『これこそ、素晴らしい日本映画!
誰もが味わう社会の冷たさ、そして家族の大切さが伝わってくる作品!』
1991年公開作品。
レビューです。
今月の14日、1人の偉大な俳優が亡くなりました
その俳優とは三國連太郎さんです
(三國連太郎 1923年~2013年 満90歳没)
彼のように温かみのある演技と、大らかなオーラをあわせもつ俳優は他にいないでしょう
現在では映画『釣りバカ日誌』シリーズの主人公ハマちゃんの職場の社長スーさん役として有名でしたね
三國さんの昔の作品を見たことが無い僕だけど、彼の出演作でとても感動した作品『息子』という映画を今回はご紹介します!
これぞ、日本映画!
これぞ、日本の素晴らしさ!
そう思える作品なのです!
(あらすじです。)
舞台は1990年の日本
バブル景気と呼ばれた、日本経済がとても元気だった頃、田舎から大都会である東京に出てきたけれども、仕事が長続きせず、アルバイトを転々とする青年・哲夫(永瀬正敏)は、母親の一周忌のため、岩手の山奥にある故郷へといったん帰ります
(こちらが哲夫。)
(そしてこちらは大自然広がる故郷。岩手の。)
哲夫の父親・昭男(三國連太郎)が1人で農作業をやりながら暮らしている故郷では、母親の一周忌のために集まった昭男の子供たちとその家族でにぎわいます!
(墓参りの模様。)
(集まった親戚。)
(こちらが昭男。)
でもまあ、翌日にもなれば、子供たちは帰り、また1人寂しい生活に戻る昭男
その昭男に『一人前の男としてちゃんと生きろ』と喝を入れられ、むしゃくしゃしながら東京へ戻った哲夫は新しい職場・鉄工場での仕事を見つけます
(せっかく故郷に帰って来たのに、怒られる哲夫。)
(そして、新しい職場へ。)
その職場はとても体を使う肉体労働の仕事でとてもキツイんですが、そこにやりがいを見つける哲夫!
そして、個性的な職場の人たちにもまれながらも前に進んで行きます!
(職場の変わったひとたち。)
一方、故郷でひとりぼっちで生活している昭男を心配した哲夫の兄・忠司(田中隆三)は、自分の家である東京近郊にある、お高そうなマンションで一緒に住もうと昭男を誘います
(その高級っぽいマンション)
年寄りである自分の父親を故郷で1人暮らしをさせるわけにはいかないと思ったからなのです!
その親を思う心に昭男はどういう反応をするのでしょうか?
そして、仕事が長続きしない、あのフラフラな男・哲夫は意外と今回の仕事は長続きしており、その理由の一つは仕事で出会った征子(和久井映見)という1人の女性でした
(チャーミングな女の子、征子)
なんとか征子とお近づきになりたい哲夫が頑張り、意外な展開になっていきます!
そんで、東京に来ている父親・昭男は、ついでと言ってはなんですが、ついでに哲夫の暮らしぶりを見にいきます!
そこで、思わぬ出来事が起こるのですが、、、、、、、
そして、感動的なラストに涙、涙、涙なのです!
社会の厳しさを味わいながらも必死に生きる若者『息子』と、『息子』たちが旅立ってしまい孤独な生活を送っていた『父親』
その離ればなれになった家族たちのリアルで感動的な物語である映画『息子』
ぜひ、ご覧ください!
『次のかんそ~も見てくださいね!』
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