英語レッスンでの話。

(言語学とは別の人)


相変わらず雑談ばかりしている。

英語力は上がってないとおもう(圧倒的に勉強不足)。でも、毎回、面白い。


花火大会の話から始まって。


スタンピードってわかる?


えーと、確か大群みたいな意味だよね。

バッタ(グラスホッパー)とか。


うーん、そうきたか。えーと、大群でもバッタの群れはスタンピードじゃないね。


あ、そうなん?


スタンピードって大型動物によるもの。ものを押し倒したり潰すようなニュアンスが含まれている。ライオンキングのあれ。


ほうほう。

(後で思うにジュラシックパーク1のあれもスタンピードだよな。)


蝗害はローカスト プレイグ。

プレイグはわかる?


聞いたことある。なんか、悪い意味だよね。


そうそう。

ブラックプレイグで画像検索してみるね。



あ、この仮面は、ペストのやつね。(金属製のカラスみたいなやつ)


そう。ブラックプレイグは黒死病。プレイグは、過ぎ去っていって、その後甚大なダメージが残るみたいなそういう概念だね。


へぇ。



あとで調べたらプレイグそのものがペストと訳されることも(が)多いようで、それだけペストのインパクトが強かったということだろう。


stampede:

an occasion when many large animals or many people suddenly all move quickly and in an uncontrolled way, usually in the same direction at the same time, especially because of fear


plague:

[countable] any disease that spreads quickly and kills a lot of people


[countable] plague of something large numbers of an animal or insect that come into an area and cause great damage


The plague :The plague refers to a disease that appeared several times in the 14th century and later and that killed more than one third of the people in Europe and many people in Africa and Asia; Black Death.




YouTubeで流れてきた画像に、渡辺直美さんとゆりやんレトリィバァさんが作ったパロディーの動画があった。

何より本人たちが自信をもって楽しんでいて、

振りきれてていいね!という感じだったんだけど、


このもとになった動画のアーティストが最近、痛々しいくらい痩せているのは複雑だ。


「他人が人の体型にどうこう言うべきでない」「私は前よりも健康だ」と当人が発信している。


そのとおりなんだけど。


これだけ才能があって世界に影響力を持っている人だから、悪意のない批評を受けることにも一定の責任はあるかなと思う。なので書いちゃってる。


その上で。

「私が前より健康的」といった発言については、ED(earing disorder)で亡くなるような人たちも、そう言っているように思う。

直美ちゃんたちは、自分達を健全に客観視して、その上で「自分はこれでよい」と思っているのが伝わるから、安心して見ていられるんだけど。


この人が、本当に、「今の方が魅力的」と思っているのであれば心配だ。

客観的に自分を見るのは、たぶん、どんな人にとっても難しい。EDは、その機能(自分を客観視する力)が影響を受けてしまう病気だと思う。


だから、必要なサポートが与えられることを願う。


トベルスキとカーネマンが明らかにしているように、私たちが、過去、どのように感じていたかについての、今の評価はすごく不正確だ。

確かに痩せる前、痩せなければと思っていたときの瞬間の感情を取り出すと「不幸」であったかもしれないけど、それは全部でない。



とはいえ、たとえば私がこんなふうに発信することが、少なくとも、ED当事者にとっては、ほとんど?全く?意味がないのも事実だと思う。

逆効果でさえあるかもしれない。


当事者のブログとか手記とかをみると、EDを認めていてなお、栄養を拒否してしまう人がたくさんいるのがわかる。

本当に難しいことなんだと思う。


それに、知識のない人間が不用意に本人に干渉するのはとても危険だ。却って接点を閉ざされてしまう。(全然関係のない文脈で、それを痛感したことがある。)


身近で、それでいて致死性の、深刻な病気だと思う。


前のジムで、見かける機会のある人々の中に、

おそらくEDじゃないかなと思われる人が

二人ほどいた。

一人は見かけるときはいつも延々とランニングマシンで走り続けていて、

何かから逃げてるみたいに必死な顔が印象的だった。


もう一人は、ちょっとびっくりするぐらい細くて、歩けてるのが不思議にみえた。

何歳なのか全く検討もつかない。

実は直視できなくてあんまり表情はわからなかった。


そのジムは結構大きなところだったから(つぶれたけど…)、

スタッフが常駐していて、いつも巡回しているし、

何かあったら対応できると思うから、

この人たちが自分の家の中や町を一人で走るよりはよいのかな…くらいに見ていた。

(いまどうなったんだろう)


それにしても、多くの場合、「他の人からみて魅力的でありたい」からスタートしていることが、


いつのまにか「他の人がどう言おうと信じられない」に変わっていってしまい


一番心配している人の声をシャットアウトして、


命さえ脅かされてしまうのはなんというか……


村上春樹の羊をめぐる冒険で、ネズミは、他の人との関わりの中で、深刻な自己の混乱や喪失に遭遇し、それを「本質的な弱さ」だと言っている。本質というのは、自己というのは他の人との関わりによって形成され、どうしたって相対的になるからだと思う。

他の人の目線にならなければ「客観性」は保てない。だけど、他の人の目線のみになり本来の自分がわからなくなったら、人は自己を保てないのではないか。

本質的な脆弱性とはそう言う話だと解釈してる(全然違うかもしれない)。


ねじ巻き鳥クロニクルには、ホテルの一室で殺されてしまった男性(シナモンの父親)が出てくる。


マスコミに取り上げられ、注目されていたこの人は、何者かに顔を切られ、内蔵を持ち去られてしまう。

「本来の自己」のなり損ないのような運動や傾向や衝動みたいなものが、彼を殺したのかもしれない。


ダンスダンスダンスにも最終的に自殺してしまう俳優がでてくる。自己破壊衝動。


村上春樹の小説を読むことは、私にとっては、解釈が間違っていたとしても

いろんな整理になる。

でも、別のアプローチが必要な人も多いだろうと思う。。。