ピックアップライン第2章 | Through Blood

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一口馬主ブログ

社台サラブレッドクラブの4歳馬ピックアップラインが次走に向けて美浦・田中剛厩舎へ帰厩しました。前走で2勝を挙げたもののデビュー2戦目からずっとコンビを組んでくれていた武士沢友治騎手が引退してしまい、これから誰とコンビを組むのか、誰が乗ってくれるのかという点に注目が集まります。

 

デビュー当時は普段から躓きそうな独特な歩様で、レースでも躓きそうになるので最後まで勇気をもって追ってくれる騎手を探さなければいけません。武士沢騎手との黄金コンビでオープンまで駆け上がってくれる夢を見ていましたがちょっと寂しくなってしまいましたね。

 

ピックアップライン自身は調子を上げてきているようです。更新されたコメントでは、

 

【美浦トレセン】

この中間も順調に乗り込まれ、坂路コースではハロン17秒で1~2本の登坂を基調に、週2日はハロン13~15秒のキャンターもコンスタントに消化するメニューでした。調教時にはストライドが伸びる、グッドキャンターを披露していました。次走は4月21日(日)東京・ダート1600m戦への出走を視野に入れており、きょう27日(水)に美浦TCへ帰厩しています。出発前の馬体重は527kgでした。

 

というようにデビュー当時の危うさは薄くなってきているようで、まさかあの、騎手が怖がって乗ってくれなかったピックアップラインがグッドキャンターと言われる日が来るとは。

 

次走は得意の東京ダート1600m、復帰予定の4月21日の東京メインにはオークストライアルのフローラSが行われます。今のピックアップラインならもしかしたら上位の騎手に乗ってもらえるかもしれません。お世話になっておいて失礼にもほどがあるのは重々承知ではありますが、お世辞にも上手いとは言えなかった武士沢騎手から離れ、上位騎手の手綱でどんな競馬を魅せてくれるのか、ここからピックアップラインの第2章が始まります。