2歳馬近況@G1サラ&東サラ | Through Blood

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一口馬主ブログ

2歳出資馬で一番最初に本州に移動したG1サラブレッドクラブのゴールスキー産駒ランドオブファイアと次に移動になりそうな東京サラブレッドクラブの3頭の近況更新がありました。

 

ランドオブファイア(ボランスの22)

【宇治田原優駿S】

先週末3月9日(土)到着時に軽い輸送熱があったものの、すぐに回復しました。今週3月12日(火)より騎乗調教を開始しており、現在は周回コースでハッキングキャンターを2000mと坂路コースをハロン20秒ペースで1本というメニューを消化しています。跨ってからは順調で、体調面も問題ありません。新しい環境にもすぐに慣れた印象ですから、坂路コースでのピッチを徐々に上げて、栗東TC入厩を目指していきます。飼い葉食いも安定しており、最新の馬体重は497kgでした。

 

 

レッドベルダンス(ダンシングラグズの22)

【ノーザンF早来】

馬体重:448キロ

ラスト2ハロンで14秒台に入るときもある坂路調教、周回コースにおける2700mのキャンターといったメニューに、意欲的に取り組んでいます。かなりガッチリと乗り込んできたことで、身体が引き締まり、持ち前の俊敏さに磨きが掛かってきた印象を受けています。やや敏感なところもありますが、鞍上の指示をしっかりと聞き入れ、折り合い面の問題もなし。芝中距離戦で本領を発揮するタイプと見ています。

 

 

ルージュマローネ(レッドアトゥの22)

【社台F】

馬体重:490キロ

週4回坂路に入り、内2回は2本駆け上がっています。先日、ハロン13秒台からラスト2ハロンで12秒台に上げていく時計も出しましたが、ほぼ馬ナリで走り切っていました。「とても力強い上に、ラストの瞬発力も相当なものがあった」と、乗り役からも高い評価が与えられています。栗田調教師とも話し合い、なるべく早めに本州へ移動し、デビューに向けての準備を整えていく方針となりました。

 

 

レッドギフテッド(リュズキナの22)

【ノーザンF空港】

馬体重:491キロ

3ハロン42秒台で駆け上がってくる日も設けながら、坂路調教を重ねています。身体に余分な力が入らない、とてもスムーズな走りが出来ていて、折り合い面でも、確かな進歩を見せています。身体が引き締まりつつ、全体的に張りが増してくるなど、コンディションも極めて良好。池江調教師と話し合いながら、具体的な移動時期を決めていきますが、いつでも送り出せる状態にはなっています。

 

移動後に熱発があったランドオブファイアでしたが無事に回復、トレセン入厩に向けての調教に入ったようです。すぐに環境にも慣れたようで順応性は高そうですね。夏の小倉という目標がはっきりしているので、そこに向けてのスケジュールが組み立てられて行くことでしょう。無事に進めてもらいたいですね。

 

東サラのルージュマローネとレッドギフテッドは今月中には移動になりそうな雰囲気です。マローネは坂路12秒でも馬なり、「力強くラストも瞬発力も相当」と、いつもコメント詐欺の東サラと言えどこれは期待するしかありません。2歳重賞から桜花賞も夢ではないかも。ただ、ダートの可能性もありますね(笑)

 

ギフテッドはコメントこそ控え目ですが期待の大きい馬です。重賞馬の兄レッドジェネシスが引退となったので、弟が夢の続きを引き継いでくれるかもしれません。うちのメインステーブル池江泰寿厩舎に全てお任せします。

 

ベルダンスはこの半月で12kgも馬体を減らしました。姉のルージュシュエットも小柄な馬なのでそんなに大きくはならないかもしれませんが、ペースが上がったとはいえ入厩を見据えるここでのマイナス体重はちょっと心配です。やはり前回までのイケイケコメントは販促と思ったほうがいいかもしれません。追加出資も考えましたがもう少し様子を見ることにします。馬名も考え物ですしね(笑)