思考の整理日記 - アメブロ時代 -50ページ目

5月8日

5日8日はおじいちゃんの誕生日です。

正確には、「誕生日でした。」と表現するほうが正しいのですが、自分の中では、今日も、そしてこれからも現在形のままで変わらないものです。


おじいちゃんとの思い出はたくさんあります。それらとは、別に、「死とは何か」ということを考えさせてもくれました。
目の前で息を引き取ったのですが、いろんな意味で、自分にとってはおじいちゃんは特別な存在です。


そんなわけで、5月8日は大事な日です。朝起きて時刻とともに日付が目に入るのですが、その少しの時間は、おじいちゃんが今もいる感覚になります。

そして、誕生日ということで夜におばあちゃんに電話をするのですが、その時間は今も電話の向こうにいるような気がします。


祖父と孫の関係について、「グローバルリーダーの条件」(著者:大前研一・船川淳志、PHP研究所)という本の中で、大前研一氏は、次のように言っていました。 (p.178,179より抜粋)

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 私は本を書く時に、必ず祖父を思い出します。私の祖父はすばらしい人で、 (中略) 僕は俳句を祖父から習いました。その後アルツハイマーになってしまい、迷子になったりしてずいぶん苦労しました。しかしそういう時でさえ、祖父が若い頃に残した俳句があったから、僕は最後の瞬間まで、祖父に対する尊敬の念は失わなかった。
 遺伝的に僕もアルツハイマーになる可能性がありますが、そうなった時に孫に説明できないような本を書くのはやめようと思ってますね。孫が読んで、「お祖父ちゃんって、こんな優れたことを言っていたんだ」とか、「お祖父ちゃんがこう言ったのは間違っていたけれども、理解はできる」という評価が欲しいのです。だから、自分はアルツハイマーになっている想定で、孫に見せて恥ずかしくないかどうかを、本を出す時の自分の基準にしています。
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誕生日、おじいちゃんのお仏壇の前に座って目を閉じた時、年に数えるほどしかないかもしれませんが、今はもういないおじいちゃんのことを心の中で意識する時間。その時、自分の中では、確かにおじいちゃんがいます。

祖父と孫とのこういう関係は、いつか立場が逆になった時に、自分も同じようになりたいものです。
孫に見せても恥ずかしくない人生を送れたらと思います。

勝手にスポーツ科学

普段は全く意識することはありませんが、私たちは地球上に住んでいます。
よって、誰しも自分の体に影響を受ける重力。地球の質量から受ける万有引力と、地球の回転による遠心力が合わさった力です。

今はPCの前に座っているのですが、立てば立ち上がる分だけ重力に逆らうことになります。つまり、動けば動くほど、重力や、抗力、摩擦力に対抗するエネルギーが必要になります。



そう考えると、普段何気に見たり・やったりするスポーツは、違った見方ができます。重力や抗力などの制約条件の中で、いかにパフォーマンスを最大化するか。

例えば野球。
ホームランは、重力がかかりいつかは地面に落下するボールを、いかに遠くに飛ばすかであり、変化球は空気抵抗の制約の中で、いかにバッターが打ちにくい球筋にするかです。
陸上競技でも、100m走は重力や空気抵抗がかかる中、どれだけ早く100mという距離を動くか、ということになります。



では、全てのプレイヤーが受けるこの制約条件の中で、パフォーマンスの違いは何が要因になるのでしょうか。
もちろん技術はパワーがそうなのですが、その根本にあるのは、「重心」と「軸」だと思っています。勝手な持論かもしれませんが、これはダンスやカポエイラを通じて学んだこと。感覚的なことなので言葉で説明するのは難しいですが、自分の中でのそれぞれ定義は以下になります。
・ 重心: 重力がただ一点にかかると仮定した、体内の点
・ 軸: 重心を通る、体内の線

軸がしっかりしていれば、バランスが取れている状態です。イメージとしては、安定しているコマは軸がしっかりしていますが、軸がぶれた瞬間、バランスを失います。



余談ですが、軸は、進化し二足歩行が可能となった人間以外には、個人的にはあまり見られないような気がします。
二足歩行能力を獲得したため、四本足のうちの半分を自由に使えるようになり、それが脳を進化させ、今の文明があるのだと思います。その一方で、二本の足でしか自分の体重を支えられない分、体を動かす上での安定感は、他の動物には劣るように感じます。



話がちょっと逸れましたが、一流のスポーツ選手は、おそらく例外なくこの重心や軸が安定していると思います。イチローのバッティングフォーム。熊川哲也の一瞬のポージング。井上康生の内股。
ちなみに、経験上うまいダンサーというのは常に重心が安定し、軸がぶれません。

スポーツの競争相手は、ライバルだったり目の前の敵、あるいは自分自身との闘いと言われますが、物理的な競争相手は、重力や抗力なのではと思います。



水中では、陸上にはない浮力が発生します。自分の体の体積分の水の重さが上向きにかかるので、自分も体の密度が水の密度より小さければ、理論上は水に浮かぶことができます。

去年、北京五輪の北島康介の金メダルをきっかけに始めた水泳ですが、水泳を飽きずに続けられている理由で一番大きいのは、水に浮き水中を移動する地上にはない感覚を味わえるからだと思っています。
(ちなみに水中メガネは、北島康介モデルです!)



地球上の1/6の重力しか発生しない月面、無重力の宇宙空間、これらの条件下、つまり地球上とは異なる制約条件下で体を動かすとどういう感覚が得られるのか。いつかは体験したいものです。

抗体マスク vs 豚インフルエンザ

かなり前のことになりますが、「抗体マスク」が届きました。


このマスクは、一言でいうと高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1の空気感染を防ぐために作られたものです。CROSSEED社が製造しているもので、ダチョウの卵からウイルスを不活性化させるフィルターをつくるようです。製造工程を簡単に書くと、


1.ダチョウに鳥インフルウイルスを接種
2.そのダチョウが、鳥インフルウイルスの抗体を含んだ卵を産む
3.抗体でフィルターをつくり、マスクに入れる


となるようです。


参考)
・ CROSSEED社: http://www.crosseed.co.jp/index.html
・ 抗体マスク: http://www.crosseed.co.jp/product/surgical.html
・ 抗体フィルターの原理: http://www.crosseed.co.jp/antibody/principle.html



が、製造方法からもわかる通り、この抗体マスクは、鳥インフル(H5N1)用です。豚インフルには効果があるのか、と思い調べてみたのですが、科学技術振興機構(JST)によると、
> H5N1ウイルスおよびヒトのインフルエンザウイルスH1N1、H3N2、B感染を
> 不活性化しうるダチョウ抗体を表面に担持させたマスク用フィルターを作製
と記載されていました。(http://www.jst.go.jp/pr/info/info534/index.html


今回パンデミックの可能性のある新型豚インフルウイルスは、トリ・ブタ・ヒト型が混合されたH1N1ウイルスのようです。(米国Health Officials発表)
http://www.foxnews.com/story/0,2933,517640,00.html

なので、どこまで有効かはちょっとわからない状況です。

余裕があれば、製造元に問い合わせたいところです。



本日29日時点での色々な報道を見ていて、新型豚インフルの個人的な印象ですが、感染力はあるものの致死率はそれほど高くないように思います。

死者はメキシコ国内のみで、約150人。メキシコ政府が発表した感染者は約2000人ほどのようなので、メキシコでの致死率は約7.5%です。ちなみに、08年5月にWHOが発表した鳥インフルの致死率は62%です(感染者:383人、死者241人)。


メキシコだけでしか死者が発生していないのが気になりますが、衛生状態や医療技術が他の感染が確認された国に比べて差があるのかもしれません。



個人的に思うのは、本当に怖いのはH5N1の新型鳥インフルだと思うので、今回の豚インフルはその時のためのシュミレーションになれればと考えます。今回の政府や個人の経験が、次にどう活かすかだと思います。


厚生省によると、新型鳥インフルが発生した場合、国内で3200万人が感染し、うち64万人の死者がでると発表しています。