『二郎は鮨の夢を見る』(60点)②かんそ〜。 | 阿部将一のブログ

阿部将一のブログ

思ったことをアウトプットの場として、そのまま書いてます。
コメントとか意見もらえるとありがたいです!

photo:01


星かんそ~です!星
僕はあんまり『食』に興味がありません![みんな:01]
だから、高いものとか、並んでまで何かを食べるっていうことはしないんです![みんな:02]
しないんですが、この作品で描かれる『すきばやし次郎』っていう店には興味があり、さらに、その店主・小野二郎という人物も知りたいと思ったのです![みんな:03]
photo:02


なぜなら『すきばやし次郎』っていう店は、銀座の地下にあり、トイレも他の店と共同、客席も10席くらいしかないのに、5年連続、しかもどうやら去年に発表された『ミシュランガイド東京・横浜・湘南2014』でも三ツ星を獲得して6年連続で三ツ星レストランとなっているみたい![みんな:04]
そんな、『最高の寿司屋』と呼ばれ、ひっそりとたたずんでいる『すきばやし次郎』は、一体どういう店なのか?[みんな:05]
気になるネェ~![みんな:06]
photo:03

(ハリウッドスターのヒュー・ジャックマンや、
photo:04


アン・ハサウェイなど、多くの海外セレブも訪れていて、海外では『寿司の神様』のお店とも言われているとか、言われてないとか![みんな:07])


んで、そんな『すきばやし次郎』を最高の評価を受ける寿司屋までにしたのは、『最高の寿司職人』と呼ばれ、伝説の職人とも言われる、店主の小野二郎さんだ![みんな:08]
photo:05


この映画では、その伝説の職人の技と思想が語られています![みんな:09]
そこで僕が大事だと思っているのは、寿司や料理だけではなく、どんなジャンルでも、その道を極めた人(二郎さん自身は極めたと思っていないが)から学ぶことはあると思っていて、ぜひ、二郎さんの思想を聞いてみたいと思いました![みんな:10]
photo:06


んで、まぁ、簡単にまとめれば、二郎さんはかなり『昔かたぎの職人』という印象だった![みんな:11]
毎日必ず職場に顔を出し、毎日同じ作業をし、毎日試行錯誤して、より美味しいものを目指している![みんな:12]
これを二郎さんは寿司職人になった26歳から85歳まで続けているのだ![みんな:13]
そこには派手な改革とか、大きな野望はなく、ただたんたんと寿司を握ってきたのだ![みんな:14]
(と思う![みんな:15])
二郎さん曰く、『自分の仕事を好きにならなくてはいけない。そして、それを追求していかなければならない』だそうだ![みんな:16]
photo:07


また、この作品に出てくる料理評論家(?)によれば、優れた料理人に必要な要素が三つあり、それは『自分の意志を押し通す頑固さ』『遊びをせず、仕事に集中する真面目さ』、あと一つは忘れたけど(笑)、二郎さんはその三つを完璧にそなえているらしい![みんな:17]
photo:08

photo:09


そしてもう一つ、作品の大半を占めるのは、その伝説の寿司職人を受け継ぐ、二郎さんと長男さん・次男さんとの関係だ![みんな:18]
これだけの偉大な親、偉大な師匠を持った2人、特に長男さんのプレッシャーは計り知れないものでしょう![みんな:19]
その辺も見所です![みんな:20]
photo:10

(絶賛された海外版![みんな:21])


だだなぁ~、二郎さんの思想にしろ、親子ならではのプレッシャー物語にしろ、日々鍛錬とか、忍耐とか、『自分の仕事を愛せ』みたいなものにしろ、大事なのはわかるけど、ハッキリ言って、どれもよく聞く話で新鮮さとか、刺激的とか、影響を受けるものがないんだよね![みんな:22]
ほんと失礼な話だと思うけど、斬新な話はなくて、その辺の年配の方が若造に言っている説教と同じような話のように感じました![みんな:23]
ほんと、失礼な感想ですがね![みんな:24]
photo:11


んだけども、この作品で1番凄いなぁと思ったのは、アングルとかスローモーションなどの演出によって映像がとても印象的で、寿司や職人の動きが『芸術品』のようち撮られているところです![みんな:25]
photo:14

photo:12

photo:13

photo:15

photo:16

photo:17


ドキュメンタリー作品というと、物事をありのままに映しがちですけど、この作品では、そういった映像の演出がとても効果的に使われています![みんな:26]
そんな風にとても芸術的な映像なんもんだから、僕はてっきりフランス作品だ思ってたんだけど、監督したのはアメリカ人のデヴィッド・ゲルブっていう人でした![みんな:27]
photo:18

(ゲルブ氏![みんな:28])


寿司屋と築地市場をテーマにドキュメンタリーを撮ろうとしていたゲルブ氏は、何軒もの有名な寿司屋をまわり、その中の『すきばやし次郎』とその店主・小野二郎という人物に惚れてドキュメンタリー作品製作の依頼をしたとか![みんな:29]
でも、もちろん、すんなりとOKとはいかなかったが、ゲルブ氏の真摯な姿勢に撮影を認めたようです![みんな:30]
んで、その密着撮影は3ヶ月間なんだけど、3ヶ月ってドキュメンタリーとしては短いような気もするし、その短さが作品の内容の薄さ・浅さに出ているような気がします![みんな:31]
photo:19


この映画は世界30カ国で上映され、異例のヒットとなったようで、海外では二郎さんがちょっとした有名人となり、開店前の『すきばやし次郎』で外国人が記念撮影のために待っていることがあるそうです![みんな:32]
でも、この映画の評価、寿司に対する評価、二郎さんの思想への評価は外国人の目線であり、日本人にとっては寿司という文化は身近なものだし、『忍耐』や『継続』を大切にすることは当たり前のことなので、外国人ほどにはこのドキュメンタリーは神秘的・感動的ではないし、特に感動する作品ではないでしょう[みんな:33]
photo:20


ただ、多くの素晴らしい食材が集まる築地市場で、『すきばやし次郎』が最良の食材を手に入れることができる秘密には、少し感動した![みんな:34]
その秘密とは『信頼関係』である[みんな:35]
高いお金を出せば最良の食材が手に入るはずだが、『この素晴らしい食材は『すきばやし次郎』に使ってもらいたい』という築地のプロ中のプロ達が『すきばやし次郎』のために食材をとっておいてくれているのだ![みんな:36]
こういう『信頼関係』をきずいているのも、『すきばやし次郎』が最高の寿司を提供できる秘密の一つなのだ![みんな:37]
photo:21


そして、『すきばやし次郎』の最大の秘密は次郎さんの限りのない向上心だと思う![みんな:38]
仕事場を離れても寿司のことを考えてるし、
photo:22


ミシュランの社長(だっけ?)の味覚の鋭さを褒めて、その味覚が自分にも欲しいと残念がっていました[みんな:39]
次郎さんは、まだまだ向上したいと思ってるし、まだまだ自分には足りないものがあると思っているんですね~![みんな:40]
自分の能力に満足してないんですよ![みんな:41]
人間は自分に満足したら成長が止まってしまいますからね![みんな:42]
次郎さんは、まだまだ最高の寿司を追い求めてるんです![みんな:43]
自分の夢を追い求めてるんです![みんな:44]
その姿がタイトルの『二郎は鮨の夢を見る』になってるんだと思います![みんな:45]
photo:23


そんかわけで、かんそ~、終了です![みんな:46]
伝説の寿司職人から何か刺激をもらおうと思ったんだけど、あんまり無く、その言葉はよく聞く話でした~[みんな:47]
ちなみに『すきばやし次郎』は予算が3万円かららしく、二郎さんが寿司をたんたんと出し、客がたんたんと食べるスタイルなので、すべて食べ終わるまでに15分くらいだそうです![みんな:50]
15分で3万円![みんな:51]
う~ん、高いっ![みんな:52]
っていうか、このお店はこれが高いと感じない人が行く場所なんだねぇ~![みんな:53]
俺、行けねぇ~![みんな:54]
photo:24

(食べ物評価サイト『食べログ』でも載ってます![みんな:55])


そんなところで終わりです![みんな:48]
次回もお楽しみに~![みんな:56]
おわり~。[みんな:49]



iPhoneからの投稿