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ヒラリー・スワンクは、すでに高い評価を受けてる女優だけど、それでも足りないくらい価値のある女優だと思う。
『ボーイズ・ドント・クライ』でも『ミリオンダラー・ベイビー』でも、とてつもなく厳しい状況に置かれた女性を演じてきたし、今作でも筋萎縮性側索硬化症(ALS)にかかる女性を見事に演じている。
数年前に『アイス・バケツ・チャレンジ』という冷たい水を頭からかぶる動画が流行ったが、それはALSの認知を広めるためとして生まれたもの。
今作で主人公が突然ALSにかかる姿を見て、僕は自分はたまたま健康に生きてるわけだけど、本当に偶然なんだなと思わさせられた。
いつ、どこで、誰がこのような病気や障がいにかかるか分からない。
だから、偶然にも自分が健康に生きていることに感謝しなきゃいけないし、また、難病や障がいを抱えた人をサポートしなきゃいけないなと思った。
映画を通して自分が知らなかったことを知るってのはよくあるし、教材としての映画は有効だと思う。
昔、テレビのドキュメンタリーで、障害者の性介護「セックスボランティア」の存在を初めて知ったことを思い出した。
それを見たときハッと気づかされた。
人間にとって性欲は自然なもので、それは障害者だって同じなんだと。
そして『セッションズ』という映画を見た。
ポリオによって首から下が麻痺した男性がセックスセラピストを雇って初めてのセックスを行おうとする実話を元に作られた映画だ。
しかも、そのセラピストを演じたのは名女優のヘレン・ハントだ。
とにかくヘレン・ハントは体を張るから凄い!
この作品はオススメですね。
難病にしろ、障がいにしろ、まず知ることが大切なんだと思いました。