2歳馬近況@社台・サンデー、シルク | Through Blood

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一口馬主ブログ

社台グループとシルクホースクラブの北海道在厩2歳馬の近況更新がありました。北海道で調整を進められているのはあと4頭、社台のプレイザットソング、サンデーのコリカンチャ、シルクのクオレプリマドンナとテットドールです。

 

プレイザットソング(父アルアイン)

ザガールインザットソングの22

【社台F】

その後の歩様はすっかり安定したため、この中間から騎乗調教を再開しました。現在は周回コースと併用しながら、週2日坂路コースを登坂するメニューが基本です。まだ乗り出し間もないこともあり、登坂タイムは設定せず、ゆったりとしたペースのキャンターで駆け上がっています。調教後の歩様に違和感はなく、順調な立ち上がり具合を示している様子です。引き続き馬の状態には細心の注意を払いながら、段階的に調教負荷を戻していきます。最新の馬体重は536kgです。

(社台サラブレッドクラブ)

 

 

コリカンチャ(父ドレフォン)

アロマティコの22

【ノーザンF空港】

週3日は屋内坂路コース(900m)をハロン14~15秒で2本、週2日は屋内坂路コースをハロン16秒で1本と、屋内周回コース2500mをハロン30秒で乗られています。坂路コースだけでなく、周回コースでもトモを上手く使って走れるようになってきました。左トモを逃がしてしまうところが解消して、体の動きが推進力に繋がってきた印象です。そろそろ移動も意識して、しっかりと負荷をかけていきます。現在の馬体重は495kgです。

(サンデーサラブレッドクラブ)

 

 

クオレプリマドンナ(父モーリス)

ラストプリマドンナの22

【ノーザンF空港】

担当者「右頬の傷に関しては回復してきたのですが、この中間は左トモに血腫が確認されましたので、トレッドミルでの運動に止めています。投薬治療を行ったことですぐに腫れ自体は引いてきたものの、無理に動かしてぶり返してしまうのは良くないですし、念のため軽めの運動で様子を見ているところです。それまでは坂路コースにて15-15くらいまで動かしていましたし、まだ走りの甘さというのは解消されていないですが、この馬なりには良化傾向でしたよ。今月下旬には送り出したいと考えているものの、状態によっては来月まで待った方が良いのかなと思います」馬体重445kg

(シルクホースクラブ)

 

 

テットドール(父スワーヴリチャード)

パールデューの22

【ノーザンF空港】

担当者「この中間は週5回坂路コースにてハロン16~18秒、週1回周回コースにて2,700mのキャンターを行っています。後ろが硬くなりがちでバランスの良い走りとは言えないのですが、フットワーク自体は弾んでいますし、良いモノは持っていそうですね。ただ、気持ちの面で少し難しいところがありますので、注意して進めていきます。また、右トモの飛節後腫に関しては今のところ大きな問題なく進めることが出来ているものの、無理はさせられないですから、現状は週1回のみハロン16秒ペースで動かしている段階ですし、今後も脚元を含めて馬の状態を見ながらジワッと負荷を高めていきます」馬体重455kg

(シルクホースクラブ)

 

シルクの2頭はなかなか前に進めません。この世代のシルクは4頭出資して早くも1頭がリタイア、今回この2頭が停滞気味ということで、昨日ゲート試験に合格したチェルビアットが頼みの綱です。過去2年分だけの低実績で買える馬から選んだのである程度は覚悟していますが、シルクと言えどもなかなか簡単には行きませんね。

 

社台のアルアイン産駒プレイザットソングはようやく一段階上がりました。3月には16秒まで進んでいたので今月中にそのくらいまで進めば秋の移動も見えてきますね。アルアイン産駒としてはコスモキュランダが皐月賞、ダービーと頑張ってくれたのでプレイザットソングも来年の大舞台に立てるように頑張ってください。

 

2次募集馬コリカンチャは「そろそろ移動を意識して」というコメントが出ました。現状14秒まで進んでいるので7月に本州に移動、8月にゲート試験と進みそのまま順調ならば秋デビューも可能ですね。追加募集ということで成長も遅めなのかと思っていましたが結構いい感じに進められていて嬉しいです。

 

東サラのルージュキャルトを含め北海道在厩馬はあと5頭、今日から2歳戦が始まりましたがこのうち何頭が年内にデビューできるでしょうか。できれば何頭かは勝ち上がっていてくれると嬉しいんだけどな~。