『ウィンターズ・ボーン』『60点』②かんそ〜。 | 阿部将一のブログ

阿部将一のブログ

思ったことをアウトプットの場として、そのまま書いてます。
コメントとか意見もらえるとありがたいです!

photo:01


photo:02

『お母さん。ここからがかんそ~よ!じっくり読んでね!』


今年のアカデミー主演女優賞を獲得したジェニファー・ローレンスの出世作らしい映画『ウィンターズ・ボーン』[みんな:01]
主人公の少女リー視点で描かれ、そのリーを演じたジェニファーの魅力があふれる作品となっています![みんな:02]
photo:03


んで、僕はこの映画を何の情報もなく観たんだけど、やはり、あらすじの前に紹介した映画評論家・町山智浩さんの解説を先に観た方が、舞台背景がよく分かり、より一層深く楽しむことが出来ます![みんな:04]
なぜなら、日本人には馴染みの無い社会を描いているからです![みんな:05]
ありがとう、町山智浩さん![みんな:06]
photo:04

町山氏『おうよ!』


んで、舞台背景を簡単に説明します![みんな:47]
その馴染みの無い社会っていうのが、オザーク山脈に住む『ヒルビリー』と呼ばれるスコットランド系の人たちの社会です![みんな:06]
(詳しくは町山さんの解説を!)
アメリカという国は、いろんな国からやってきた移民がたくさんいる国で、その昔に最初にやってきたのは主にイギリス人です[みんな:07]
そのイギリス人たちが暮らしやすい場所で暮らしていたので、遅れてやってきたスコットランド系の移民たちは、オザーク山脈という、農作物を育てることが出来ない、丘という不便な地域に住み着くことになります[みんな:08]
こんなことは日本人は知りませんよね?[みんな:10]
勉強になりますね、この映画は![みんな:09]
そして、勉強になりますね、僕のブログは![みんな:11]
photo:05

『the monster!あんた、偉そうだね!』と怖そうな村人[みんな:12]


んで、んで、そんな祖先をもったヒルビリーの人たちは貧しい生活を送っていて、だからこそ、違法な産業に手を出していったようです[みんな:13]
昔だと禁止されていたアルコール飲料(お酒)を作ることであり、現在は麻薬なのです![みんな:14]
そんなわけで、彼らヒルビリーの一部の人にとっては麻薬は身近なものであり、生活の糧なのです![みんな:15]
photo:06

『麻薬はいかんぞ!』


主人公リーの父親もまた、ドラッグディーラーとして麻薬を製造・売買していて、その危ない社会での『何らかの事情』で姿を消しました[みんな:16]
んで、まぁ、その父親を必死に探すリーですが、怖い村人たちに冷たくあしらわれ、『いつになったら父親が出てくんねん!』って感じでストーリーが続きます[みんな:17]
そのいつになってもなかなか進展しない父親捜索活動がわずらわしいんだけど、後半には村人たちの秘密が明らかになっています![みんな:18]
その秘密とか、ルールっていうのがとても怖くて、『本当に今現在アメリカで存在していることなのか?』って思っちゃうほど、日本人には馴染みの無い社会なのです![みんな:19]
ヒルビリー社会ってのは、とても閉ざされた社会なのです![みんな:45]
この映画を観ると、アメリカっていう国は、とても貧富の差が激しい国で、ニューヨークみたいな華やかな場所ばかりではなく、いろんな環境・文化が集まった国なんだなぁと改めて思わされる映画なのです![みんな:20]
とても勉強になる作品です![みんな:21]
photo:07


んで、その村人たちの暗黙のルールみたいのが生々しく、とても怖く、とても薄暗く描かれています[みんな:22]
その薄暗く不気味な雰囲気が絶妙で、特にラストではめっちゃくちゃゾクゾクしました![みんな:23]
少女リーがあんなことをされる、いや、自分の意思でやるわけですが、その過酷な状況に僕は息を呑んで、ただただ見入ってしまいました![みんな:24]
この自分の父親をっていう(これ以上は秘密!)、驚愕のラストはとても残酷で、素晴らしいアイデアだと思いました![みんな:25]
このラストを観るために作品とも言えます![みんな:33]
その過酷なラストで少女リーが一線を越え、大人になるのです![みんな:34]
photo:08

(その過酷な模様。)


ていうか、その日暮らしで、幼い兄弟たちと精神を病んだ母親を世話しているという、全体的に過酷な生活をしている主人公リーを只今絶好調の女優ジェニファー・ローレンスが好演しています![みんな:26]
photo:09

(この映画をとっていた時期のローレンス)
photo:10

(こちらは現在のローレンス。だいぶ、美しい女性になりました![みんな:27])


ジェニファーは17歳の時に『あの日、欲望の大地で』に出演し、監督のギジェルモ・アリアガには「メリル・ストリープの再来かと思った」と言わせるほどの才能の持ち主で、現在22歳という若さでアカデミー主演女優賞を獲得した彼女が、生ける伝説であるメリル・ストリープに近づける可能性は十分にありますね![みんな:28]
photo:11

『私に近づけるかしら?』と、女王メリル・ストリープ[みんな:29]


ジェニファーは、この『ウィンターズ・ボーン』で、過酷な状況の中でも生き抜く精神力を持った少女リーを見事に演じ、さらには体を張った演技も見せています![みんな:30]
そんな主人公リーになりきった、期待の女優ジェニファー・ローレンスにこれから注目ですね![みんな:31]
photo:12

(鼻血ブーして頑張るジェニファー・ローレンス![みんな:32])
photo:16

photo:17

photo:18

(セクシーな女性としても注目なジェニファー![みんな:35])
photo:15

(全米で大ヒットしたらしいジェニファー・ローレンス主演の『ハンガーゲーム』という映画も気になるし、
photo:19

『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』というアメコミ映画では、その美貌がよく分からなくなってしまうミスティークという役を演じているし、
photo:13

僕はとりあえず、早くこれが観たいですねっ!レンタルで!)


photo:14

(『ウィンターズ・ボーン』では、不気味な村人たちの雰囲気が最高でした!
その中でも特にティアドロップを演じたジョン・ホークスがいい味出してました![みんな:36])
photo:20


そんなわけで、ご紹介した『ウィンターズ・ボーン』[みんな:37]
インディペンデント映画と呼ばれる、とても予算の低い映画でありながら、海外ではとても評価の高い作品で、アカデミー賞では受賞は逃すも、作品賞など主要4部門でノミネートされ、他の映画賞など、すべてをあわせて92個の賞にノミネートされ、うち35個を獲得した作品です![みんな:38]
そして、ハリウッド業界では『本物の女優』と評価されるジェニファー・ローレンスが、わずか20歳でアカデミー主演女優賞にノミネートされた作品でもあります![みんな:39]
そのジェニファー演じる少女リーがヒルビリー社会という暗く重く冷たい閉ざされた社会で奮闘します![みんな:46]
ぜひ、その姿をご覧ください![みんな:40]
photo:21

『見ないと体の半分がこうなるわよ!』


そんじゃあ、今回はこの辺で終わりで~す![みんな:41]
さいならね~![みんな:42]
おわり~![みんな:43]


星おまけ星
photo:22


今年のアカデミー賞授賞式でコケたジェニファー・ローレンス!
photo:23

『次はコケません![みんな:44]



iPhoneからの投稿