『クラウド アトラス』(50点)③かんそ〜。Part2

『かんそ～Part2で～す！』と、こう見えてもイケメンのヒュー・グラント！


んで、ストーリー自体の話なんだけど、ハッキリ言って、どのエピソードも面白くありません！
船旅の話も普通だし、音楽家の話も普通だし、放射能の話も普通だし、崩壊した地球の話も普通でしたね！
ていうか、どの話も普通の話すぎだし、つまんねぇよ！
しかも、おじいちゃん編集者の話は↓

超つまんないんだよね～！
子供でも笑わないような、チープなコメディ・ストーリーで最悪です！



んで、これだけいろんな物語があると、やっぱり『全ての物語がつながってたりすんのかなぁ？』って期待するんだけど、ところがどっこい、つながってんのはちょっとだけで、基本的にはそれぞれの物語は独立した物語です！
『つながってないんかい！』ってツッコミたくなり、期待を裏切られてガッカリでしたね！

そんな、つまらん物語たちの中で、唯一、ちょっと面白かったのが、クローン人間の女性が活躍する『伝説のクローン少女と革命"(2144年)』です！
↓コレ！

ネオソウルと呼ばれる都市ではクローン人間が働いていて、そのうちの一人である『ソンミ451』という女の子が社会の真実を目にするというストーリーです！
そのクローン人間たちが労働力として使われる姿が切ないし、さらに彼女たちが迎える未来がまたムゴい、グロい！
そんなムゴく、グロい物語のなかで純粋な心の持ち主である主人公のソンミ451を演じたペ・ドゥナという韓国人女優がとてもキュートに映るんですね！
↓ペ・ドゥナ34歳

↓ハル・ベリーとぺ！

このぺ・ドゥナという人を僕は全く知りませんでした！
が、めっちゃカワイイです！
『くっそぉ～！カワイ過ぎるぞ、ぺ・ドゥナ！』です！
モデル出身の彼女はホラー映画『リング』の韓国版『リング・ウイルス』で貞子役を演じ、
(たぶん、これがそのパッケージ！)

その後、2005年の日本映画『リンダ リンダ リンダ』っていうのに出演しています！

↓たぶん、右から二番目がぺ・ドゥナ！

その後、僕は観てないけど、韓国で爆発的なヒットをしたらしい、怪物アクションの映画『グエムル-漢江の怪物-』や、

僕は観てないけど、『そして父になる』の監督、是枝 裕和さんの作品『空気人形』に出演しているらしいので、ご存知だった方も多いと思います！
僕は全く知りませんでしたが！

んで、クラウド・アトラスで唯一の良かったところは、このぺ・ドゥナという魅力的な女優に出会えたことです！
Wikipediaによれば、ぺ・ドゥナは『シリアス作品からコメディ作品までこなす幅広い女優』らしく、また、『いくつかの出演作品でヌードを披露している』という、演技のためなら体もはれる女優さんらしいのです！
うん、なんか、気になる！
(彼女の裸がではなく、演技がですよ！)

(↑これらもクラウド・アトラスの別のストーリーでのぺ・ドゥナです！)

とにかく、このぺ・ドゥナという女優さんがとてもキュートで、とても面白い演技をしていました！
なので、僕は今後注目していきたいと思います！

んで、他の俳優たちの話なんだけど、ストーリーがつまんねぇから特に話すこともないんだけど、若き作曲家を演じたベン・ウィショーっていう俳優は

どこかで見たことがあるなぁと思ったら、『007 スカイフォール』に科学者『Ｑ』役で出演した人で、

あと、名女優のスーザン・サランドンが出ていて驚いたりして、

あと、乱暴者の作家役を演じている時のトム・ハンクスの格好が微妙に可愛くて笑えたりしたところが気になったところです！

まぁ、とにかく、複数の物語をランダムで進めたり、役者に何役も演じさせるというアイデアは面白かったですね！
んで、その、役者に時代の違う複数の登場人物を演じさせるのは、人間は生まれ変わってもつながっているというような『輪廻転生』を描いているんだろうなと見る前から思ってたんだけど、どうやら『輪廻』っていうのがこの作品のテーマの一つみたいです！
んで、『輪廻をテーマにするなんて一体どこのどいつが監督をしてるんだい！』と思ったら、なんと、あの大ヒット映画シリーズ『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟じゃないか～い！

(髭男爵風に驚いてみました！)

(んで、コチラがウォシャウスキー姉弟左がラナ、右がアンディ)

人間の無残な運命、そして輪廻転生を感じさせるストーリーと、人間を機械のように扱うようなシーンがあるところは『マトリックス』にも通じるところがあり、このクラウドなアトラスもウォシャウスキー姉弟っぽいなと思いましたね！

ちなみに、ウォシャウスキー『姉弟』となっているんですが、姉のラナは元々男性として産まれた人で、その後、自分がトランスジェンダー(性同一性障害)であることを公表し、女性として性転換手術を受けました！
だからウォシャウスキー『兄弟』から、ウォシャウスキー『姉弟』になったのです！

(兄→姉へ！)


だから、あの『マトリックス』で超有名になったウォシャウスキー兄弟が、いつの間にかウォシャウスキー姉弟になっていることを知らない人は結構いると思います！
僕も最初は『あれ？姉弟だっけ？兄弟じゃなかったっけ？』みたいに思って気づきませんでした！
でも、なんか、性同一性障害をオープンにできる社会ってすごいなぁと思います！
僕はゲイとか、レズとか、性同一性障害とかで人を差別をするなんて、とってもつまらないことだと思ってるんで、日本ももっとオープンになればいいなぁと思います！

んで、そういうことで、クラウドなアトラスだったんだけど、アイデアは面白いんだけど、肝心のストーリーが面白くありませんでした！
時代を超えた物語たちも、そんなにリンクしてなくて、ガッカリです！
普通に時代順に物語を構成した方が物語の小さなつながりに気づくし、面白いのではないかと思いました

あっ、そうそう、あと、エンドロールでどの俳優が誰を演じたのかが種明かしされて、『細かいところでつながってるんですよ～』って紹介されます！
僕としては、作曲家を演じたベン・ウィショーが、その作曲家が作った曲のレコードが売られているレコード店の店員を演じているのが1番面白かったですね！
他にも細かいところ見ていくと面白いんだけど、僕はそんなの知りたくないね！
だって僕は『映画はストーリーが命』だと思ってるんで、ストーリーが面白くないのに、そういう小ネタでウケを狙うのは好きではないです！
まずはストーリーを面白く作って欲しい！
そう思う僕なのでした！

ていうか、だいたい、僕は輪廻転生っていうのは好きじゃなくて、『命は死んだら、そこで終わり！』と思っている人間です！
来世は無いものと考えているのです！
来世があると信じていると、現在辛いことがあると、来世に期待してしまいます！
来世に逃げることになるのです！
それじゃあ、ダメです！
今生きている人生を思っ切り生きなくてはいけません！
だから、輪廻転生がテーマのクラウドなアトラスは、元々僕には合わない作品だったのかもしれません！


(オマケにクラウドなアトラスでのトム・ハンクス6変幻です！)

そういうことで、ここで今日は終わるのです！
それでは次回の作品でお会いしましょう！
さいなら～！
おしまい。