQ&A資料に記載されていた、「ソロキャリアのスタート」「今後ビートルズ名義でのアルバムやシングルを出す事はない」というポールの発言からイギリスの大衆紙「デイリー・ミラー」が、「ポール、ビートルズを脱退」と発表。
それが発端となり、世界中の報道機関が一斉にビートルズの解散を報じました。
1970年4月10日のことです。
1962年のデビューから数えるとたった8年の活動期間だったわけですが、その間に彼らが世界に与えた影響力の大きさを感じます。
ではさっそくスリーブを紹介していきましょう。
このタイプは表面のうずまき模様のデザインと、パーロフォンのアルバム紹介が裏面に印刷されているのが特徴です。少なくとも2種類確認されています。他にもあるかもしれませんがいまのところ未発見。
ビートルズが1968年5月以降に発売した新譜はすべてアップルレーベル(黒いオリジナル・スリーブ)でリリースされましたが、それまでの旧譜は引き続きパーロフォンからこのスリーブで発売されました。
Green sleeve type-9A (1968年から1971年にかけて)
表面にはこれまでより大きくPARLOPHONEのロゴマークが印刷されており、左下に£マークとEMIロゴ、そしてTRADE MARK OF THE GRAMOPHONE CO. LTD.と記載されています。
裏面下にも、「The Gramophone Company Ltd. 」「Made in Great Britain」と印刷。
そして、
・Cilla Black:Cilla Sings A Rainbow(PMC 7004)1966年4月発売
・The Beatles: Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (PMC 7027) 1967年6月発売
・Mrs Mills: Let's Have Another Party (PCS 7035) 1967年12月発売
・The Goons:Goon But Not Forgotten(PMC 7037) 1967年11月発売
・The Hollies:Butterfly (PMC 7039) 1967年11月発売
といった7種類のParlophoneレーベルLPが紹介されています。
スリーブの形状は、上部レコード取り出し口は波形、糊付は下部と右側です。
(追記/2012年2月16日)ウェーブカットの山の位置を訂正しました。
Green sleeve type-9B (1969年?から1971年にかけて)
レコードの新譜更新とともに形状も変わりました。
上部のレコード取り出し口が波形からレコードをつまみやすいダイカット(型抜き)形に変更。
糊付構造は変更ありません。
裏面のテキスト情報は変更なしですが、掲載されているレコードが更新されました。
・The Beatles:Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (PMC 7027) 1967年6月発売
・Cilla Black:Sher-oo! (PMC 7041) 1968年4月発売
・Deep Purple:Shades Of Deep Purple (PMC 7055) 1968年9月発売
・Love Sculpture:Blues Helping (PMC 7059) 1968年10月発売
・The Goon Show: Goon Again (PMC 7062)1968年10月or12月?発売
といったレコードが7種類掲載されています。
この後、パーロフォンのカンパニースリーブがどのようなデザインに変わったのかは、いろいろ文献やお店で調べてみても分かりませんでした。これが最後のデザインなのでしょうかね?
(その後、各アーティストのオリジナルスリーブが主流になる?)
参考までに、同時期のEMIグループ他レーベル・スリーブも紹介すると、
●Columbia
Aタイプ(波形カット)
Bタイプ(ダイカット)
●HMV
AタイプBタイプともに不明
●Capitol
Aタイプ(波形カット)
Bタイプ(ダイカット)
Cタイプ(ロゴ変更:1969年9月ごろから?)
さていよいよ次回は最終回、「アップル・ブラックスリーブ」です。
このアップル・スリーブも同じように見えていくつかバリエーションがあります。
自分も全部でいくつあるのか正確には把握できていませんが、できるだけご紹介したいと思います。












































