古代の機械-アンティーク・ギア-デッキと相性がよさそうなカードについてまとめます。
「アンティーク・ギア」モンスターの割合が低いと「カオスジャイアント」の展開に支障をきたすので、調整はしっかり行いましょう。
画像はすべて遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ カードデータベースから引用しております。
「アンティーク・ギア」は機械族・地属性のモンスターが主となっているため、そのサポートができるカードが相性が良いです。
特にリンクの「弩士」の素材にできる特殊召喚可能な地属性・機械族モンスターが役に立ちます。
テーマとしては「マシンナーズ」、「無限起動」、「列車」あたりが相性が良いと思います。
1.マシンナーズ
「マシンナーズ・カーネル」
通常召喚できないモンスターです。
自分・相手ターンに機械族モンスター1体を破壊し、それ以下の攻撃力を持つ相手モンスターをすべて破壊します。
自爆すれば3000以下のモンスター全てを破壊できる強力な効果です。
また、墓地にこのカードが存在し、自分フィールド上の「カーネル」以外の機械族・地属性モンスターが破壊された場合に蘇生できる能力も持っています。
「カオスジャイアント」以外のモンスターはすべて該当するので気軽に利用できる効果です。
墓地に置くことができればかなりのプレッシャーを与えることができます。
ただ、アンティーク・ギアの効果だけでは墓地に落としにくいので補助カードを積む必要があります。
(落とす方法はおそらく「素体」の手札コストだけだと思われます。)
「マシンナーズ・リフォーメーション」
手札を1枚捨てて、「マシンナーズ」モンスターを2枚 or 「マシンナーズ」カードを捨てて同名以外の「マシンナーズ」カードを2枚手札に加える効果を持ちます。
このカードで「カーネル」と後述の「フォートレス」を手札に加え、「フォートレス」の効果で「カーネル」を墓地に送り自身を特殊召喚するコンボが強力です。
「フォートレス」の代わりに「ラディエーター」や「エアレイダー」でも可能ですが、後者は手札から捨てるカードが「マシンナーズ」のみと制約がかかっているため腐りやすいことが欠点です。
「マシンナーズ・フォートレス」
手札の機械族モンスターのレベル合計が8以上になるように墓地に捨てて、手札・墓地から特殊召喚ができます。
手札から特殊召喚する場合自身もコストにできるため、機械族モンスターが1枚あれば展開可能です。
効果対象になるとピーピング&ハンデス、戦闘破壊されると相手フィールド上のカードを1枚破壊します。
多くの場合はアンティーク・ギアのリンクの「弩士」になっているため場には残りにくいと思います。
先行時に展開しておくとちょっとした妨害になる優秀なモンスターです。
「マシンナーズ・オーバードライブ」
自分フィールド上の機械族モンスターを破壊し、カード名が異なる「マシンナーズ」モンスターを1体手札・デッキから特殊召喚できます。
積極的に破壊するよりも、相手に破壊される時にチェーンを組むと損失が減ります。
また、墓地のこのカードを除外し、墓地・除外されている機械族モンスター3体をデッキに戻しカードを1枚ドローできます。
墓地・除外されたモンスターの回収手段としても非常に便利です。
ただし、罠カードなので後攻1キルには貢献できないことに注意が必要です。
2.無限起動
私のデッキレシピでも一部採用している無限起動もかなり相性がいいテーマです。
特に「ロックアンカー」は手札から機械族・地属性モンスターを守備表示で特殊召喚できます。
召喚したモンスターに制約がかからないので非常に優秀な効果です。
またレベル変更効果も持っているため、幅広いランクのエクシーズモンスターを展開できます。
「ハーヴェスター」
召喚・特殊召喚に成功時に「無限起動」モンスターをサーチとレベルを変更効果を持っています。
レベル5の「ブルータルドーザー」をサーチをするとコンボがつながります。
「ブルータルドーザー」
レベル5の無限起動モンスターは共通効果で、自分フィールド上の機械族・地属性モンスターを1体リリースし特殊召喚できます。
特殊召喚成功時にデッキから「無限起動」モンスターを効果無効にして特殊召喚ができます。
しかし、この効果を使うと機械族・地属性モンスター以外の特殊召喚できない縛りがかかります。
「カオスジャイアント」や「アナコンダ」を召喚できないので注意が必要です。
墓地での効果は無効化されないため「トレンチャー」を召喚しリンク素材やX効果素材にすると墓地効果を生かせます。
「トレンチャー」
共通効果に加え、墓地のこのカードを除外し墓地からレベル5以下の「無限起動」モンスターを特殊召喚できます。
手札にいても他のカードをサーチできないのでデッキにいてほしいカードです。
採用は最小限にすべきだと思います。
展開ルート ※相手フィールド上にモンスターが存在する必要があります。
「ハーヴェスター」で「ブルータルドーザー」をサーチし、フィールド上の「ハーヴェスター」をコストに「ブルータルドーザー」を特殊召喚。
「ブルータルドーザー」の効果でデッキから「トレンチャー」を特殊召喚。※
「トレンチャー」と「ブルータルドーザー」で「弩士」をリンク召喚し、展開することができます。
墓地の「トレンチャー」を除外し、「ハーヴェスター」を蘇生することで「弩士」が「歯車街」を破壊して召喚したモンスターと機械族・地属性モンスターをエクシーズ召喚できます。
盤面は「弩士」と「ハーヴェスター」と「アンティーク・ギア」モンスター1体となります。
または※後から
「トレンチャー」と「ブルータルドーザー」で後述のランク5「リヴァーストーム」を召喚します。
効果を使い「トレンチャー」を取り除き、デッキから「マシンナーズ・カーネル」を墓地へ落とします。
墓地の「トレンチャー」を除外し、「ハーヴェスター」を蘇生し、「リヴァーストーム」と合わせて「弩士」を展開することができます。
盤面は「弩士」と「アンティーク・ギア」モンスター1体、墓地に「マシンナーズ・カーネル」となります。
(「カーネル」は枠は機械族・地属性なら何でもいいです。手札に加えることもできます。)
ちなみに「ハーヴェスター」と2体で出せる機械族・地属性エクシーズはランク4、5、7、8、9、10です。
「アンティーク・ギア」モンスターはレベル2~8まで存在するので、理論上はすべて召喚できます。
3.「ハーヴェスター」から2体で召喚可能な機械族・地属性エクシーズモンスター
機械族・地属性で素材が2体で出せるエクシーズモンスターについて考察します。
「ハーヴェスター」以外の方法でも出しやすいエクシーズモンスターであるとなお良いので、別の召喚方法での評価も記載します。
ランク4
ランク4はレベル2の「古代の歯車」と「古代の機械砲台」のみ対応となります。
「ロックアンカー」とレベル4でレベル調整せずに召喚することもできます。
「歯車街」と「射出機」でも可能です。
基本的に採用されないカードです。
「古代の歯車」
効果はフィールドに同名カードが存在する場合手札から特殊召喚できます。
この効果を生かせる場面はほとんどありません。
「古代の機械砲台」
リリースして500バーンと罠カードの発動制限ができます。
採用できる効果ではないと判断しています。
ランク4モンスター
「発条機甲ゼンマイスター」
エクシーズ素材×300攻撃力が上がり、自分フィールド上のカードを1枚裏側守備表示にできます。
ターンのエンドフェイズ時に表側攻撃表示に戻ります。
リバースの効果をもつ「アンティーク・ギア」モンスターは存在しないため採用する利点がありません。
召喚時の攻撃力が2500なのも物足りないです。
「重装甲列車アイアン・ヴォルフ」
自分フィールド上の機械族モンスター1体しか攻撃できませんが、直接攻撃することができます。
相手によって破壊された場合デッキから機械族・レベル4モンスターをサーチできます。
残りライフが少ない場合には有効な効果ですが、わざわざExデッキを割くほどでもない性能だと思います。
直接攻撃して「アーゼウス」に乗り換えることもできます。
「ギアギガントX」
デッキ・墓地からレベル4以下の機械族モンスターを1枚サーチできます。
フィールドから離れると、墓地のレベル3以下の「ギアギア」モンスターを特殊召喚できます。
サーチ効果は優秀です。
しかし、このカードを出せるということは相手モンスターがいる場合は「弩士」で「歯車街」を破壊して直接召喚できるため優先度は下がります。
召喚権なしで展開できれば、相手モンスターに依存せずサーチ&召喚ができることが利点です。
その場合は「歯車街」と「射出機」を用いた展開になると思うのでこのカードは微妙だと思います。
総評
レベル2の「アンティーク・ギア」を採用してまで出す価値のあるモンスターは存在しない。
この節の趣旨から外れるが、レベル4を2体並べてなら可能性はある。
「ギアギガントX」は効果自体は優秀だが、「弩士」と競合する。
「アイアン・ヴォルフ」は「アーゼウス」を召喚したい場合は一考に値する。
ランク5
レベル3は「猟犬」のみとなっています。
無限起動のレベル5モンスターから召喚することもできます。
レベル5は「機械工兵」のみです。
融合効果が優秀なので3枚採用がおすすめです。
「機械工兵」
このカードを対象とする罠カードの効果を無効化し破壊する。
バトルフェイズに魔法・罠発動禁止。
攻撃終了時、相手フィールドの魔法・罠1枚を破壊。
レベル5で攻守が1500なうえ、効果が強くないので採用したくないカードです。
ランク5モンスター
「リヴァーストーム」
1ターンに1度X素材を取り除き、デッキから機械族・地属性モンスターを1体手札に加えるか墓地へ送る。
この効果で「マシンナーズ・カーネル」を墓地に送ると相手にプレッシャーをかけられます。
相手モンスターを戦闘破壊するとX素材にできます。
このカードが墓地にいる場合、機械族リンクモンスターをリリースしてこのカードを守備表示で召喚できます。
サーチ/墓地肥やしが済んだこのカードは「弩士」に変換したほうが良いと思うのでこれらの効果は使わないと思います。
「カーネル」を採用し、レベル5の「無限起動」モンスターを採用する場合は入れてよいカードだと思います。
「旋壊のヴェスペネイト」
ランク4のエクシーズモンスターに重ねて召喚することもできます。
また召喚したターンはX素材に出来ない縛りがあります。
貫通と、相手に破壊された場合に墓地のレベル5以下のモンスターを特殊召喚できる効果を持ちます。
悪くない効果ですが、枠を割くほどではないと思います。
召喚したターンにX素材に出来ないため「アーゼウス」との相性も悪いです。
総評
「リヴァーストーム」は墓地に落としたい機械族モンスター(マシンナーズ・カーネルなど)とレベル5の「無限起動」モンスターを採用する場合は入れたほうが良い。
「アンティーク・ギア」モンスターを2体並べる方法は非推奨。
ランク6
存在しません。
ランク7
上記の「機械工兵」と「ハーヴェスター」
「ロックアンカー」と「猟犬」
レベル7の「機械合成竜」から召喚することができます。
「機械合成竜」
「アンティーク・ギア」と「ガジェット」モンスターをリリースして召喚すると効果がを取得できます。
他の「アンティーク・ギア」モンスターの攻撃時にモンスター効果・魔法・罠の発動を封じることができます。
リリースして召喚する余裕がないので採用については後者の能力についてどう考えるかによります。
発動を封じることができないのは下級のモンスターが多いです。
下級を並べて殴る展開はほとんど起きないので、私は不採用にしました。
ランク7モンスター
「コロッサルマウンテン」
X素材を取り除いて永続で攻撃力が1000あげられます。
戦闘破壊時の共通効果で戦闘破壊モンスターをX素材に出来ます。
フィールドの機械族リンクモンスターをリリースして墓地から特殊召喚できます。
耐性がないので攻撃力上昇を複数回使える利点を生かしきれません。
効果を使い終わった「弩士」をリリースして墓地から召喚できますが、落とす手間がある点と「弩士」を融合素材にする場合が多いことが難点です。
わざわざレベル7や5の「アンティーク・ギア」モンスターをデッキに入れてまで召喚する価値はないと思います。
先行時の「ロックアンカー」と「猟犬」のみの場合の汎用ランク7としても耐性・妨害効果がないので別のモンスターが勝ります。
ランク7はこのモンスターだけです。
ランク8
レベル6の(「機械獣」)「機械合成獣」と「ハーヴェスター」
「ロックアンカー」とレベル4モンスターで召喚できます。
レベル8のモンスターは
「機械巨竜」、「巨人」、「アルティメット・パウンド」、「トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム」
融合モンスターですが、「機械魔神」もレベル8です。
戦闘で破壊された場合にサーチなので、素材にすることはないと思います。
「機械獣」
特殊召喚ができません。
つまり「歯車街」からは特殊召喚できないため「ハーヴェスター」ルートでは展開できません。
戦闘時魔法・罠発動不可と、破壊したモンスターの効果が無効になります。
攻守2000とステータスが低く、特殊召喚できない縛りがきつすぎるモンスターです。
「機械合成獣」
「ガジェット」をリリースして召喚すると色に応じて効果を得られます。
リリースしなかった場合は効果が無いの上に、リリースして召喚する余裕がないので採用されることはほとんど見かけません。
レベル8
「機械巨竜」
「ガジェット」モンスターをリリースして召喚した場合に得られる効果と戦闘時魔法・罠禁止の効果を持ちます。
レベル9の「機械熱核竜」がこのモンスターの上位互換のような効果を持っているためこちらを採用することはほとんどありません。
後述のランク10を採用する場合は、特殊召喚制限を持たないため採用する価値はあると思います。
「トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム」
「歯車街」で召喚できるはずです(したことがない)。
どの召喚法でも召喚したターンに攻撃できない縛りがあります。
特殊召喚可能なレベル8を採用するにしても「機械巨竜」がお勧めです。
ランク8モンスター
「ガラクターアイズ・ファット・ドラゴン」
X素材を取り除いて攻撃力1000あげられ、破壊時に「SDロボ」に関連した効果を持っています。
「ハーヴェスター」の効果で「ブルータルドーザー」を手札に加える。
フィールド上の「ハーヴェスター」をコストに「ブルータルドーザー」を特殊召喚。
「ブルータルドーザー」の効果を発動し、デッキから「トレンチャー」を特殊召喚。
「トレンチャー」と「ブルータルドーザー」で「弩士」をリンク召喚。
墓地の「トレンチャー」を除外し、「ハーヴェスター」を蘇生。
「弩士」が「歯車街」を破壊して、「機械巨竜」を特殊召喚し、相手モンスターの攻守を0にする。
「ハーヴェスター」の効果を使い、「機械巨竜」と自身のレベルを10に変更。
「グスタフ・マックス」をエクシーズ召喚。
X素材1つ取り除いて2000バーン。
「グスタフ・マックス」に重ねて「ジャガーノート・リーベ」をエクシーズ召喚。
「ジャガーノート・リーベ」の効果でX素材を1つ取り除いて攻守2000上昇。
攻撃力0にしたモンスターを攻撃し6000ダメージでLPを削り切れます。
この展開の利点は、1枚初動であり相手モンスターが1体でもLPを削り切れる点です。
融合軸展開では、巨人3素材の「機械超巨人」や「機械混沌巨人」を2体並べないと削り切れないことが大半です。
欠点は「要塞」の効果によって守られていないため、妨害を受けてしまうと止まってしまう点です。
特に「ハーヴェスター」を通常召喚し、サーチ効果を止められた場合は攻撃力が0のモンスターが棒立ちになってしまうため、非常に危険です。
別のカードにうまく妨害を使わせられると、かなり強力なルートなので採用する価値は十分にあると思います。
後述の列車カードと合わせて採用すると良いと思います。
4.列車
レベル4と10がメインの機械族・地属性モンスターです。
特殊召喚やレベル調整の効果を生かしてランク10を立てるテーマです。
個人的には「緊急ダイヤ」だけの採用が、デッキスペースを取らないので良いかと思います。
「緊急ダイヤ」
分類上「列車」としていますが、「列車」要素がなくても採用可能です。
自分より相手のモンスターが多い場合に発動できます。
デッキから機械族・地属性のレベル4以下とレベル5以上のモンスターを1体ずつデッキから効果無効にして特殊召喚できます。
召喚権を使わずに「弩士」を展開できるため、非常に便利です。
誘発を打たれることもよくあるので、「飛竜」の効果を通しやすくなります。
3枚積んでもよいかと思います。
当然ですが特殊召喚するモンスターは、採用しているなら墓地で効果を発動するモンスターがお勧めです。
展開例
「転回操車」
残念ながら1の効果に対応している「アンティーク・ギア」がほとんど採用されない「古代の機械騎士」だけです。
1の効果は戦闘ダメージが0になるデメリットが重いです。
融合「アンティーク・ギア」軸では展開したターンに決着をつけたいので、「列車」寄りのデッキ構築の時に使うことになると思います
2の手札を捨ててサーチする効果で、特殊召喚できるモンスターを手札に加えると「弩士」を展開しやすくなる利点はあります。
5.汎用カード
罠カード
基本的に後攻ワンキルを狙っていくデッキなので、発動が遅い罠カードは不採用でよいと思います。
ただ、手札から発動できる罠カードやアドバンテージを大きく稼げるカードは採用してもよいと思います。
特に「マジカルシルクハット」は相手バトルフェイズと条件は厳しいですが、「歯車街」を2枚持ってきて破壊できるため非常に強力です。
いわゆるロマン枠です。
「レッド・リブート」は1ターンの間相手の罠カードの発動を制限できます。
「スキルドレイン」などの強力な罠カードが多い環境では採用してもよいと思います。
後述する「無限泡影」もおすすめです。
開き直って、「スキルドレイン」や「群雄割拠」などの永続罠主体でも構築は組めます。
「カオスジャイアント」召喚後に「スキルドレイン」を発動すれば「壊獣」系以外ではほぼ突破されなくなります。
「歯車街」で召喚できる「熱核竜」も攻守3000の優秀なステータスを持っているため、相手テーマによっては打点を超えられなくなる可能性もあります。
手札誘発
手札誘発は強力ですが、メインギミックの枚数を減らしてまで採用するカードではありません。
手札誘発が多く引けたということは、相手の展開を妨害できますが、自分が展開できなくなります。
特に「アンティーク・ギア」ではテーマカードを多く引きたいため、採用するカードは吟味が必要です。
誘発を多く積みたい場合は別のデッキテーマを選択しましょう。
ただし、「増殖するG」はドロー効果によって自分の手札が強くなるため、展開にもつながる手札誘発です。
そのため「増殖するG」は採用したほうが良いと思います。
モンスター破壊系
「サンダーボルト」に代表されるモンスター破壊系のカードの採用優先度は低いです。
「カオスジャイアント」で相手モンスターをすべて攻撃しLPを削り切る戦略なので、モンスターを破壊する効果とは相性が悪いです。
魔法・罠破壊系
「ハーピィの羽根帚」に代表される魔法・罠破壊系のカードは採用に悩みます。
多くの「アンティーク・ギア」モンスターはダメージステップでは効果の発動を妨害できますが、それ以外では発動し放題です。
「相剣暗転」や「鉄獣の抗戦」などテーマ専用の罠カードは非常に強力なものが多い印象です。
「無限泡影」や「禁じられた一滴」のモンスター効果無効カードも多く採用されています。
それらを破壊できる効果は優秀です。
「要塞」を発動しておけば召喚したターンに相手の効果の対象にならないため、対象をとる効果には耐性を持つことができます。
なので私は「要塞」を信じて魔法・罠破壊カードは採用していません。
もし採用する場合は、手札コストがかからないカードがお勧めです。
ダブルサイクロンも能動的に「歯車街」を破壊できるので相性は良いですが、腐ることもあるので注意が必要です。
モンスター効果無効
「カオスジャイアント」はバトルフェイズ以外はモンスター効果に無力です。
フィールドのモンスターの妨害を受けることが多いので、できれば効果を無効化したいです。
私は「要塞」を発動して、祈りながら展開しています。
自分のターンに相手モンスター効果を無効にできるカードは「冥王結界破」や「禁じられた一滴」、「無限泡影」などがあります。
「アンティーク・ギア」は展開したターンに決着をつけたいので、相手が受けるダメージが0になるデメリットが重いです。
コストにしたカードでチェーンを組ませない強力な効果がありますが、「アンティーク・ギア」ではコストが重いです。
墓地で発動できる効果が無いので、採用難易度が高めです。
手札から発動できるので相手ターンで妨害に使わず、自分のターンの初めに打つこともできます。
コストもかからないので、おすすめです。
壺
手札を増やせる強力なカードですが、採用しにくいです。
「歯車街」→「飛竜」→「古代の機械融合」などの連続サーチを行うため、「強欲で貪欲な壺」は使いにくいです。
「強欲で金満な壺」もランダムだと、出したいモンスターが除外される可能性があります。
「金満で謙虚な壺」はダメージが半分になってしまうため、削り切れない可能性が非常に高くなります。
蘇生
「猟犬」を通常召喚し、「飛竜」を素材に融合召喚、墓地の「飛竜」を蘇生して効果発動などの流れが便利です。
「星遺物を継ぐもの」はリンク先にしか召喚できないので、「弩士」を召喚した際の左下のマーカーを使うことになると思います。
必ずしも「弩士」を召喚できるわけではないので、「死者蘇生」だけの採用で十分だと思います。
「死者蘇生」では相手の墓地のモンスターも蘇生できるので有効活用しましょう。
6.まとめ&デッキレシピ
非常に長くなりましたが、一通りの紹介はできたと思います。
いろいろ紹介しましたが、「アンティーク・ギア」の枚数を大目に構築したほうがデッキが安定すると思います。
ただし、始動に召喚権を使いがちなのでそこをカバーできるカードを採用するとよりよいデッキになると思います。
最後にデッキレシピを1つ載せておきます。
最近はこんな感じのデッキで回しています。
ふわんや勇者ハリラドンなどには手も足も出ませんが、高打点の後攻ワンキルを楽しみたい方にはおすすめです。
改善点などございましたら、コメントよろしくお願いします。