香山まり子展「帽子 布の彫刻」 | Atsukoのポケット

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ピアノ三昧の日々から気がついたら漆器屋の女将に・・・・。
日々の出来事、感じたことをつれづれなるままに綴っています!

雪が舞う寒い1日でした

 

銀座に行くと寄りたくなる教文館。

つい先月も行ったのに、こちらの広くはないスペースでやる展示がなかなか面白いのです。

 

今回はふと覗いてみたら帽子の世界。

最近は時々ベレー帽を被るもののなかなかどう被っていいのかわからない帽子、

と思っていたのですが

あまりにも気になったので少しだけ見ようかと入ると、

どれも被るには勇気がいる、

でも興味はあり。

 

お店の方に

「せっかくなのでどうぞ被ってみてください」

と言われたのですが躊躇していると、

「どんな服にも似合うのですよ!」と・・・・

(え?本当かい?)と思いつつその方を見ると

ジーンズにリボンの騎士のような帽子を被っていて

似合っているというか、意外に自然。

 

ならば被ってみよう!と手に取ろうとしたら白い手袋を渡され、

被る瞬間、はっきり大きな字で金額が記してありました・・・。

 

想像をはるかに超えたそのお値段。

残念ながらそこでこの帽子を被るのは夢のまた夢

と諦めたのですが

気を取り直して被ってみると

やだ、案外似合うんじゃない???

と誰からも似合うとは言われなくても大満足。

前後左右関係なく被れる帽子。

好きかも、この感じ・・・・・・・。

だって、シンデレラの靴みたいに私にピッタリじゃないの!

 

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他のもう少し気になったのは、残念ながら頭のサイズが合わない。

 

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すべて1点ものの「香川まり子」さんの作品。

大ファンがいらっしゃるとのこと、

 

それは、わかります。

 

息子さんも素敵な帽子を被っておりました。

これまた自然、に感じた私・・・。

 

心の中で買う理由を考え、

コンサートに行くときに被ろうか?

どんな服でも大丈夫、と言われたものの、洋服が、などと

買う理由から買えない理由を考えておりました(苦笑)

 

帽子作家、香川まり子さんはもう90歳。

さりげなく素敵に帽子を被っておりました。

 

まるで着物を着こなしている方が自然に着ているように

帽子が体の一部になっているかのようでした。

 

舞台衣装も手掛けていた方の様。

素敵な生きざまも想像しつつ、素晴らしい帽子を堪能。

 

素晴らしい生き方を垣間見たような時間でした。

 

 

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こだわりとセンスの良さ。

何々?と近づいてみてしまいました。

 

素敵な時間をありがとうございました。