Kちゃんの年次報告書作成の添削をしてる。

私も、Kちゃんも、大変。

 


早めに原稿を出してくれたのだけど

???????(動揺)」 というところから始まった。

以下は伝えたことの抜粋。

 

●まずは、「骨子」を教えて。

骨子だけで意味が通るようにしよう。
上のセンテンスと下のセンテンスが「↓」で自然に繋がるようにしてください。

●唐突に重要な概念が新登場するのは避けよう。必要な事柄は「背景」とか「目的」とかで説明しておくこと。
「いつのまにかいるけど、お前だれやねん」にならないように。

 

●実験の仮説は観察できる内容にしよう。

「○○は重要である」とか「欠かすことができない」は仮説ではないよ。

それは仮説が支持されたときに、考察で言えること。


●「仮説1はパス解析、仮説2は媒介分析で検証する」という発想は不自然。

パス解析は、重回帰分析、媒介分析を同時に行う手法。

A→B→Cという構造を含んだパス解析をしているのに、

別途A→B→Cの媒介分析をしているのは不自然。
より単純な構造で媒介分析を行い、要因の同士関係性に当たりをつけた上で

仮説モデルを策定し、パス解析をするというならあり。

 

●パス解析で、「→」がループになっている部分があってはいけません。

外生変数が一つは必要。二つ以上ある場合は、原則共分散を仮定してください。

 

●媒介分析にせよパス解析にせよ、分析ごとに→の向きや投入する変数が違うのはNG。やみくもにやるのではなくて一定の理屈を持って、一貫性を持って仮説モデルを作るようにしよう。

●因子分析をした後に天井効果床効果をチェックするのではなくて、
最初にすべての項目の天井効果や床効果をチェックして、

問題ないことを確認してから因子分析をしよう。

●やみくもに因子数を変えて指定して、一番、RMSEAなどの適合度指標の高いやつを選択するという発想はよくないよ。指標の値はたしかに大事だけど、それより筋の通った解釈ができるかが大事。


●だからといって、因子分析の結果、2因子構造だと想定と違ったから、より自分の想定に沿っている3因子構造を採用する、というのはNG。

 

 

かなり早めに出してくれたけど、

こんなやりとりをずーっとやっていて

そろそろ締め切りが迫ってきて、彼女も私も焦っている。

 

非常に熱意があって素直な子ではあるから、

色々指摘しないといけないのが申し訳ないし。

 



でも、私も、かなり我慢強くない?


(と、他の人には言わないので、代わりにここに書く。)

 

 

 

 

なんか、絡まりに絡まったネックレス類をほどいていってるような感覚だ。

いまは、ちょっとそれぞれのネックレスの形がはっきりしてきたようなかんじ。

 

 

最近、ネットには親切なサイトがたくさんあって、

統計ソフトを使って高度な分析をする方法を解説してくれてる。

それに沿って操作をすればアウトプットは出る。

でも、彼女の場合、

たとえるなら、四則演算のところをちゃんと勉強しないまま

平方根とか二次関数にチャレンジしようとしてるような…

「それっぽい結果が出力されてしまう」というのがよろしくない。

 

 


レポートが出てくるはるか前の段階から、

サポートしないといけなかったんだろうな。

 

経験が浅い人が独学でSEMとかに手を出しているのを見かけたら

とめたほうがよいな…


そもそもちゃんと系統立てて学ぶ機会が必要だよな…
 

とか

いまさらいろいろ思うところがある。